晴海埠頭って夜景が綺麗なスポットらしい。写真を見ておきたいな。あとアクセスとかも知りたい。
そんな方に向けて、晴海埠頭の写真や情報をご紹介します。
この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。全国を旅しながら風景を撮影しています。
そんな筆者は東京の夜景スポット巡りで「晴海埠頭(はるみふとう)」を訪れました。写真家界隈では有名なスポットで、撮影が楽しすぎて時間を忘れてしまうほどでした。
ということで今回は「晴海埠頭は夜景撮影に最適のスポット【写真あり】」と言うテーマでお話します。
晴海埠頭は夜景撮影に最適のスポット
晴海埠頭は本格夜景撮影ができるスポットです。
その理由を筆者が撮影した写真と一緒に紹介します。
写真中央にあるのは晴海埠頭のシンボルとも言える「風のオブジェ」です。
風のオブジェを水面反射(リフレクション)させて撮影するのが、カメラマンにとって1番の目的になると思いますが、この写真、実はとても簡単に撮影できます。
リフレクション撮影と言えば、被写体と水面が離れていたり水面が小さかったりすると、綺麗に反射する位置を探したり、無理な体勢(ローアングルなど)を強いられたりすることがあります。
晴海埠頭では水面と被写体(風のオブジェ)が近いので反射する位置を探す必要がないですし、水面が腰高くらいにあるのでとても撮影しやすいです。
また、夜の撮影は手ブレしないよう三脚を使うことがほとんどですが、先ほどの写真を撮るのに三脚は使っていません。(これから紹介する写真も全て三脚不使用)
水面の縁が平場になっていて、そこにカメラを置くことができるので、わざわざ三脚を使う必要がないのです。
以上のことから、晴海埠頭では簡単に本格的な夜景が撮影できるので、「夜景撮影に最適なスポット」と言えるのです。
続いて、撮影した写真を紹介しながらカメラの設定の解説をしていきます。
晴海埠頭夜景の撮影設定
晴海埠頭の夜景撮影で使用したカメラの設定をご紹介します。
日が沈んだ後のトワイライトタイム。光の量が刻々と変わるので暗くなりすぎていないか設定を確認しながら、「マニュアルモード」で撮影します。
雲の動きを出すのと、水面を滑らかに写したかったので、シャッタースピード(SS)をMAX30秒に設定。かつ、全体にピントを合わせるため絞りは大きく14。ISOは100でも十分露出が確保できたのでこの設定で撮影しました。
使用しているカメラはSONYα6300で、センサーサイズはAPS-C、レンズはSIGMAの16mm(広角)F1.4(明るい)です。
この写真は上の写真よりまだ明るい時間帯のものです。
雲の動きを出す必要もなく、SSを長くしすぎると白とびしそうだったので、SSは4秒に抑えてあります。4秒でも水面は十分滑らかですね。
東京タワーがライトアップされました。
夜景撮影では下記の3つを使って、露出を確保する必要があります。
- 絞りを小さくする
- SSを長くする
- ISOを上げる
絞りを小さくすると被写界深度が浅くなる(ピントが合う範囲が狭まる)ので、下げ過ぎないようにします。今回は10に設定してみます。
SSを長くするとブレやすくなりますが、今回はカメラを置いて撮影していますし被写体も動かないので長くしても問題ありません。30秒に設定。
ISOを上げるとノイズが出やすくなるので、絞りでもSSでも露出を確保できない場合に上げます。今回はSSで大きく露出を確保できたので、最低のISO100で撮影できました。
この写真では東京タワーを大きく写すために56mm(35mm換算84なので中望遠)で撮影しました。
ちなみに、最初に紹介したこの写真は、絞り7.1、SS30秒、ISO100で撮影しています。
夜景撮影の設定については以上です。
続いて、夜景撮影スポットとしての晴海埠頭を評価します。
晴海埠頭の夜景を評価
晴海埠頭を下記の通り評価しました。
- 総合評価 4.4
- 魅力度 4.7
- アクセス 4.3
- 混雑 3.8
- 料金 5.0
晴海埠頭の総合評価は4.4です。
風のオブジェのリフレクションはとても綺麗で、手軽に素晴らしい写真が撮れるので魅力度は高いです。
アクセスに関しても、「東京駅丸の内口〜晴海埠頭」のバスは、片道210円で利用できますし、時間を気にする必要がないほど便数もあります。
ネックとなるのは場所取りです。夕方〜夜にかけて、風のオブジェとレインボーブリッジが撮れるポジションをカメラマンに押さえられている可能性があります。
ちなみに、日曜の夕方は比較的空いていたのでオススメです。
晴海埠頭への入場料などはありません。
それでは最後にまとめです。
まとめ
夜景撮影スポットとしての晴海埠頭について記事を書きました。
晴海埠頭はカメラを置ける平場があるので、三脚が無くても夜景撮影ができます。(今回紹介した写真は全て三脚無し)
夕方〜夜にかけての撮影では露出が刻々と変わるので、カメラの設定を確認しながら撮影してください。
アクセスに関しては、東京駅丸の内口〜晴海埠頭のバスは片道210円で利用できます。
夕方〜夜にかけて、風のオブジェ前ではカメラマンの場所取りがあるかもしれません。日曜日は比較的空いていたのでオススメです。
以上。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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