DJI RS3 Miniはα7IVやFX30にも相性抜群のジンバル|スペック・メリット・デメリット解説

DJI RS3 Miniはα7IVやFX30と相性抜群|スペック・メリット・デメリット解説
カメラ男子

DJI RS3 Miniってどんなジンバル?フルサイズ機とも相性は良いかな?

DJI RS3 Miniはα7IVやFX3などのSONYのフルサイズ機に相性バッチリです。

そしてAPS-Cではやや重めのFX30などとも良い組み合わせだと思います。

筆者はα7IVとFX30をこのジンバルに載せていますが、これ以上ないのではというほど使いやすい、相性抜群のジンバルです。

今回はそんな『DJI RS3 Mini』のスペックやメリット、そしてデメリットまで紹介していきます。

ちなみにこの記事の筆者は「とも」です。

SONYカメラを使って映像制作を行っており、動画コンテストで賞もいただいたりしています。

そんな経験豊富な筆者もお気に入りのDJI RS3 Miniについて紹介していきます。

目次

DJI RS3 Miniのスペック概要

まずはDJI RS3 Miniのスペックから紹介していきます。

まとめるとこんな感じです。

  • 最大積載量2kg
  • 重さ850g
  • Bluetoothでカメラと接続
  • タッチパネル操作
  • 各種フォローモード対応

それでは1つずつお話していきます。

最大積載量2kg

DJI RS3 Miniの最大積載量は2kgです。

2kgと言ってもカメラとレンズのバランスを保つために実際はもう少し軽くする必要があります。

ただ公式情報によるとα7シリーズ(約700g)とSEL2470GM(約900g)を載せることができるとのことで、これだけのパワーがあれば十分ではないでしょうか。

筆者はα7IVとセットでSELP1635G(353g)をジンバルに載せてよく撮影しますが、合計1kgちょっとなのでまだまだ重くできそうです。

重さ850g

DJI RS3 Miniの重さは850gです。

同じくDJIから発売されているRS3は1.3kgでRS3Proは1.5kgあるので、RS3Miniがかなり軽量化されていることがわかります。

筆者はフルサイズ用ジンバルとしてMOZA Aircross2というジンバルを使ってきましたが、こちらも950gで100g重いです。

撮影機材の100gは思っている以上に大きいのでありがたい。

Bluetooth接続

DJI RS3 MiniはカメラとのBluetooth接続が可能です。

接続することで録画・停止をジンバルのグリップでできますし、ダイヤルを回すことでF値・SS・ISO感度などを調整できます。

しかもレンズがパワーズームに対応していればダイヤルでズームまですることができます

筆者もα7IVと早速接続して快適に撮影できていますし、SELP1635Gはパワーズーム対応レンズなので、これを使ってドリーズームなども簡単にできそう。

タッチパネル操作

DJI RS3 Miniは設定変更などをタッチパネルで行います。

ボタンがいくつもあるよりは初心者にも分かりやすいと思います。

そして個人的に良いと思うのが日本語表示されることです。

筆者が今まで使ってきたジンバルは全て英語表示だったので、特殊な単語が出てくると何が何だかわかりませんでした。

日本語表示されると、内容がスッと入ってくるので機能の把握がかなりスムーズになります。

各種フォローモード対応

DJI RS3 Miniには大きく5つのモードがあります。

  • パンフォロー
  • パン&チルトフォロー
  • FPV
  • 3Dロール
  • カスタム

パンフォロー

パンフォローは水平方向の動きにだけカメラが追従するので、風景の歩き撮りなどに向いています。まずはコレを使えばOK。

パン&チルトフォロー

パン&チルトフォローは水平と垂直方向の動きに追従するので、風景の歩き撮りに縦の動きも加えることができます。

ただ油断するといつの間にかカメラが上や下を向いたりするので、安定感はパンフォローの方があります。

FPV

FPVは水平垂直にロール(光軸回転)も加わります。

うまく使えば空を自由に飛んでいるような表現ができますが、不安定な印象にもなりやすいので、特殊な表現をするときに使うと良いです。

3Dロール

光軸を中心に回転するような映像を撮影できます。

これまた特殊な表現で使うので、普段使い用ではありません。カメラが上を向くのでジンバルを横向きに持って使います。

カスタム

パン・チルト・ロールの3軸をそれぞれフォローさせたりロックしたりできます。

カスタムモードがあるので、このジンバルは基本なんでもできると思います。

