今回は7月の北海道観光におすすめのガーデン10選を紹介します。
7月の北海道では「バラ」や「ラベンダー」など多くの花が見頃を迎えるので、花の最盛期と言っても良い季節です。
広い道内には魅力的な花のスポットがたくさんあって、どこを見れば良いのかわからないという方も多いと思います。
今回は僕が実際に訪れて、7月にぜひ行ってほしいと思ったガーデンを10箇所紹介します。
写真や映像も実際に訪れた時に撮影したものです。
厳密には10個には絞り切らなくて、いくつかをまとめて紹介したりもするので、ぜひ最後までじっくりご覧ください。
ちなみに今回の内容は動画にもしてあるので、見やすい方でご覧ください。
ファーム富田
ということで、まず1つ目のガーデンは「ファーム富田」です。
北海道の中富良野町にあるガーデンで、富良野のラベンダー畑と言えば、まず最初にあがるのがここだと思います。
ラベンダーは6月下旬あたりから8月上旬辺りまで咲いているので、7月は見頃真っ只中です。
有名なだけあって規模も大きいですし、斜面に広がるラベンダー畑はまさに絶景。
斜面を上の方まで登るとポピー畑があったり、上からみる景色も良いです。
ただ、傾斜や暑さがきつい人もいると思いますし、頑張って登らなくてもラベンダーは楽しめます。
オリジナルグッズや食べ物もたくさん売っていて、「ラベンダーソフト」や「富良野メロン」はとにかく食べておいた方が良いです。
僕は濃厚なクリームの入った「ふらのメロンパン」をいつも食べます。
ファーム富田は入園料が無料なので、お礼に1つでも商品を買っていくと良いかなと思います。
そんな魅力度満点のファーム富田なんですが、この時期は本当にお客さんが多くて、なかなか駐車できなかったり混雑もすごいです。
僕は割と空いている朝のうちに行くようにしてますが、土日やお昼前後に行くような場合は結構覚悟がいると思います。
富良野のラベンダースポットとしては「フラワーランドかみふらの」や「日の出公園」、あとファーム富田の「ラベンダーイースト」という別館的なものもあります。
場合によってはそっちにシフトしてみたり、あるいは全部回ってみるのも良いかもしれません。
風のガーデン
2つ目に紹介するのは富良野市の「風のガーデン」です。
新富良野プリンスホテルの敷地内にあるガーデンで、風のガーデンというドラマの舞台にもなっています。
森の中にあるガーデンで、「エゾシカ」や「エゾリス」が出てくることもあります。
黄色いお尻が特徴の「エゾオオマルハナバチ」を見かけました。大人しくて人を刺すことはほとんどないフワフワのハチです。
園内ではたくさんの種類の花を見ることができて、7月はバラをメインにクレマチス、ヒマワリ、ジギタリス、アストランティア、カンパニュラ系の花も咲いていました。
花の種類も多くて雰囲気も良い、とても素敵なガーデンですが、今まで何回も行って混雑に遭ったことは一度もないです。
ファーム富田からも車で20分くらいで着きますが、ちょっとわかりづらい場所ではあるので、実は穴場的なスポットなのかもしれません。
四季彩の丘
続いて3つ目のガーデンは「四季彩の丘」です。
美瑛町のガーデンで、ファーム富田から車で30分くらいあれば着く距離にあります。
四季彩の丘もかなり有名なスポットなので、混雑必至かもしれません。僕はファーム富田と一緒に朝のうちに訪れることが多いです。
7月の四季彩の丘ではラベンダーやルピナス、ヒマワリ、ポピー、カンパニュラ、ナデシコ、マリーゴールドなどが楽しめます。
十勝岳連坊や美瑛の丘のある景色も見えて本当に気持ちが良い場所です。
奥の丘はまだ花のボリュームがなくて、ピークは9月くらいになるんですが、7月でも十分すぎるほどの絶景が楽しめます。
あと、ここの売店で売っているコロッケはシンプルですが甘くて美味しくいので、ぜひ食べてみてください。男爵いもと北あかりの2種類があるので食べ比べるのがオススメです。
上野ファーム
