SONY『ZV-E10II』のスペックを「α6700」や「ZV-E10」と比較!

SONY『ZV-E10II』のスペックを「α6700」「ZV-E10」と比較!

今回はSONY ZV-E10IIのスペック解説をやっていきます。

8月2日にZV-E10IIが発表され、筆者も自費で購入して使ってみました

簡単に結論をお伝えすると、オススメできないカメラです。(釣りではありません)

もちろん、これだけの性能があれば十分という人もいますが、期待されてた機能がなかったりもします。

比較対象になりやすいZV-E10やα6700も両方使っているカメラなので比較も交えながら解説していきます。

ちなみに今回の内容は動画にもしてあるので見やすい方でご覧ください。

動画は購入前のスペック解説ですが、使った結果ほぼ予想通りだったので参考にはなると思います。

目次

ZV-E10IIのスペック

まずはZV-E10IIのスペックをサッと紹介していきます。

センサー

ZV-E10IIは裏面照射型のAPS-Cセンサーを搭載しているカメラです。

ZV-E10が表面照射だったのでグレードが上がって、画像処理エンジンもBIONZ Xから「BIONZ XR」になっています。

このあたりはスペックが一新された感じです。

画素数は2600万画素で、暗所性能の目安である最大常用ISO感度は32000です。

これはα6700やFX30と同じスペックなので、おそらく同じセンサーが使われていそうです。

解像度とフレームレート

動画の解像度とフレームレートは4K60P、FHD120Pまでとなっています。

ZV-E10は4K30Pまでだったので、選択肢が多くなっています。

ただα6700は4K120P、FHD240Pまで使えます。

同じセンサーで考えるとスペックダウンということですね。

4K60PではZV-E10IIは少しだけクロップされますが、α6700はクロップされませんでした。

手ぶれ補正

手ぶれ補正については光学式補正なしで、電子式のアクティブモードが使えます。

ZV-E10は電子式で、α6700は光学式だったので、この違いなどについて後ほど詳しくお話します。

大きなデメリットもあるので要注意です。

フォーマットなど

動画フォーマットがXAVC Sだけでなく、HS、SIも使えて4:2:2 10bitで撮れるようになったのはZV-E10との大きな違いです。

汎用性や編集耐性など自分の目的に応じた選択ができるようになっています。

操作性

ファインダーはなくて、103万ドットの3型モニターはα6700と同じです。

重さは377gなので、ZV-E10から40g重くなっています。

ただ実はバッテリーが大容量になっているので、本体自体はむしろ軽くなってます。

この軽さは相変わらず大きなメリットになりそうです。

気になるポイント

では続いて、ZV-E10IIのいくつかの気になるポイントについて解説していきます。

手ぶれ補正(電子式)

まず手ぶれ補正ですが、先ほど紹介した通りZV-E10IIは電子式のアクティブモードです。

この電子式アクティブモードには3つほど問題点があります

詳細はこちらの記事でお伝えしています。

滲み

1つ目は滲みです。

電子式補正はSSを長くした時のモーションブラーを消せず、これが滲みとして現れます。

例えば24Pで1/50秒、30Pで1/60秒で手持ち歩き撮影などすると滲みが出ます。

SSを短くすれば滲みは出ないので、歩き撮影するなら滑らかな60PでSSは数百分の1秒まで短くすると良いです。

逆に低いフレームレートでSSを長くする時は要注意ということです。

ちなみにα6700やFX30などは光学式補正があるので、滲みは発生しません。

補正効果がSSで変わる

2つ目は補正性能がSSによって変化することです。

具体的には、SSが1/100から小さくなるほど補正効果が下がります

メーカーとしては「滲みが目立つくらいならブレさせちゃおう」という考えなのではないでしょうか。

全く解決策になっていないので、この仕様はかなり悪印象です。

いづれにしろSSが長い状態では電子式手ぶれ補正は使い物にならないです。

クロップ倍率

3つ目はクロップです。

検証でZV-E10IIのクロップ倍率は1.33倍ということがわかりました。

ZV-E10のアクティブモードはクロップ倍率が1.44倍だったので軽減はされています。

ただ例えばキットレンズの広角端16mmだとフルサイズ換算で24mm、クロップを入れて32mmほどになります。

キットレンズで自撮り相当厳しいですし、風景の歩き撮影も躍動感が出ません

これに対してα6700などの光学式アクティブは1.15倍ほど。

キットレンズでも27mmくらいで撮れて、32mmよりずっと広いです。

以上の通り、電子式のアクティブモードにはかなり大きなデメリットがあるので要注意です。

もちろん固定して撮る分には良いですし、軽さを活かして軽量ジンバルにのせる方は気にしなくて良いかも。

メカシャッター

気になるポイント2つ目はメカシャッターレスです。

ZV-E10にはメカシャッターがあるので、ローリングシャッターを気にせずスチル機として使ってきた人も多いと思います。

今回ZV-E10IIはメカシャッターがなくなったので、同じように使うことはできなくなりました。

もちろん、風景や物撮り、動きの少ないポートレートなどは良いと思うんですが、走るものを撮ったりするには厳しくなります。

フラッシュについては一応シンクロスピード1/30秒で使えるようですが、かなり長めです。

使えないわけではないけど、スチル機能は思いっきり削った印象があります。

旧型より悪い点を作ってしまったのは正直悪印象です。

AF性能

3つ目はAF性能です。

最近のSONYカメラはAIAFが標準搭載みたいな状況で、α6700にもあるんですがZV-E10IIにはありません

AIがあると被写体検出性能がかなり上がって、遠くにいたり障害物があったり、後ろを向いたりしても検出してくれます。

AIAFがないα7IVやFX30などでも条件が悪くなければ、特別問題は出ないですし、それと同等か上くらいじゃないかとも思います。

ただ、一度AIAFを使うともう戻れないという人が多いのも確かです。

気になるのはこの3つかなという感じで、この中の1つでも買うか買わないかの判断材料になるくらいのかなり大事なポイントです。

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