カメラに興味が湧いてきたけど、メーカーも種類もたくさんあって選びきらない、、、
そんな方には、ただひたすらにSONYの『α7iii』をオススメします。
何故なら、α7iiiはコスパ最高だからです。
この記事の筆者は写真家兼ライターの「とも」です。
全国を旅しながら、風景写真を撮影して生活しています。
そんな筆者がメイン機として使っているのが『α7iii』。
このカメラを使い、様々なスポットを撮影してきた筆者なので
「思考停止でこのカメラを買いなさい」
と言いたいのを我慢して、しっかりこのカメラの良さを解説していこうと思います。
ということで今回は「α7iiiをただオススメするだけの記事」というテーマでお話していきます。
α7iiiの値段と性能
まずはα7iiiの値段と性能についてお伝えします。
お伝えする項目は以下のとおり。
- 1.値段
- 2.センサーサイズ
- 3.画素数
- 4.最大ISO感度
- 5.ボディ内手ブレ補正
この5項目を押さえておけば他のカメラとの比較もできるし、買ってから困ることもないです。
もし今、「知らない単語が並んでる、、、」と思った方は下記記事に一眼カメラの特徴や撮れる写真をまとめているので、参考にしてみてください。
【買おうか迷っている方へ】一眼カメラじゃないと撮れない写真を紹介
それではいきましょう!
値段
α7iiiの値段は約208,000円です。(令和3年7月時点)
ピンからキリまであるカメラの中で、α7iiiがどの辺りの価格帯にあるかって気になりますよね?
結論としては、中の下くらいの価格帯です。
α7iiiはSONYミラーレスの「中級モデル」で、上位モデルの『α9ii』はなんと49万円。
そして、エントリーモデルの『α6400』は手頃な12万円です。
発売されたのは2018年3月で、最新鋭ではないので22万ほどに落ち着いてる感じです。
「最新鋭じゃない中級モデルを今から買って大丈夫なの?」
と思われる方もいるでしょうが、そもそもα7シリーズのスペックが抜群に良くて、α7やα7iiを今使っているプロの方もたくさんいます。
そんなα7シリーズの中でも特に優秀で、ロングヒットを続けるα7iiiなので、今から買っても全く問題ありません。
筆者もまだまだこのカメラにお世話になるつもりです。
センサーサイズ
このカメラのセンサーサイズは『フルサイズ』です。
一眼カメラのセンサーサイズは主に3つあり、その中で最も大きいのがフルサイズ。
センサーが大きいと白とび黒つぶれに強くて、ボケが出やすくなる等のメリットがある反面、本体が大きく高額になるというデメリットもあります。
α6400が低価格なのは、1ランク小さい「APS-Cサイズ」のセンサーだからなのです。
ただ、安いとは言えAPS-Cしか持っていないと「フルサイズだともっと良い写真が撮れるのでは?」
という疑問が常に浮かんでしまうので、それなら最初からフルサイズを買うのが良いとも言えます。
実は筆者もAPS-Cのα6300を先に買い、その後でα7iiiを購入しています。
結果的にはどちらも持ってて良かったですが、予算的に2つがキツそうなら最初からフルサイズも十分アリです。
画素数
α7iiiの画素数は2,420万画素です。
最近の一眼カメラでは標準といったところで、上を見れば倍以上のカメラもたくさんあります。
しかし実は、カメラの画素数はほとんどの場合このくらいで十分です。
そもそも、高画質で知られる4Kで約800万画素なので、2,000万画素あってもなかなか使う場面は無いというのが実情。
野生動物の撮影でトリミングを前提にしていたり、大判で印刷する場合は話が変わりますが、そうでないなら2,000万画素あれば十分過ぎるくらいです。
最大ISO感度
α7iiiの最大ISO感度は51,200です。
最大ISO感度が高いと、暗い場所での撮影で発生するノイズを抑えることができます。
α7iiiの5万という数値がどのくらいかというと、実は上位機種のα9iiと同じ値。
最新の高感度モデルα7Siiiは10万もあり、とても敵いませんが、5万あれば夜景や星景撮影も全く怖くありません。
ボディ内手ブレ補正