続いて4つ目のガーデンは「上野ファーム」です。
上野ファームは旭川市にあるガーデンで、道内外にもファンが多い、ガーデンの聖地的なスポットです。
僕も最低でも月に1回は訪れていますが、毎回花が変わって違う雰囲気を楽しめますし、入ってすぐの花手水にどんな花が入ってるか確認するのも楽しいです。
園内ではやはりバラがたくさん咲いていて、エリンジウム、ミソハギ、カンパニュラ、アナベル、タチアオイなども見頃になっています。
6月にはルピナスの絶景が楽しめたりしますが、この時期は色んな花をゆっくり楽しむ感じです。
花の間にノームが隠れていたり、ニワトリが散歩していたり、ワクワクするようなアイデアが散りばめられたガーデンです。
併設されているカフェでは、園内の景色を眺めながら飲食もできるので、ぜひ寄っていってください。
あと、上野ファームから車で45分くらいの上川市にある「大雪森のガーデン」も、とてもオススメのガーデンで、天気が良ければ、まだ雪が残る大雪山が見えるかもしれません。
山手にあって気温が低いので、幻の花と言われている「メコノプシス」も咲いています。
他にもアストランティアやネペタ、ゲラニウムなども咲いています。
先ほど紹介した風のガーデンと上野ファームを合わせた3ガーデンのセット券もあったりするので、計画的に旅行するとよりお得にガーデンを楽しめます。
それぞれ年パスもあるので、僕は年パスを買って何度も訪れています。
ROYCEローズガーデンあいの里
5つ目のガーデンは「ROYCEローズガーデンあいの里」です。
札幌市に本社があるチョコレートメーカーのROYCEが、無料で公開しているローズガーデンで、本社の敷地内にあります。
穴場的なスポットなので、混雑することはそんなにないんじゃないかなと思います。
無料とは思えないボリュームのバラで、バラの他にもタチアオイやホスタ、アナベル、カンパニュラなど色んな花が楽しめます。
たまに工場からチョコレートの甘い香りが漂ってきたりもします。
道路を挟んですぐ隣には「ROYCEあいの里公園店」があって、ガーデンを楽しんだらここでパンやソフトクリームを食べていくのがパターンです。
せっかくのROYCEのソフトクリームなので、チョコかミックスを食べると良いと思います。
かなり濃厚なチョコで絶品です。
白い恋人パーク
続いて6つ目のガーデンは「白い恋人パーク内のガーデン」です。
北海道のお土産としてお馴染みの、白い恋人の工場とテーマパークが一体になった施設です。
メルヘンチックな雰囲気の園内にはバラを中心に、ルドベキア、エキナセア、ホスタ、ゲラニウムなど色んな花が植えられています。
イギリスの街をイメージした作りのようで、バラとの相性も抜群です。
この映像は7月上旬に撮ったものですが、見頃はこれからという感じだったので7月中旬から下旬あたりがベストかもしれません。
ガーデンは無料エリア内にあって、有料エリアではお菓子の製造ラインを見学できたり、あとお菓子作り体験などもあります。
花を見にくるというよりは、テーマパークに遊びに来る人の方が多いので、休日だと結構混雑すると思います。
曜日や時間帯には注意して訪れてみてください。
十勝ヒルズ
続いて7つ目のガーデンは「十勝ヒルズ」で、帯広市の隣、幕別町にあります。
十勝平野の丘の上にあるので遮るものがなくて、とても気持ちの良いガーデンです。
その分影が少なめなので日焼け対策はお忘れなく。
7月の十勝ヒルズはやっぱりバラがメインで、ここのローズガーデンの雰囲気は個人的にもかなりお気に入りです。
クレマチスやネペタ、ホスタ、睡蓮なども咲いています。
園内ではないんですが、7月は「ジャガイモの花」の季節でもあるので、ドライブしながら広大な農地を眺めるのも楽しかったりします。
園内にあるレストランでは手作り野菜を使った美味しい料理も食べれるので、ぜひ行ってみてください。
先ほど紹介した上野ファームなどと同じく、「北海道ガーデン街道」の1つで、十勝エリア5ガーデンのセットチケットもあります。
