α7IVにオススメのジンバル5選!【アクティブモードだけじゃダメな理由】

α7IVおすすめジンバル5選!アクティブモードだけじゃダメな理由
カメラ男子

α7IVにオススメのジンバルってあるかな?

そんな方に向けて、α7IVにオススメのジンバルを5つ紹介します!

α7IVには動画用の手ぶれ補正機能であるアクティブモードが搭載されているので

「アクティブモードだけじゃダメなの?」という方もいると思うので、ジンバルとの役割の違いも解説します。

この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。

全国を旅しながら風景を撮影しています。

そんな筆者はSONY製カメラの愛用者で、α7IVだけでなく、旧型のα7IIIやAPS-C機のZV-E10などでもたっぷり撮影してきました。

撮影経験豊富な筆者なので、ユーザー目線で役立つ情報をお伝えできればと思います。

ということで今回は「α7IVにオススメのジンバル5選!アクティブモードだけじゃダメな理由」というテーマでお話します。

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目次

α7IVのアクティブモードだけじゃダメな理由

α7IVのアクティブモードだけじゃダメな理由

α7IVのジンバル選びをする前に「アクティブモードだけじゃダメなのか?」についてお話しておきます。

アクティブモードはボディ単体でも手ブレを補正してくれますが、それだけでは足りず、ジンバルが必要な場面もあります。

このことについて、次の2点から考えてみます。

  • アクティブモードの性能
  • ジンバルにしかできないこと

では、それぞれについてお話していきます。

アクティブモードの性能

α7IVのアクティブモードは「光学式補正」をベースにして、「動画用のアルゴリズム」が使われています。

光学式補正はセンサー動かして物理的に手ブレを抑える(センサーシフト)ため、画像処理でブレを抑える電子式と比べてクセが少ないです。

また、多くのカメラが静止画用手ぶれ補正をそのまま使っているのに対し、動画に適したアルゴリズムなので効果的に手ブレを補正してくれます。

おかげでα7IVのアクティブモードはボディ単体の手ぶれ補正として、とても優秀と言えます。

ただボディ内という限られたスペースで手ブレを抑える以上、センサーシフトにも限界があり、限界を超えると手ブレを抑えることはできません。

また、α7IVのアクティブモードは使うレンズによっては手ぶれ補正効果が十分発揮されないという検証結果も出ています。

つまり、アクティブモードには限界があるしレンズ次第では効果も弱まるので、アクティブモード以外で手ブレを抑える手段も持っておいた方が良いというわけです。

ジンバルにしかできないこと

ジンバルはボディ内手ぶれ補正では抑えられないような大きな揺れや傾きを抑えることができます。

それだけでもジンバルを買う理由になりますが、他にもジンバルにしかできないことがあります。

  • 軸固定して特定の方向にだけ動かす
  • フォロースピードを調整する

ジンバルは『3軸固定』によってカメラの動きを制御します。

3軸というのは垂直回転の「ピッチ」、水平回転の「ヨー」、光軸回転の「ロール」の3つで、これを固定したり自由にすることでカメラを特定の方向に動かすことができます。

ジンバルの3軸

例えば水平方向のヨーだけを自由にして、ピッチとロールを固定すれば、横に滑らかに旋回してパノラマを映せます。

垂直方向のピッチだけを自由にして、ヨーとロールを固定すれば映像のオープニングなどで使われる、下から上への煽りなども撮れます。

3軸とも固定すれば、手元が動いてしまってもカメラは同じ方向を向き続けてくれます。

この軸固定機能を使いこなせば、色んな映像表現ができるのです。

そして3軸固定に加え、旋回などのフォロースピードを調整することもできます。

パノラマをじっくり見せたいならフォロースピードを遅くしたり、早めれば躍動感が出て転換点(トランジション)にも使えます。

ジンバルにはブレを抑えるだけでなく、軸固定やフォロースピードで映像表現の幅を広げるという役割もあるんです。

α7IVおすすめジンバル5選

α7IVおすすめジンバル5選

それではここからα7IVおすすめジンバルを紹介します!

