9月下旬、登山仲間数人と遠征で北アルプスに行くことに。テントやシュラフなど1から揃えて初のテント泊登山へ!
1日目 燕山荘へ
1日目は燕岳頂上のすぐ近くにある燕山荘を目指します。前日は松本に宿泊していたので、JRで松本駅から穂高駅へ、穂高駅からタクシーで中房へ。タクシー代は7,000円ほどで人数割りしました。バスもあるようですが、混雑や時間の制約を考えてタクシーを選びました。穂高駅から「中房温泉」までは40分ほどでした。
中房温泉(標高1,470m)から燕山荘(2,712m)までは標高差1,200m以上。4~5時間のコースで、北アルプス三大急登と呼ばれている過酷なコースなんだとか。
標高2,370mにある合戦小屋ではカレー、うどん、名物のスイカなどの食事がとれますのでお昼休憩に利用。
ここまでは森の中をひたすら登り続ける感じですが、合戦小屋からは森林限界も近くなり、視界が広がって景色を楽しめるようになってきます。
90分ほどで燕山荘に到着するも、ガスが出てきて景色は楽しめず。テント場を借り、13時頃にはテントも張り終えました。持参してきたポケット瓶ウィスキーを飲みながら晴れ間を待ちましたが、この日は結局晴れずじまいでした。
夕食は燕山荘でいただきました。山小屋で生ビールを飲みながら夕食なんて、こんな幸せなことあって良いのだろうか。
夕食後は燕山荘オーナーさんの夜話を聞いたり、テントの中で物思いにふけてみたり、山ならではの時間を過ごすことができました。
2日目 常念小屋へ
2日目は大天井岳経由で常念小屋へ向かいます。縦走ルートで起伏もないから楽できると思っていましたが、いかんせん距離が長く、個人的には初日よりハードに感じました。6~7時間のコースです。
朝起きるとこんなすばらしい景色!前日はガスで全く見晴らしが効きませんでしたが、こんな場所にいたとは。朝焼けの北アルプスの女王は本当に綺麗でした。
燕山荘で朝食をいただき、予約していた昼食の弁当も受け取り、大天井岳へ。絶景の稜線を歩いていきます。
2時間30分ほどで大天井岳山頂に到着するも、またもガス発生。雲の切れ目から槍ヶ岳が見えます。天気が良ければここも絶景なのかな。山頂から5分の大天荘付近で弁当を食べ、常念小屋を目指します。
14時頃に常念小屋に到着。ガスが切れぬまま夜になり、常念小屋で夕食をいただきテントへ。燕山荘が良すぎたのか、少し物足りない感じではありましたが、山の中でおいしい食事がいただけるのですから感謝です。
3日目 下山
楽しい2泊3日の行程も本日まで。常念小屋(2,450m)から一の沢登山口(1,323m)までのそれなりに長いコースですが、残念ながら大きな見どころもありませんので本日は淡々と下界へ降りる予定。
しかし、相変わらず朝焼けの景色はすばらしかったですし、2日頑張ったご褒美にブロッケン現象(光輪)も見ることができました。実物は写真よりもっと神々しく見えるのですが。
渓流沿いを3時間ほど歩いて「一の沢登山口」に到着。手配してあったタクシー(5,000円)で穂高駅へ戻りました。
今回は北アルプス縦走ルートをご紹介しました。初めてのテント泊登山でしたが、山小屋の恩恵にあずかりながら無事踏破することができました。絶景の数々は本当に美しいので、ぜひ味わっていただきたいです。
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