α7iiiにおすすめの望遠レンズを紹介して欲しいです。
そんな方に向けて、おすすめの望遠レンズ情報をまとめました。
望遠レンズの選び方もお伝えするので、自分にあったレンズを選べるようになりますよ。
この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。全国を旅しながら風景を撮影しています。
そんな筆者はα7iiiの愛用者。このカメラと色んなレンズで撮影してきました。
α7iiiユーザーならではの目線で望遠レンズを紹介できればと思っています。
ということで今回は「α7iiiにおすすめの望遠レンズ7選!【圧縮効果を活かそう】」というテーマでお話します。
α7iii用望遠レンズの選び方
おすすめ望遠レンズを紹介する前に、レンズの選び方についてお話します。
レンズの見方がわかれば、強みを活かした撮影もできるようになりますよ。
ということで、レンズ選びで確認すべき項目はこちらです。
- 焦点距離
- 開放F値
- 最大撮影倍率
- 手ぶれ補正
- テレコン対応
では、それぞれについて解説します!
焦点距離
焦点距離は写真の画角を決める大事な要素。
焦点距離85mm以上のレンズを望遠レンズと呼びますが、決まっているわけじゃないし、同じ望遠でも100mmと400mmでは画角が全然違います。
また、焦点距離が大きいと奥行きや立体感が無くなる「圧縮効果」が強くなります。
撮るものが決まっているなら、それに適した焦点距離を選ぶ必要がありますし、決まっていないならズームレンズを持っておくのもアリです。
筆者の個人的な目安はこんな感じです。
- 85〜150 → ポートレートや風景
- 150〜 → 離れた乗り物や動物、圧縮効果の強い写真
顔の立体感を損ねないために、ポートレートは150mmまでに抑えると良いです。また、野生動物や運動会などは300mm以上のレンズが必要になると思います。
100〜400のズームがあると、色んな場面に対応できそうです。
開放F値
写真の明るさを決める開放F値。開放F値が小さければシャッタースピード(SS)を短くできるので、動く被写体もブレなく撮影できます。
しかし、望遠レンズは基本的に暗いものが多いです。特に超望遠ズームになるとF5でも当たり前。ある程度は許容してISO感度でSS調整しましょう。
100mm前後の単焦点ならF2付近もあるので、ポートレート用レンズをお探しなら明るいものを選びましょう。
最大撮影倍率
最大撮影倍率を確認すれば、被写体をどれだけ大きく写せるかわかります。
「テレマクロ」という、望遠レンズで小さな被写体を写す方法もあるので、最大撮影倍率は確認した方が良いです。
特に昆虫などを撮影する人は、できるだけ高い倍率のレンズを選んだ方が良いですね。
手ぶれ補正
α7iiiにはボディ内手ぶれ補正が搭載されています。
広角〜標準ならボディだけで十分ですが、望遠の大きなブレにはレンズ内手ぶれ補正も必要です。
最近は手ぶれ補正つきのレンズが多いですが、念のため確認しておいた方が良いでしょう。
テレコン対応
望遠レンズの焦点距離をさらに伸ばす「テレコンバーター(テレコン)」というアイテムがあります。
100〜400mmのレンズに2.0倍テレコンをつければ200〜800mmになるといった感じです。
800mmにもなると野鳥の羽毛まで解像させたり、月のクレーターも写せるので、写真の世界がさらに広がります。
あまり多くはありませんが、テレコンが使えるレンズを選んでおくと、将来の選択肢が増えそうですね。
ここまで、α7iii用望遠レンズの選び方についてお話しました。
一言に「望遠レンズ」と言っても画角が全く違うので、撮るものに合わせて焦点距離を選びましょう。決まってない人は100〜400のズームを持っておくと安心です。
では、いよいよα7iiiおすすめの望遠レンズを紹介していきます。
α7iiiにおすすめの望遠レンズ7選
それではα7iiiおすすめの望遠レンズを紹介します。
紹介するのはこちらの7つです。
- SIGMA 85mm F1.4 DG DN
- SEL100F28GM
- SIGMA 135mm F1.8 DG HSM
- SEL70300G
- TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3
- SEL100400GM
- SIGMA 100-400mm DG DN OS
前半3つは単焦点で、後半4つがズームレンズです。
では早速見ていきましょう!
