α7iiiで動画を撮りたいけど、どんなレンズが良いか分かりません。
そんな方に向けて、動画用おすすめレンズを紹介します。
今後のために、動画用レンズの「選び方」も解説するので、良し悪しを理解した上でレンズを選べるようになります。
この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。
全国を旅しながら風景を撮影したり、写真好きの皆さんに役立つ情報をお伝えしています。
そんな筆者はSONYα7iii愛用者で、色んなレンズで動画を撮ってきました。
失敗しながら、たっぷり動画経験を積んだ筆者なので、ノウハウばっちりです。
皆さんに役立つ情報をお伝えできると思っています。
ということで今回は「α7iiiにおすすめの動画用レンズ7選!【選び方も解説】」というテーマでお話します。
α7iii動画用レンズの選び方
α7iiiの動画用レンズを選ぶにあたって確認すべき項目をまとめました。
こちらです。
- 自撮りするか
- ズームか単焦点か
- ジンバルを使うか
それぞれ解説していきます。
自撮りするか
自撮りをするなら「広角レンズ」を選ぶ必要があります。
標準レンズなどでは顔が入りきらないので、自撮り動画がまず成立しません。
目安としては、大きくても焦点距離24mm。背景も程よく入る20mmが最適だと思います。
これより小さくなると、自分は小さくなって背景は広く映っていきます。
動画の方向性に応じて決めれば良いと思いますが、自撮りするなら20mmがおすすめです。
ジンバルを使うか
ジンバルを使うなら重さを抑える必要があります。
動画撮影でレンズは軽いほうが良いに決まってますが、ジンバルを使うならもはや死活問題。
耐えられる重さを確認しておかないと、ジンバルが機能停止します。
また、大きいレンズは縦に回らなくてバランス調整に苦慮したりもします。
日中の動画撮影では明るさは求められないので、必ずしも大口径レンズでなくてOKです。
ズームか単焦点か
画角を変えられる「ズームレンズ」か、画角が1つの「単焦点レンズ」か。
それぞれ一長一短あるので、どちらが自分に合うか考える必要があります。
単焦点のメリットはコンパクトさと明るさなので、ジンバル撮影や夜景撮影する方は単焦点が良いと思います。
ズームは自分が動いて距離を調節できなかったり、ズームのシーンを入れたい時使います。子供の運動会などはズームで撮ることになるでしょう。
安価なズームレンズは解像度が悪かったりするので注意が必要。
それぞれ一長一短と言いましたが、個人的にはズームだと選択肢が増えて疲れるので、単焦点がスッキリしておすすめです。
以上、ザッとではありますが、動画用レンズの選び方を解説しました。
ちなみに、α7iiiにはボディ内手ブレ補正が搭載されているので、レンズに手ブレ補正がなくても問題はないです。(あるに越したことはないですが)
それではいよいよ、α7iiiオススメの動画用レンズを7つ紹介します。
α7iiiおすすめの動画用レンズ7選
ここからα7iii動画撮影用レンズを紹介していきます。
紹介するのはこちらのレンズ。
- 1.SEL20F18G
- 2.TAMRON 20mm F/2.8
- 3.SEL24F28G
- 4.SEL50F25G
- 5.TAMRON 17-28mm F/2.8
- 6.SEL2860 F4-5.6
- 7.SEL70300G F4.5-5.6
それでは紹介していきます!
