α7iiiとSIGMAの100-400 F5-6.3を使ったらどんな写真が撮れるんだろう?相性は良いのかな?
そんなことをお考えの方に向けて、作例を交えて「α7iii」と「SIGMA 100-400mm」の相性をお話します。
この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。
全国を旅しながら、風景写真を撮影して生活しています。
普段から「α7iii」を使っており、今回は2020年6月に発売された「SIGMA 100-400mm F5-6.3」を使って撮影してきました。
ということで今回は「α7iiiとSIGMA 100-400 F5-6.3 for SONY Eマウントの相性は?」というテーマで記事を書きます。
α7iiiとSIGMA 100-400 F5-6.3 for SONY Eマウントの相性を作例を交えて
それでは、早速解説していきます。
今回は5枚の作例を紹介します。
SIGMA 100-400 F5-6.3 for SONY Eマウントは、2020年7月現在、発売されたばかりで作例は多くありませんが、速報的に参考にしてもらえればと思います。
ちなみに、この記事で使用している写真は全てSIGMA 100-400で撮影したものなので、そちらもご参考に。
それではいきましょう!
離陸する飛行機
平凡な離陸写真ですが、実は撮影場所から飛行機までは1.0km以上離れています。
400mmの超望遠なら、1km以上離れた物も被写体にすることができ、α7iiiのAFはバッチリ飛行機を捉えてくれます。
飛行機を下から
飛行機を画面いっぱいに写しました。
飛行機との距離感はあっという間に変わってしまうので、カメラのオートフォーカスと連写性能が求められます。
α7iiiの性能で、タイミングを逃すことなく撮影できました。
入道雲
山や建物のすぐ背後に、大きくそびえる入道雲。
これは『圧縮効果』という、遠くにある物の距離感が失われて見える現象を利用したものです。
実際は雲もこんなに真上に伸びてませんし、山や建物とも相当離れていると思います。
望遠レンズなら、圧縮効果のかかったダイナミックな景色を撮影できます。
夕方の公園
夕方の防災公園を撮影しました。
右側の高台に人がいたら夕焼けのシルエットが撮りたかったところ。
もちろん広角や標準レンズでは人が小さくなり過ぎるので、そんな発想さえ生まれません。
黄金色の空と鳥の群れ
広角や標準では空が広く写って青空が入ってしまいますが、超広角なら西の空だけを切り取って「黄金色の空」が撮影できます。
たまたま飛んでいた鳥の群れも入れてパシャリ。
α7iiiのクロップ機能を使えば、画質は若干落ちますが、APS-C画角としても使えます。つまり望遠端600mmということなので、鳥の群れをより大きく写せますね。
効果としてはトリミングと同じなので、「写真加工はしたくない」という方はクロップ撮影も選択肢に入れておくと良いでしょう。
以上、作例を交えてα7iiiとSIGMA 100-400mmの相性について解説しました。
追記:この記事の作成後にたっぷり作例を撮りにいきましたので、下記記事も参考にしてみてください。
SIGMA 100-400mm for SONY Eマウントの作例を紹介!
ここからは、α7iiiとSIGMA 100-400mmの相性について、さらに深掘りしていきます。
α7iiiとSIGMA 100-400の相性
結論、α7iiiとSIGMA 100-400の相性はバッチリです。
それは下記の理由があるからです。
- 超望遠にボディ内手ブレ補正が相性抜群
- オートフォーカス性能が動体に有効
- 望遠には連写速度が必要
順に解説していきます!
超望遠にボディ内手ブレ補正が相性抜群
超望遠レンズには、「ボディ内手ブレ補正」が相性抜群です。
400mmにもなると、少しの手の動きが写真に反映されてしまい、手ブレが非常に起きやすいです。
SIGMA100-400mmにも手ブレ補正は搭載されていますが、カメラの手ブレ補正と組み合わせることが大事です。
もちろんシャッタースピード(SS)を高速にすれば抑えられますが、その分明るさが犠牲になるので、少し天気が悪いだけでSSを上げられなくなってしまう場合も、、、
そんな時に手ブレ補正があれば明るさも保ちつつ手ブレも防げるというわけです。
ということで、400mmの画角にボディ内手ブレ補正は相性抜群なのです。
オートフォーカス性能が動体に有効
α7iiiのオートフォーカス性能は望遠の動体撮影にとても有効です。
望遠レンズでの撮影は風景だけでなく、人や動物・乗り物も定番。
しかし、動体にマニュアルフォーカスでピントを合わせるのは至難の技なので、オートフォーカス性能が必須です。
α7iiiには『像面位相差AF』と『コントラストAF』という二つのフォーカス形式が備わっていて、暗い場所や素早い動体でも高いオートフォーカス性能が出せます。
また、SONY機の強みである瞳AFも、動体撮影ではかなり活躍します。
ということで、α7iiiは望遠での動体撮影に向いているのです。
望遠には連写速度が必要
手ブレもないし、ピントも合ってるけど、上手く構図にハマらないということがあります。
原因はシャッターを切るタイミングのズレですが、望遠や動体撮影では正直言って多少のズレは仕方ありません。
そんな中で構図にハメるには、「連写機能」を使うのが良いです。
ココだと思うタイミングで数枚撮影し、最もハマっている写真を選ぶのです。
さらに精度を上げるにはカメラの連写速度が必要で、α7iiiなら最大10枚/秒の撮影が可能。
望遠や動体撮影でも構図にハマった写真が撮影できます。
以上、α7iiiとSIGMA 100-400mm F5-6.3の相性についてお話しました。
最後にこの記事のまとめをしておきます。
α7iiiとSIGMA 100-400 まとめ
今回は、「α7iii」と「SIGMA 100-400 F5-6.3 for SONY Eマウント」について、作例を交えて相性を考察しました。
α7iiiの「手ブレ補正・AF性能・連写速度」のおかげで、SIGMA 100-400の「超望遠撮影」が可能となるといった感じです。
ちなみにすぐ上の金色の雲の写真も作例の一つです。
標準や広角では写せない、雲の繊細さやダイナミックなコントラストも表現できます。
ぜひこの組み合わせで、超望遠の世界を楽しんでみてください。
また、SIGMA 100-400mmについての性能やレビューなどが気になる方は、下記まとめ記事を参考にしてみてください。
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OSまとめ!
以上、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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