【買うか迷ってる人必見】SONYα7IVの1年まとめレビュー!メリット・デメリットも解説

買うか迷ってる人必見。SONYα7IVの1年まとめレビュー

こんにちはともです。

今回はα7IVを購入して1年の「まとめレビュー」をやっていきます。

α7IVを使って1年間、作品撮りやvlog撮影などやってきて、動画・静止ともにα7IVでコンテスト受賞もさせていただきました

そんな経験を活かして今回は、α7IVのスペックや良い点・悪い点、どんな人に向いているかなどをお伝えしていこうと思います。

α7IVを買おうか迷ってる人や既に使っている人の参考になる情報をお伝えできると思うので、最後までぜひご覧ください。

目次

α7IVのスペック紹介

まずはα7IVのスペック紹介です。

先にお伝えしておきたいのは、α7IVは一応、性能のバランスがとれたスタンダードモデルではあるんですが、スタンダードの枠を越えた多彩な機能と性能を持っています

そんなα7IVのスペックを理解しておくとカメラ選びに役立つだけじゃなく、強みを活かした撮影もできると思うので、ぜひ理解してほしいところです。

初心者の方でもわかりやすいように細かく話していくので、スペックをすでに理解しているという方はカメラ比較から見ていただければと思います。

ということで、α7IVのスペックを大きく7つにまとめました。

  • 3300万画素フルサイズセンサー
  • 光学式手ぶれ補正5.5段
  • 4K60P,フルHD120P
  • 4:2:2,10bit撮影
  • XAVC S HS SIフォーマット
  • 豊富なプリセット
  • その他の機能