SEL20F18G
- 焦点距離 20mm
- 開放F値 F1.8
- 重 さ 373g
- ジンバル ○
- 値 段 110,000円
まずは広角20mmの単焦点レンズ。
開放F1.8の明るさを持ちながら373gの軽量。α7iiiと合わせ1,023gなので、小型ジンバルでなければ運用可能。
この明るさならジンバルで夜景撮影もできます。
SONY純正レンズの中でも高解像かつ綺麗なボケの「Gレンズ」なので、クオリティの高い動画撮影ができます。
20mmが少し広いなと思ったら、α7iiiの「Super35mmモード」なら標準域に近い30mmの画角で撮影できます。
画質も明るさも求めるならこのレンズにしましょう。
TAMRON 20mm F/2.8
- 焦点距離 20mm
- 開放F値 F2.8
- 重 さ 220g
- ジンバル ◎
- 値 段 37,000円
こちらはサードパーティ、TAMRONの広角レンズ。
画角は先ほどのGレンズと同じですが、軽量かつ値段も安いのが良いです。
α7iiiと合わせて900gもいかないので、ジンバル撮影にもバッチリ。
高いレンズと比べると解像度は落ちますが、これから動画をはじめてステップアップしていくという方にはオススメできるレンズです。
SEL24F28G
- 焦点距離 24mm
- 開放F値 F2.8
- 重 さ 162g
- ジンバル ◎
- 値 段 72,000円
SONY純正のGレンズ。
重さたったの162gで今回紹介するレンズで最軽量。しかもGレンズの高解像と優しいボケを持ち合わせています。
20mmより狭いとはいえ自撮りができないわけではないし、余計なものが映りにくく歪みも少ないので、24mmの汎用性はかなり高いです。
「Super35mmモード」なら焦点距離36mmの標準域で撮影できますね。
このレンズは、α7Cや動画機FX3などが発売されたその後に出てるので、明らかに動画用に作られています。
お値段もGレンズとしては手が出しやすいので、動画撮影用レンズの答えはコレかもしれません。
(筆者も購入して検証中)
SEL50F25G
- 焦点距離 50mm
- 開放F値 F2.5
- 重 さ 174g
- ジンバル ◎
- 値 段 69,000円
こちらもGレンズで、画角は標準の50mmです。
上の24mmと同時に発売され、フィルター径が同じで重さもほとんど変わらないので一緒に運用しやすいです。
40mmも同時に発売されていますが、筆者には使い方がよくわかりません(汗)
50mmはリラックスした人の視野に近い画角と言われるので、動画も自然な仕上がりになります。
広角は景色を映すといった感じですが、50mmなら人や物にフォーカスした動画撮影も可能。
Super35mmだと75mmの中望遠領域になって、より被写体が際立ちますね。75mmまでいくとジンバルというより三脚での撮影になってくると思いますが。
(こちらも購入して検証中)
TAMRON 17-28mm F/2.8
- 焦点距離 17〜28mm(ズーム)
- 開放F値 F2.8
- 重 さ 420g
- ジンバル ○
- 値 段 99,000円
ここからはズームレンズの紹介です。
まずはTAMRONの広角ズーム。17mmの超広角から撮影可能ですが、望遠端28mmはちょっと中途半端な気もします。
重さはα7iiiと合わせて1,070gなので、ジンバル運用もできる範囲。
お値段もズームにしてはお手頃なので、さすがTAMRONという感じですね。
ただ、周辺部の解像度落ちが結構大きいようです。
開放付近で動画を撮ることはあまり無いと思いますが、F8.0前後で撮るのをオススメします。
SEL2860 F4-5.6
- 焦点距離 28〜60mm(ズーム)
- 開放F値 F4-5.6
- 重 さ 167g
- ジンバル ◎
- 値 段 48,000円
続いて、SONY純正の標準ズームレンズです。
広角端28mmはやや狭めに感じますが、このレンズの魅力は167gという軽さ。
ズームレンズなのに、今回紹介する中で2番めに軽いです。
実はα7Cのキットレンズなので、コンパクトさに重点が置かれてるのです。
望遠では解像度が落ちますが、広角をベースに運用すれば十分戦えるレンズだと思います。
SEL70300G F4.5-5.6
- 焦点距離 70〜300mm(ズーム)
- 開放F値 F4.5〜5.6
- 重 さ 854g
- ジンバル ×
- 値 段 153,000円
最後に紹介するのは望遠ズームレンズ。
望遠ズームで言えば100-400mmもありますが、一気にゴツく値段も跳ね上がるので、70-300mmをチョイスしました。
これまで紹介したレンズと違って重い854g。でも望遠ズームにしては軽めです。
ズームレンズは望遠端での解像度落ちが気になるところですが、このレンズはかなり良好です。さすがGレンズ。
乗り物、人物、野生動物などを撮りたい方にオススメです。
α7iiiおすすめの動画用レンズまとめ
今回はα7iiiにオススメの動画撮影用レンズを紹介しました。
最初に解説したレンズ選びのポイントはこちら。
- 1.自撮りをするか
- 2.ジンバルを使うか
- 3.単焦点かズームか
この3つを整理した上でレンズ選びするようにしましょう。
そして、オススメしたレンズはこちらの7つ。
- 1.SEL20F18G
- 2.TAMRON 20mm F/2.8
- 3.SEL24F28G
- 4.SEL50F25G
- 5.TAMRON 17-28mm F/2.8
- 6.SEL2860 F4-5.6
- 7.SEL70300G F4.5-5.6
皆さんの用途に応じて選んでもらえればと思いますが、個人的には汎用性も解像度も高いSEL24F28Gがオススメです。
ちなみに今回、SIGMAのレンズも探してみましたがどれも重くて
「動画向きとはとても言えないなあ」という感じでした。
SIGMAは解像度の高い良いレンズが多いので、三脚撮影が基本という方や体力に自信のある方はSIGMAから探してみるのも良いかもしれませんね。
筆者はα7iiiと「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO」で花の撮影などもしてます。
以上、今回はα7iiiと動画用レンズについての記事でした。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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