α7iiiにはボディ内手ブレ補正が搭載されています。
動画においては、カク付きの無い滑らかな撮影ができるので、見る側のストレスが全然違います。
写真に関しては、ずっと手ブレ補正を使わなければ「そんなの無くても写真撮れるし」で済むかもしれません。
でも、一度手ブレ補正有りのカメラを使うと「手ブレ補正無いカメラとか無理」ってなっちゃいます。
そのくらい、使い勝手に影響する機能なのです。
ここまで、α7iiiの値段と性能についてお話しました。
中級モデルではあるものの、十分過ぎるほどの満足性能です。
最新機種でもなくて、これより高スペックのカメラもたくさんありますが、筆者的には
「これ以上を求める必要は無いな。」
という感じです。
続いて、その理由について簡単にまとめてお話します。
α7iiiより上もあるけど要らない理由
α7iiiより高スペックなカメラはたくさんあります。
画素数で言えば『α7Riii』や『α7Rⅳ』は倍近い画素数があります。
最大ISO感度だと『α7Siii』が倍近い感度。
どれも素晴らしいカメラですが、先ほどもお伝えしたとおり、この高スペックを活かしきる場面があまり無いというのが実情です。
もちろん、より高性能なカメラを持つに越したことはないですが、費用対効果を考えるとα7iiiがベストだろうとも思うのです。
最前線に立つプロ達がα7iii以下のスペックで今も戦っているところを見ても、
「これ以上のスペックは要らないな」
と改めて思います。
α7Cとの比較
α7iiiとほぼ同じ性能で、より軽量化されている『α7C』というカメラがあります。
両者を値段とサイズで比較するとこちらの通り。
α7iii
- 値 段:208,000円
- 重 さ:650g
- 大きさ:126.9×95.6×73.7mm
α7C
- 値 段:195,000円
- 重 さ:509g
- 大きさ:124.0×71.1×59.7mm
「値段もサイズもα7Cの方が有利じゃん!」
ってなると思いますが、1つ大事なポイントがあります。
α7CのEVF(電子ビューファインダー)が小さいことです。
EVFとは撮影の時に片目で覗き込むアレです。EVFが小さいと撮影で細部の確認がしづらいので、仕上がりが思ってたのと違ってきたりします。
動画撮影ではモニター確認だけで済ませることもありますが、スチル撮影でEVFが小さいのは結構致命的です。
すでに動画がメインと決めている方なら軽量のα7Cをおすすめしますが、そうでないならα7iiiがやっぱりおすすめ。
EVFの大きさはそのくらい重要です。
α7iiiと一緒に使って欲しい単焦点レンズ
α7iiiを購入する際には、キットズームレンズではなく、できれば単焦点レンズを購入して欲しいです。
単焦点レンズは、ズームできない代わりに、画質や明るさに特化して安価なものが多いです。
『溶けるようなボケ』や『パリッとした解像感』などの、一眼ならではの写真を撮るなら、単焦点レンズがオススメ。
そんな単焦点の中でも筆者オススメのレンズを下の記事にまとめてあります。
ぜひα7iiiとセットで購入して欲しいです。
α7iiiと一緒に使って欲しい単焦点レンズ!【ズームも少し】
α7iiiをただオススメするだけの記事まとめ
今回は「α7iiiをただオススメするだけの記事」を書きました。
冒頭にお話したスペックをまとめると。
- 1.値段:217,000円
- 2.センサー:フルサイズ
- 3.画素数:2,420万
- 4.最大ISO感度:51,200
- 5.ボディ内手ブレ補正:あり
となります。
筆者もこのカメラで長く撮影していますが「こんな時にあのカメラがあれば、、、」などと別のカメラに乗り換えたくなったことは一度もないし、「寿命がくるまで使い続けたいな」と思っています。
最新鋭とは言えないし上位モデルもありますが、十分過ぎる性能をα7iiiは持っています。
ぜひこのカメラであなただけの一枚を撮影してみてください。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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