それでは1つずつお話していきます。

3300万画素フルサイズセンサー

α7IVはフルサイズセンサーに3300万の画素が搭載されています。

3300万はスタンダードモデルとしてはやや多めで、前のモデルのα7IIIやα6000シリーズは2420万画素でした。

2420万で十分足りるという方がほとんどだと思いますが、3300万になって大きめの印刷やトリミングにもより強くなったという感じです。

動物や野鳥の撮影をするとトリミングがほぼ必須になるので、画素数に余裕があって結構助かっています。

SONYの一眼カメラでは「APS-C」と「フルサイズ」というサイズのセンサーがよく使われますが、フルサイズの方が面積が2倍ほど大きいです。

センサーが大きいことで画素数を多くできたり暗い場所での撮影に強くなるので、性能的にはフルサイズが有利です。

実際に、暗所性能の指標になる最大常用ISO感度もAPS-Cだと32000あたりが標準的ですが、α7IVは51200と高い数値になっています。

フルサイズの暗所性能を活かして夜景や星景もたっぷり撮影できているので、安心して良いと思います。

ただセンサーが大きいと、カメラやレンズの値段や大きさも上がるので、性能だけでなくトータルコストやコンパクトさも考えてカメラ選びをすると良いと思います。

光学式手ぶれ補正5.5段

α7IVには5.5段の光学式手ぶれ補正が搭載されています。

手ぶれ補正には「光学式」と「電子式」があって、α7IVに搭載されている光学式補正は電子式に比べてクセが少なく、使いやすいです。

具体的には、電子式補正はSS(シャッタースピード)を長くした時に滲みが出るので暗い場所では使いづらかったり、静止画ではそもそも使えなかったりします。

暗い場所で手持ち撮影すると、SSが長くなってブレが出やすいんですが、光学式補正ならブレを抑えて撮影の難易度を下げてくれます。

α7IVには光学式補正を活かした動画専用の手ぶれ補正機能、アクティブモードも搭載されているので、手持ちで歩き撮影を楽しめます。

Vlogなんかを手持ちで気軽に撮れるので、アクティブモードはかなり重宝していますが、特殊な仕様もあるので後ほど詳しく解説します。

4K60P,フルHD120P

動画では4K解像度でフレームレート60Pまで、FHDで120Pまでを使うことができます。

「解像度」というのは動画に使われる画素数のことで4Kなら830万画素、FHDなら207万画素が使われるということです。

そして「フレームレート」は映像1秒に使われる画像の枚数で、24,30,60,120と数字が大きくなるほど映像が滑らかになります。

処理の負担が小さいFHDなら120Pまで撮影できて、負担が大きい4Kだと60Pまでを使うことができます。

4K60Pまで撮れれば困ることはほとんどないと思いますが、α7IVの4K60Pは画角が狭くなるというデメリットがあるので、ここについては後ほど詳しくお話します。

4:2:2,10bit撮影

α7IVの動画は4:2:2 10bit撮影が可能です。

4:2:2は「クロマサブサンプリング」という色情報の圧縮度合いを表していて、10bitは「bit深度」という階調の滑らかさを表しています。

詳しい内容は以前アップしたLog撮影についての動画をみていただければと思います。

4:2:2 10bit撮影できると、カラーグレーディングなどの編集の劣化を抑えることができるので、LogやHDR前提のHLGで撮影する方には嬉しいポイントです。

逆に編集前提でない方は一般的な4:2:0 8bitでもほとんど問題ないので、用途に応じて使い分けると良いと思います。

XAVC S HS SIフォーマット

動画フォーマットはXAVC S HS SIの3つを使うことができます。

「S」は汎用性が高いH.264コーデックの使いやすいフォーマット。

「HS」はH.265コーデックで、汎用性は高くありませんが、サイズを抑えつつ高画質なフォーマット。

「SI」はH.264で汎用性は高いですが、ファイルサイズがダントツで大きくなります。代わりに編集での負荷を抑えることができるので、僕はSIを使うことが一番多いです。

豊富なプリセット

α7IVでは静止画や動画の色味やコントラストを変える「ピクチャープロファイル」と「クリエイティブルック」というプリセットが用意されています。

基本的には静止画ならクリエイティブルック動画ならピクチャープロファイルという使い分けになります。

クリエイティブルックを動画に使う方もいると思いますが、コントラストが高くなりやすいので白飛びや黒つぶれには要注意です。

Log撮影する方はピクチャープロファイルのPP8を使えば基本OKで、HDRで撮りたい方はPP10のHLGを使ってください。

S-Log3からHDRを作ることもできますが、初心者向けではありません。

その他の機能

その他の機能として、ピント位置を変えた時に画角が変化する「ブリージング」を抑える機能があってこれは、動画に強いα7SIIIなどにも搭載されていない機能で、メリットは大きいです。

瞳AFも人や動物だけでなく鳥にも対応。

液晶モニターはバリアングルタイプで、ファインダーは368万ドットということでα7IIIの1.5倍以上の高精細になっています。

大まかにはこんな感じですが、機能が豊富すぎて正直使いきれてない機能もあると思います。

SONYカメラの比較

ここまでα7IVのスペックについてお話したので、続いてSONYカメラの比較をやっていきます。

SONYカメラ買おうと思っているけど、どれにするか迷っているという方も多いと思うので、4機種の比較をしてみたいと思います。

今回シネマラインのFX30は入れてませんが、過去に比較記事をあげているので、気になる方はそちらをご覧ください。

α6400との比較

1つ目はAPS-C機のα6400です。

α6400は2420万画素のカメラで、α7IVよりは少ない画素数ですが困ることはあまりないとは思います。

APS-C機なので暗所性能が低くはなりますが、夜景や星空写真が撮れないということはなくて、僕も旧式のα6300でよく星も撮ったりしてました。

大きな違いはボディ内手ぶれ補正がないこと、モニターがチルトタイプであること、動画フォーマットの選択肢がないこと、4:2:0 8bit撮影になることあたりだと思います。

日中の静止画撮影ではSSを短くすれば手ぶれ補正はなくても問題ないですが、手持ちで暗めの室内や夜景を撮る場合には手ぶれ補正があった方が良さそうです。

動画用の手ぶれ補正もないので、歩き撮影するなら基本はジンバルを使った方が良いです。

モニターがチルトタイプなのは人によって意見が分かれますが、静止画ならチルト、動画ならバリアングルが良いという人の割合が多いように思います。

動画フォーマットはXAVC HSとSIがないですし、4:2:0 8bitの撮影なのでLog撮影が基本という人は4:2:2 10bitを撮れる機種にした方が良いかもしれません。