全部回れれば一番ですが、もう1つ2つしか回れない場合は、「柴竹ガーデン」も良いと思います。
デルフィニウムやアマリリス、バラやクレマチスも咲いて良い季節です。
イコロの森
続いて8つ目のガーデンは「イコロの森」です。
苫小牧市にあるガーデンで、新千歳空港から車で15分くらいの距離にあります。
名前の通り森の中にあるガーデンで、他ではあまり見ないような花が咲いてたり、場所も目立たないところにあるので穴場的なスポットです。
イコロの森でもバラが見頃で、種類も色々、溢れんばかりに咲いています。
バラの他にもホスタやアストランティア、ホタルブクロ、ネペタ、ゲラニウムなどが咲いていて、よく手入れされた芝が広がってとても気持ちが良いです。
ガーデンカフェでは凝った料理と、美味しいコーヒーを売っています。
コーヒーを飲みながらのんびり過ごすのがおすすめのガーデンです。
ゆにガーデン
9個目のガーデンは由仁町にある、「ゆにガーデン」です。
新千歳空港から車で30~40分くらいのところにあります。
ここは秋の真っ赤なコキアの景色が有名なんですが、7月のバラの時期もとてもおすすめです。
広い園内の真ん中あたりにローズガーデンがあるんですが、通路にもギッシリとバラが咲いています。
バラの他にも、アナベルやコレオプシス、スイートピー、ユリ、ホスタ、ムスクマロウあとモクモクが印象的なスモークツリーもあります。
花を見るのももちろん良いんですが、ここのチャイブというレストランのランチバイキングもとてもオススメです。
地元の食材を使った料理が中心で、サラダの種類も多かったりしてヘルシーですが、見た目も味もかなりこだわっている感じがします。
とっても美味しいので、ヘルシーとは言えいつも食べ過ぎてしまいます。
自分でブレンドできるハーブティーがあったり、デザートも充実しているのでぜひ訪れてみてください。
えこりん村銀河庭園
最後10個目のガーデンは恵庭市の「えこりん村銀河庭園」です。
えこりん村はびっくりドンキーなどのレストランを展開する会社が運営しているテーマパークです。
えこりん村はキャンプ場やレストラン、オリジナルグッズを売るショップがあったり、羊と牧羊犬のショーも見れたりする人気のスポットですが、その中に銀河庭園という広いガーデンがあります。
えこりん村もバラには特に力を入れていて、7月はとても賑やかな雰囲気です。
メルヘンチックな雰囲気で、所々に置かれている不思議なアイテムもなんだか魅力的。
バラの他にもクレマチスやデルフィニウム、アナベルなども咲いています。
今回紹介している中でも特におすすめのガーデンなんですが、実はこの銀河庭園含めたいくつかのエリアが2024年で営業終了してしまいます。
えこりん村自体は営業するんですが、いくつかのエリアは自然体験型のフィールドに転換されるようで銀河庭園はなくなってしまうようです。
寝耳に水で結構ショックな情報だったんですが、とりあえず営業しているうちにたくさん行きたいと思いますし、皆さんも営業終了前にぜひ訪れてみてください。
えこりん村も新千歳空港から車で30分くらいなので、イコロの森とゆにガーデンとえこりん村あたりを1日かけて回ったり、飛行機が午後からだから午前中はどこかのガーデンで過ごすというのも良いかもしれません。
ということで、7月の北海道観光で訪れてほしいガーデン10選を紹介しました。
広い道内なので、どこに行くかは結構悩ましいんですが、大きくは旭川周辺、帯広周辺、札幌周辺のエリアに分けて考えて計画を立ててみると良いと思います。
7月だとやっぱり富良野のラベンダーは押さえておきたいと思うので、旅行期間が短い場合は旭川空港を使って旭川周辺エリアに集中してみるのも良いかもしれません。
ぜひ、ご旅行の参考にしてみてください。
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