ZV-E10の価格は8万円くらいだけど、これって安いのかな?
8万円という価格は、何も考えずに手を出せる金額ではありませんよね。カメラ初心者なら尚更だと思います。
しかし、すでに一眼カメラを持っている人からすると
「8万円は安すぎるだろ」「そんなに安くて性能大丈夫?」という感じ。
この記事では、あまりにも価格が安いZV-E10に安心できる性能があるかお話します。
この記事の筆者は写真家兼ライターの「とも」です。
全国を旅しながら風景を撮影したり、機材に関する情報を発信しています。
そんな筆者はSONY製カメラの愛用者で、すでに2機のカメラを持っています。
しかし、ZV-E10の価格とスペックを確認したところ、即ポチするに至ったのでその理由もあわせてお話したいと思います。
ということで今回は「ZV-E10の価格は安い?SONY機ユーザーが即ポチした理由」というテーマで記事を書きます。
「ZV-E10の価格は安い」と言える理由
冒頭にもお話した通り、ZV-E10のカメラ本体価格はおよそ7.1万円です。
この価格が安いと言い切るには、スペックを理解した上で他のカメラと比べる必要があります。
ということで、「ZV-E10のスペック概要」と「価格の比較」に分けてお話します。
ZV-E10のスペック概要
ZV-E10のスペック概要を紹介するとこんな感じです。
- センサー:APS-C
- 画 素 数:2,420万画素
- 最大ISO :32,000
- 重 さ:343g
- 動 画:4K30fps、フルHD120fps
これに加え、電子式手ぶれ補正(アクティブモード)が搭載されており、「ボケ切替」や「美肌効果」などの目新しい機能も追加されています。
また、液晶モニターが回転する「バリアングル」タイプなので、自撮りなどもしやすいです。
詳しい解説が見たい方はこちらの記事を読むと良いです。
簡単にまとめると、既存一眼カメラの性能そのままに軽量化され、電子式手ぶれ補正や新機能が加わった機種と言えます。
そんなZV-E10は他のカメラと比べて安いのかどうか比較して検証しましょう。
価格の比較
ZV-E10の価格が安いかの検証として、次のカメラと価格を比べます。
- SONY α6400
- Nikon Z50
- Canon EOS Kiss M2
ZV-E10と同じAPS-Cセンサーのカメラで比較します。性能が個々に違うので、ざっくりですが比較できるようにしておきますね。
α6400 | Z50 | EOS Kiss M2 | |
値段 | 10.9万 | 8.0万 | 8.5万 |
画素数 | 2,420万 | 2,088万 | 2,410万 |
最大ISO | 32,000 | 51,200 | 25,600 |
動画 | 4K30p | 4K30p | 4K30p |
重さ | 403g | 450g | 388g |
手ぶれ補正 | × | ○ | ○ |
バリアングル | × | × | ○ |
どれもZV-E10より前に発売されたカメラですが、値段は7.1万円以上となっています。重さはZV-E10の343gが最軽量だし、手ぶれ補正とバリアングル液晶も揃ってますからかなり優秀。
つまり、他のAPS-C機種と同等以上の性能を持っているので、ZV-E10はやっぱり安いと言えます。
ただ、1点だけ注意して欲しいのはZV-E10にはファインダーがついてないことです。他の機種にはファインダーがついているので、静止画撮影の難易度が違います。
あくまで、動画撮影メインで考えた時に、有利ということをお忘れなく。
続いて、すでにSONYのミラーレス機を2台(1台はフルサイズ機)持っている筆者が、なぜZV-E10をポチったのかをお話します。
ファインダーがなくても、サムネ撮影などには困らないと思います。ただ、本格的な静止画撮影になると厳しいかも。
筆者がZV-E10を即ポチした理由
筆者がZV-E10を即ポチした理由は、できるだけ軽いカメラでHDR撮影したかったからです。
HDRはハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range)のことで、撮影できる明るさの範囲が広く、諧調豊かな映像を撮影できます。
筆者が持っている「α6300」というAPS-C機は、少し前の機種なのでHDR撮影できません。同じく所有している「α7iii」というフルサイズ機は、HDR撮影できるけど重くてちょっと大変。
α6400やα6600ならHDR撮影できますが「もうちょっと様子見るか」と思っていたところに、ZV-E10の発売発表。軽量化されて電子手ぶれ補正もついてることが分かり、即ポチったというわけです。
今後はZV-E10を動画用にして、α7iiiを写真用で運用できればと思っています。α6300とはお別れするかもしれません、、、。
ちなみに、HDRは『ピクチャープロファイル』を「PP10」に設定すれば撮影できますが、初心者にはあまりオススメしません。(「REC709」に変換するとか「LUT」が必要だとか、初心者には難解です)
ピクチャープロファイルを調整するのは、F値やシャッタースピード、フレームレートなどの基本的な設定を覚えた後でOKです。
ピクチャープロファイルは動画撮影において非常に大事。最初のうちは「PP6」などを使えば、手軽に映画みたいな雰囲気を出せてオススメです。
ZV-E10の価格まとめ
今回はZV-E10の価格についてお話してきました。簡単に内容をまとめます。
ZV-E10の価格7.1万円が安いかを判断するために、まずスペックの概要をお伝えしました。概要はこちらです。
- センサー:APS-C
- 画 素 数:2,420万画素
- 最大ISO :32,000
- 重 さ:343g
- 動 画:4K30fps、フルHD120fps
そして、同じAPS-C機である3つのカメラと比較を行いました。
結果、ZV-E10は他のカメラ以上の性能を持ちながら価格は最安であることが分かりましたね。
そして余談ですが、既にSONY機を持っている筆者がなぜZV-E10を買うに至ったかをお話しました。
理由は、ZV-E10は軽量かつHDR撮影可能だったから。
ピクチャープロファイルをPP10にすれば階調豊かな映像を撮影できます。ただ、カラーグレーディング前提となるので初心者にはPP6がオススメです。
以上、今回はZV-E10の価格についての記事でした。最後までお付き合いいただきありがとうございます。
この記事がみんさんのお役に立てば幸いです。
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