フレームレートも4K30Pまでとなっています。

ただ値段的にはα7IVの半分以下ですし、APS-C用レンズの値段やコンパクトさも魅力です。

連写速度は1秒11コマでα7IVより1コマですが速くなっています。

カメラの機能よりもコスパやコンパクトさを優先する方に良いカメラだと思います。

α7RVとの比較

2つ目の比較はα7RVです。

α7Rシリーズは高画素機のシリーズで、その中でも最新のα7RVで比べてみます。

α7IVと同じフルサイズセンサーですが、画素数が倍近い6100万画素あります。

その分、1画素の面積が減るので最大常用ISO感度はAPS-C並みの32000です。

6100万画素はファイルサイズが膨大になってストレージやPCのスペックにも影響するので、正直気軽に手を出すべきではないと思います。

ただ高画素機ならではの高精細さは大きな魅力ですし、大判印刷やトリミング前提だと役立つと思います。

AIを活用することでAFの追従性能はかなり高くなっているようで、ここに魅力を感じる人も多いと思います。

動画性能についても8K24Pや4K60Pが使えますが、8K24PはXAVC HSで4:2:0 10bitだけになります。

4K60Pはフルサイズだと画質がやや落ちて、Super35mmモードという画角が1.5倍狭くなるモードだと高画質になります。

この辺りの仕様は初心者だとちょっとややこしく感じるかもしれません。

モニターはバリアングルとしてもチルトとしても使えるマルチアングルタイプになっていて好きな方を使えばOK。これがこれからのスタンダードになってくれると嬉しいです。

値段はα7IVの1.5倍ほどなので、なかなかハードルは高いように思います。

α7SIIIとの比較

3つ目の比較はα7SIIIです。

α7Sシリーズは画素数を少なくして高感度耐性を高くしたモデルで、最新機種はα7SIIIになります。

画素数1210万は、SNSで使ったりA4印刷あたりなら基本問題ないですが、大きめの印刷やトリミングをすると厳しくなってくると思います。

最大常用ISO感度は102400ということで、同じフルサイズでもα7IVの倍の数字。圧倒的な暗所性能があります。

フレームレートは4Kで120Pまで使えるので、24Pに変換した5倍スロー映像を作れますし、FHD240Pからは10倍スローも作れます。

もちろん4:2:2 10bitでフォーマットもXAVC S HS SIの3つが使用可能で、値段はα7IVより高くてα7RVより少し安いくらいです。

動画専用で使うなら値段は高くなりますが、空冷ファンがついて長時間撮影できるFX3を購入する方が良いかもしれません。

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α9IIとの比較

最後にα9IIとの比較です。

α9シリーズは積層型センサーを活かした連写性能やAF速度が魅力です。

これまで紹介したカメラは1秒10コマほどの性能ですが、α9IIだと20コマなので、スポーツや動物写真の決定的な瞬間を逃しにくいです。

積層型センサーの読み出し速度なら電子シャッターのネックとなるローリングシャッター歪みが出にくいので、音を出せない環境でも重宝します。

画素数は標準的な2420万で、最大常用ISO感度もα7IVと同じ51200です。

動画性能はフォーマットも限られるし、4:2:0 8bit撮影、フレームレートも4K30Pまでなので期待はしないほうが良いです。

値段はα7IVの倍近いですが、とにかく静止画の動体撮影に適したカメラという感じです。

α9IIは3年以上前に発売された機種なので、動画性能が物足りなかったり、静止画性能もそろそろ次の段階に上がっても良いのかなという感じがしています。

α7RVのAIFやマルチアングルモニターあたりがついたα9IIIが出ないかと心待ちにしている方も多いように思います。

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α7IVはどんな人に向いている?

ここまで、SONYカメラ4つとの比較をしてきたので、これを踏まえてα7IVがどんな人に向いているかをお話します。

α7IVが向いている人は動画も静止画もそれなりに撮りたい人です。

それなりにと言っても、決して性能が低いわけではありません。

むしろ、α7IV1機で満足する人はかなり多いと思いますが、尖った性能が欲しい人には物足りないように思います。

具体的には、より高精細だったりトリミング耐性が欲しいならα7Rシリーズが欲しくなると思いますし、高い暗所性能や4k5倍スローが必要ならα7SIIIやシネマラインのFX3、FX30あたりが欲しくなるかもしれません。