SIGMA 85mm F1.4 DG DN
- 焦 点 距 離:85mm
- 開 放 F 値 :F1.4
- 撮 影 倍 率:0.12倍
- 手ぶれ補正:×
- 値 段:106,000円
まずは、SIGMAの中望遠レンズです。
開放F1.4の強力な明るさで背景をボカしたポートレートを撮影できます。圧縮効果も少なめで、顔の立体感を損いませんね。
手ぶれ補正はないですが、85mmならボディ手ぶれ補正とシャッタースピード調整でなんとかなるかも。
SEL100F28GM
- 焦 点 距 離:100mm
- 開 放 F 値 :F2.8
- 撮 影 倍 率:0.25倍
- 手ぶれ補正:○
- 値 段:171,000円
SONY純正の中望遠レンズ。
Gマスター(GM)レンズは高い解像度と美しいボケに定評がありますが、このレンズは「アポダイゼーションフィルター」によってさらにボケに注力されています。
玉ボケは口径食の無い綺麗な円形だし、輪郭は溶けるように柔らかいです。
最大撮影倍率は0.25倍あるので、この美しいボケで花や小物を撮るのも良いです。
ただ、フィルターを通す分光量が減るので、F値ではなく「T値」で明るさやボケ具合を調整することになります。ひと味違う写真を撮りたい人におすすめ。
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM
- 焦 点 距 離:135mm
- 開 放 F 値 :F1.8
- 撮 影 倍 率:0.20倍
- 手ぶれ補正:×
- 値 段:125,000円
SIGMAの単焦点望遠レンズ。
135mmと85mmはポートレート2大画角と言われ、135mmは被写体により注目した写真になります。また、135mmの焦点距離で開放F1.8はかなり明るいので、ぜひ背景をボカして撮って欲しいですね。
手ぶれ補正が無いのがちょっと残念ですが、高い解像度を備えているのでやっぱりオススメ。
SEL70300G
- 焦 点 距 離:70-300mm
- 開 放 F 値 :F4.5-5.6
- 撮 影 倍 率:0.31倍
- 手ぶれ補正:○
- 値 段:154,000円
SONY純正の望遠ズームレンズ。
標準域の70mmから超望遠に迫る300mmまで撮影できて、汎用性はかなり高いです。重さも854gしかないし手ぶれ補正も搭載。
他の純正ズームレンズと比べると値段もお手頃でかなり優秀なレンズと言えます。
ただ、「テレコンが使えたらさらに世界が広がって良かったな」という気はします。
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3
- 焦 点 距 離:70-300mm
- 開 放 F 値 :F4.5-6.3
- 撮 影 倍 率:0.20倍
- 手ぶれ補正:×
- 値 段:57,000円
TAMRONの望遠ズームレンズ。
先ほどのSONYレンズと同じ画角で値段はさらにお安いです。
ネックなのは手ぶれ補正が無いこと。100mm前後ならボディ手ぶれ補正でなんとかなりますが、300mmで曇りや夕方時間帯に撮影すると、ISO感度を結構上げる必要があります。
「とにかく安さ重視」という方はこの望遠ズームで良いかもしれません。
SEL100400GM
- 焦 点 距 離:100-400mm
- 開 放 F 値 :F4.5-5.6
- 撮 影 倍 率:0.35倍
- 手ぶれ補正:○
- 値 段:288,000円
こちらはGマスターの望遠ズームで、400mmの超望遠までカバーします。
Gマスターということで解像度も高く、ピント合わせのピーキー感がたまりません。また、最大撮影倍率が0.35倍なのでテレマクロ撮影にもバッチリ。
また、別売の1.4倍と2.0倍のテレコンを装着可能で、800mmになると月のクレーターまではっきり写せます。
これだけのレンズなのでお値段は凄いですが、今回紹介する中で間違いなく1番の性能です。
SIGMA100-400mm DG DN OS
- 焦 点 距 離:100-400mm
- 開 放 F 値 :F5-6.3
- 撮 影 倍 率:0.24倍
- 手ぶれ補正:○
- 値 段:103,000円
最後はSIGMAの望遠ズームレンズで、こちらも400mmをカバーします。
手ぶれ補正もあるし解像感もさすがSIGMAという感じ。最大撮影倍率もそれなりに高いです。
先ほどのGマスターと比べるとさすがに劣る部分もありますが、コスパを考えると今回一番オススメできるレンズです。
α7iiiおすすめ望遠レンズまとめ
今回はα7iiiにおすすめの望遠レンズを7つ紹介しました。簡単に内容を振り返りましょう。
望遠レンズの選び方として、確認すべき項目をお伝えしました。
- 焦点距離
- 開放F値
- 最大撮影倍率
- 手ぶれ補正
- テレコン対応
望遠レンズと言っても100mmと400mmでは画角が全然違います。自分の撮りたいものに合わせて焦点距離を選びましょう。
また、望遠レンズは手ぶれの影響を強く受けるので、極力手ぶれ補正ありのレンズを選んで欲しいです。
これらを踏まえて、次の7つのレンズを紹介しました。
- SIGMA 85mm F1.4 DG DN
- SEL100F28GM
- SIGMA 135mm F1.8 DG HSM
- SEL70300G
- TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3
- SEL100400GM
- SIGMA 100-400mm DG DN OS
画質と汎用性の高さで言えば「SEL100400GM」が1番ですが、Gマスターレンズということでかなり高額。
コスパも考えるとおすすめは「SIGMA 100-400mm DG DN OS」です。手ぶれ補正もあるし解像感もあります。
ちょっと標準域に寄せたければ「SEL70300G」が良いですね。
ぜひ参考にして自分にあったレンズを選んでくださいね。
以上、α7iiiおすすめ望遠レンズについての記事でした。最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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