屋久島登山でテント泊をお考えの方へ。
秋の屋久島で、淀川登山口から白田谷雲水峡の山中1テント泊縦走に行ってきました。
写真もたっぷりあるのでどうぞご覧ください!
1.鹿児島港から屋久島安房港へ
ひと月に35日雨が降ると言われる屋久島で、なんとか晴れの日に宮之浦に登りたい…。5~7月は梅雨、8~10月は台風が油断ならず、12~2月になると寒さと雪が辛い。となれば3、4、11月しかない!ということで11月上旬に行くことに。
鹿児島港の高速船ターミナルから屋久島へ出発します。相方は遠方在住なので屋久島空港へ飛んできます。登山開始は翌日早朝からなので15:00発17:30着の便に乗り、安房のホテルに泊まります。
10分前にアナウンスがあり搭乗開始。片道8,400円というなかなか高額な船旅。
1階はしぶきで窓が汚れていて景色を楽しめないので2階がおすすめ。(帰りは2階に上がる気力もなかったので1階にしました…)人が少なかったのでリュックを隣に置かせてもらいました。高速船は80kmもの速度になるので、シートベルトを締めて乗ります。
百名山の1つで薩摩富士こと開聞岳が見えました。きれいな三角です。屋久島は安房港に着くともう日が沈むところでした。相方と合流して居酒屋で地酒を飲み、明日に備えて早めに就寝。
翌日、朝6時にタクシーで淀川登山口へ向かいます。タクシーは事前に予約しておりました。登山口近くまでバスでも行けますが、便が少なく、出発も遅くなるので今回はタクシーを利用します。
2.淀川登山口から宮之浦岳へ
50分ほどで淀川登山口へ到着。駐車場にはすでに車がたくさん停まっていました。トイレを済ませてちょうど7:00に出発!結構寒いけど大丈夫かな…
40分ほど歩くとすっかりぽかぽか。と、看板が。すでに立派な木々と苔むした緑に感動してましたが、ここからが自然遺産でした。
誰がどうやって…と思うほど綺麗に整備された登山道。ありがたいです。
7:50 淀川小屋に到着。すぐ先に川がありましたが、淀川かな?とんでもなく透き通って綺麗です。11月は紅葉も楽しめて良いです。
南国なので森林限界が高いのでしょうか。2時間ほど歩いて、やっと見晴らしが良くなってきました。輪切りにしたような岩が山頂に乗ってます。不思議。
展望所の案内標識を見つけたので、行ってみることに。
おお!良い景色。展望所は飛び出た岩の上なのでかなり広く見渡せます。開けたところに出て、少し疲れがとれました。元のルートに戻ってまた森の中を進んでいきます。
9:30 花之江河というところに出ました。川というか湿地というか不思議なところ。持っていた地図に水場のマークがあったので期待していましたが、「ここが水場」というような表示はなく戸惑いました。結局よくわからず、水は諦めることにしましたが、その辺から湧いてる水がきれいだったし、それを飲めば良かったのかな?
10:40 背の高い木々は少なくなり、どんどん見晴らしが良くなります。花之江河以降はロープ場があったり、急な道が多くてしんどかったりもしますが、景色でリフレッシュしながら登ります。
11:00 木はほとんどなくなり、笹が増えてきました。植生でだんだん景色が変わってくのが楽しいです。この後ガスが出てきて、景色も見えず、ちょっと気分が重くなります。
11:40 ガスで周りが見えない中、やっと頂上着いた?と思ったけど宮之浦岳でなく栗生岳。でも1,867mもあって九州三番目の高さがあります。
あと少しあと少しと言い聞かせながら急勾配を登ります。相方もしんどそう。
後ろを振り返ると、雲が切れてました。このまま頂上までもってくれれば…
12:40 着きました!1,936m九州最高峰の宮之浦岳山頂です。
少し下には雲海が見えます。上にも少し雲があって、ちょうど雲と雲の間にいるようです。
今まで通ってきた道を振り返ると、これまた絶景。雲のおかげもあって仙人にでもなった気分です。
止まっているとさすがに寒くなってくるので、仙人気分でカップヌードルをいただきます。ジェットボイル様様です。
いよいよこれから屋久島登山でテント泊します!
が、続きはまた次の記事で。
https://47prefectures.com/kagoshima-2/参考リンク
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