動体撮影する人には連写性能が高いα9シリーズや高画素も兼ね備えたα1が安心のように思います。

逆にスペックを落としても良いから、コンパクトさやトータルコストをどうにかしたい人はα6000シリーズやZV-E10に色んなレンズや機材を組み合わせてみるのも良いかもしれません。

結局は用途や予算次第なところがありますが、α7IVは動画も静止画も満遍なく撮れるオールラウンドなカメラというのは間違いないと思います。

α7IVの良いところ

ここまで、α7IVがどんな人に向いてそうかについてお話したので、続いてα7IVの良いところについてお話します。

α7IVの良いところはたくさんありますが、5つに絞ってお話します。

Super35mmモード

1つ目の良いところはSuper35mmモードが使えることです。

α7IVはフルサイズ機ですが、Super35mmモードを使うことでAPS-Cと同等の画角で撮影することができます。

APS-Cと同等ということはフルサイズの焦点距離を1.5倍した画角なので、広角24mmのレンズが36mmの標準域のレンズとして使えるということです。

1本の単焦点レンズで2つの画角が使えますし、ズーム域が1.5倍望遠まで広がるということにもなります。

あとSuper35mmモードならPS-C用レンズも使えるので、レンズの選択肢も増えます。

今APS-C機を使っている人がα7IVにステップアップした時に、レンズをそのまま使えるのでお財布的にも嬉しい機能です。

ただこの機能はフルサイズセンサーのうちAPS-C分のセンサーだけを使うというものなので、使える画素数は減ってしまいます。

動画なら4K830万画素を下回らないので影響は小さいですが、静止画だと3300万から1400万画素に減るので画質の低下を感じやすいと思います。

静止画では全く使えないというわけではありませんが、動画で特に重宝する機能だと思います。

ちなみにα7IVの4K60PはSuper35mmモードでしか使えないので、基本4K60Pで撮影するという方は画角が1.5倍されるのを踏まえて、広めのレンズを選んだ方が良さそうです。

AF性能

α7IVの良いところ2つ目はAF性能が高いことです。

冒頭でもお話したとおり、α7IVには人、動物、鳥の瞳afが搭載されていますし、測距点もα7IIIから増えて高いAF性能を持っています。

そして高いF値でも像面位相差AFが働くのは良いポイントです。

SONYカメラのAFはコントラストAFと像面位相差AFを合わせたハイブリッドAFなんですが、従来の機種だとF11前後までしか像面位相差AFが働きませんでした。

これより大きいF値だとコントラストAFだけになって、AF速度が落ちていたんですが、α7IVではF22まで像面位相差AFが働きます。

被写界深度を深くしたりテレコンを使った状態でもAFが安定して働くようになったのは嬉しいポイントだと思います。

この高いAF性能のおかげで僕もテレコンを使った長望遠画角での野鳥や動物の撮影を楽しめています

アクティブモード

α7IVの良いところ3つ目はアクティブモードの性能が高いことです。

アクティブモードを使えば動画のブレを強力に抑えて、手持ちの歩き撮影を楽しむことができます。

静止画用の通常の手ぶれ補正だと歩き撮影はなかなか厳しいですが、アクティブモードがあればvlogなども気軽に撮れるので、かなり良いポイントだと思います。

ただGoProのようなアクションカム並みの補正性能はないので、より滑らかな映像を撮りたいという方はゆくゆくジンバル撮影にも挑戦してみると良いように思います。

フォーマットの選択肢

α7IVの良いところ4つ目はフォーマットが選べるところです。

スペックのところでお話した通り、α7IVはXAVC S HS SIの3つのフォーマットが用意されていて、用途に応じた使い分けができます。

とりあえず汎用性を高くしておきたいならXAVC Sを使えば良いし、ファイルサイズを抑えつつ長時間撮影するならXAVC HSを使う。

そして作品撮りなどで細かくカット編集するような場合はXAVC SIを使うと良いと思います。

XAVC SとHSはフレームを圧縮して記録しているので、ファイルサイズを抑えられ代わりに細かいカット編集などすると映像の粗さが目立ったりします。

XAVC SIはフレーム間圧縮がないので、カット編集しても粗さが目立たないですし、編集での負荷も小さくてサクサク動きます。

代わりにファイルサイズが膨大なので、ストレージとも相談しながら使うフォーマットを選ぶと良いと思います。

デュアルベースISO

α7IVの良いところ5つ目はデュアルベースISOがあることです。

α7IVのS-Log3ではISO800と3200の2つがベースISOとして使えます。

ベースISOはノイズを抑えてダイナミックレンジも広く確保できるISO感度のことで、意識して使うことで画質がかなり良くなります。

通常は1つのベースISOしかありませんが、α7IVのS-Log3ではISO800と3200がベースISOなので、日中の撮影では800を使い、暗所では3200を使うという使い分けができます。