モード説明は文章だとわかりづらい部分があると思うので、スペック解説含め動画にしてあります。よければご覧ください。

DJI RS3 Miniのメリット

ここまでDJI RS3 Miniのスペックを紹介してきたので、ここからメリットをお伝えします。

スペックでお伝えした内容をもう少し深掘りするような内容です。

  • これ以上のパワーは要らない
  • 操作性が抜群
  • コスパが良い

これ以上のパワーは要らない

DJI RS3 Miniは最大積載量2kgというパワーを持っています。

そして筆者はこれまでジンバルを使う中で、これ以上のパワーが必要になったことがありません。

もちろん、大口径のズームレンズを使ったり、カメラにケージや機材をつけたまま載せれば限度を超える可能性もあります

ただカメラ単体に500gくらいのレンズ、あとマイクをつけるくらいなら全く問題ないです。

そもそも重くしすぎると撮影の負担も増すのでやりたくないものです。

筆者としてはフルサイズ機での撮影はこのジンバルさえあれば良くて、これ以上のパワーは要らないです。

操作性が抜群

RS3 MiniのBluetooth接続はかなり重宝します。

今までもカメラと接続できるジンバルというのはありましたが、ケーブルでの有線接続が必要だったり、対応機種が限られていました。

なので結局カメラ側で設定や録画・停止するという泣き寝入り状態だった方は多いと思います。

RS3MiniがBluetooth接続できる機種はかなり多く、僕が使っているα7IVやFX30、ZV-E10も接続できています。

タッチパネルも内容がシンプルなのに、モード切り替えやフォロー速度変更、バランスチェックなど必要な昨日は網羅してあり、操作性は言うことなしです。

コスパが良い

DJI RS3 Miniは2023年2月時点で税込52,000円ほどです。

同じくらいの価格帯だとZHIYUN CRANE M3などが挙がると思いますが、こちらは最大積載量の公表がなく、カメラとレンズの組み合わせは結構悩ましいです。

対応リストを見る限りではフルサイズ機に200〜300gくらいのレンズが限界のようなので、RS3Miniの方が圧倒的にパワーがあることがわかります。

もっとRS3やRS3Proなどもっと強力なジンバルもありますが、先ほどもお伝えした通りこれ以上のパワーが必要になる撮影環境は多くはないです。

DJI RS3 Miniのデメリット

DJI RS3 Miniのメリットをお伝えしてきたので、ここからデメリットをお伝えします。

  • めちゃくちゃ軽くはない
  • アルカスイスが使いづらい

めちゃくちゃ軽くはない

DJI RS3 Miniの重さは850gで、RS3やRS3Proより圧倒的に軽いのは間違いないですが、他のジンバルより圧倒的に軽いかと言われるそうでもないです。

先ほど紹介したCRANE M3は700gなので150gも軽いですし、僕が使っているCRANE M2Sというジンバルはたったの549gです。

これらと比べると軽いとは決して言えません。

ただ重要なのは重さに対してのパワーであって、CRANE M3はフルサイズ機だとレンズを選ぶようなちょっと半端なパワーなんです。

逆にZV-E10のようなかなり軽い機種を使うならそこまでパワーは必要ないと思いますし、実際筆者もZV-E10はCRANE M2Sで運用しています。

アルカスイスが使いづらい

RSシリーズはアルカスイス互換を売りにもしているジンバルです。

アルカスイスというのはジンバルや三脚などの機材とカメラの着脱をスムーズにするマウントみたいなものです。

ケージの底にもアルカスイス用の溝が掘ってあって、対応ジンバルへの着脱を容易にできたりするんですが、RS3Miniのアルカスイスは正直使えません。

というのも溝の向きが本来の向きと垂直なのでカメラが横を向いてしまうんです。

RS3やRS3 ProなどではSmallrig製のプレートをつけて、ケージそのままで載せられるみたいですがこのプレートがRS3Miniにもつけられるのかは不明。

何かしら良い使い方があるのかもしれませんが、筆者はケージを外してジンバルに載せている状況です。

DJI RS3 Mini まとめ

今回はDJI RS3 Miniのスペックからメリット・デメリットまでお伝えしました。

RS3 Miniは本体の重さと最大積載量のバランスがとても良いので、フルサイズ機を運用するパワーがありながら重さの負担は少なめです。

APS-Cメインだとちょっとパワーが過剰かなとも思いますが、APS-Cもフルサイズも1本で済ませたいという場合には良い選択になりそうです。

筆者もこのジンバルでたっぷり作品撮りていくつもりです。

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