Log撮影は特にシャドウ部分のノイズに注意が必要なので、ベースISOを活用してノイズを抑えられるのは強みだと思います。

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α7IVの悪いところ

ここまでα7IVの良いところについてお話したので、続いて悪いところについてお話します。

α7IVの悪いところは3つ挙げておきます。

アクティブモードの仕様

1つ目の悪いところはアクティブモードの仕様です。

先ほどアクティブモードは性能が高くて良いとお話しましたが、仕様で注意しないといけないところがあります。

それはサードパーティレンズだと手ぶれ補正性能が落ちるということです。

SIGMAやTAMRONなどのサードパーティレンズはSONY純正と比べても写りは良いですし、コスパも良かったりするんですが、アクティブモードで補正効果が落ちる仕様です。

少し性能が落ちるというレベルではなく、全くの別物というくらい性能が落ちるので、手持ち歩き撮影する方はこの仕様も考えてレンズ選びをした方が良いです。

あとアクティブモードは直進だと安定しますが、旋回するとガタつきが出やすいので、あまりカメラを振りすぎないようにした方が良さそうです。

滑らかな旋回をする場合はやっぱりジンバルを使いましょう。

熱停止

α7IVの悪いところ2つ目は熱停止しやすいところです。

長時間撮影で絶対熱停止させられないという場合は、空冷ファンがついているFX3やFX30あたりを使った方が良いと思います。

ただ、熱停止を抑えてある程度撮影時間を長くする方法もわかっているのでお伝えしておきます。

1つ目は自動電源off温度を高いにしておくこと。

カメラが熱くはなりますが、熱停止するまでの時間を伸ばすことができます。

2つ目は背面モニターを浮かせること。

モニターとの間に熱がこもらないようにすることで、熱停止までの時間を延ばせます。

そして3つ目は低いビットレートで撮影すること。

ビットレートは映像1秒辺りのデータ量を表すんですが、これが高い記録方法だと熱停止しやすくなります。

具体的にはXAVC SIの4K60Pは600Mbpsあるので熱停止しやすいですが、XAVC HS の4K24Pはたったの30Mbpsで熱停止の心配はほとんどなくなります。

もちろん、画質や編集耐性は落ちますが、熱停止するよりはずっとマシだと思うので、低いビットレートを使うというのは選択肢として持っておくと良いと思います。

連写性能

α7IVの悪いところ3つ目は連写速度が物足りないことです。

α7IVの最高連写速度は1秒10枚で、ほとんどの場合これで十分なんですが、用途によっては物足りないかもしれません。

α7IVはAF性能が上がって鳥瞳AFや動物瞳AFも搭載されているので、これを使えば野生動物の写真も撮りやすくなるというのは間違い無いです。

ただ動体撮影に関して言うと1秒10枚だと結構物足りなく感じます。飛んでる鳥や走っている動物なんかを撮る場合です。

全く撮れないわけではないですが、撮った写真をコマ送りするとこのコマの間が撮れてればなと思うことが結構あります。

もちろん、止まってたりゆっくり動く動物なら十分の性能なんですが、小さくて素早く動くような動物ならα9の20コマやα1の30コマが欲しくなってくるかもしれません。

高い連写性能を求めるならよりハイスペックなカメラが必要になるということです。

今回はα7IVの1年まとめレビューをやってきました。

正直言って、1ヶ月レビューの時とそこまで印象は変わってなくて、相変わらずオールラウンドな良いカメラだと思います。

動画に特化した性能が欲しいとか高画素、連写、トータルコストなんかを考えると他の選択肢も出てきますが、動画も静止画も満遍なくやってみたいと言う方にかなりオススメできるカメラです。

α7IVにお勧めのレンズは別の記事で紹介しているので、よければチェックしてみてください。

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今回の内容は以上です。

この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

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