紹介するのはこちらの5つです。

  • DJI RS3 Mini
  • DJI RS 2
  • MOZA AirCross 2
  • ZHIYUN WEEBILL-S
  • ZHIYUN CRANE M3

では、それぞれ詳しく紹介していきます!

DJI RS3 Mini

  • 耐荷:2,000kg
  • 重さ:850g
  • 運転:10時間
  • 充電:2.5時間
  • 値段:52,000円

最初に紹介するのがいきなり本名ですが、DJIというメーカーの「RS3 Mini」。

DJIはジンバルだけでなく、アクションカムやドローンを数多く製作しているメーカーです。

RS3 Miniは重さ850gという軽量ながら最大積載量2kgという十分すぎるパワーを持っています。

筆者もα7IVにSELP1635Gなどのフルサイズ用レンズをつけて撮影していますが、不安要素が全く見当たりません。操作感も抜群に良いです。

詳しい解説はこちらの記事でしているのでぜひ参考にしてみてください。

DJI RS 3

  • 耐荷:3,000g
  • 重さ:1,300g
  • 運転:12時間
  • 充電:2.5時間
  • 値段:73,000円

こちらもDJIの製品で、RS3 Miniよりさらにパワーのあるジンバルです。

最大積載量3kgあればフルサイズ機+大口径ズームレンズなども装着できると思います。

ただRS3 Miniでもα7シリーズにSEL2470GMのような大口径標準ズームレンズを使うことができます。

RS3やさらに上位のRS3Proは、1kgを超えるようなレンズを使ったりケージなどの機材ごと載せるような場合に選ぶと良さそう。

逆にそこまでのパワーが必要ないならRS3 Miniでも良さそうです。

MOZA AirCross 2

  • 耐荷:3,200g
  • 重さ:1,050g
  • 運転:12時間
  • 充電:3時間
  • 値段:47,000円

「MOZA」はGudsen社のジンバルブランド。DJIと同じくアクションカムやドローンを数多く製作しているメーカーです。

AirCross2は耐荷3,200gなのでパワー十分。重さも1,050gで比較的軽いです。

このジンバルの良いところは、3軸固定やフォロースピードの調整がすぐできること。他のジンバルは「パンフォローモード」とか「チルトフォローモード」という感じでモードを切り替えますが、AirCross2は3軸それぞれをLockとFreeで切り替えます。

最初はとっつきにくいかもしれませんが、慣れると一瞬で自由自在に切り替えできて便利。

フォロースピードの調整はダイヤル式で、0〜100の細かい設定ができます。他のジンバルだとフォロースピード調整にも一手間かかりますが、AirCross2だと一瞬です。

もちろん、自撮りやFPV、ヴォルテックスなどの撮影モードも豊富に用意されています。

カスタマイズ性能が高くパワーも十分のジンバルです。

実は新型の「AirCross3」も2022年2月に発売されているのですが、重さが1.3kgに増量しているのに耐荷は変わらず。

値段は1.5倍ほどということで、AirCross2の方がコスパが良さそうなので、こちらを紹介しております。気になる方はぜひ調べてみてください。

ZHIYUN WEEBILL-S

  • 耐荷:3,500g
  • 重さ:980g
  • 運転:14時間
  • 充電:2.5時間
  • 値段:49,000円

続いて紹介するのはZHIYUNのジンバルです。

980gとかなり軽量なのに、3.5kgの機材が載せられます。

WEEBILL-Sの最も大きな特徴は「背面グリップ」です。三脚部分を背面に装着することで、ジンバルを上下でしっかり抑えて安定した撮影ができます。

この持ち方だとジンバルがやや前傾しますが、実は垂直より前傾の方が手ぶれをより抑えられるので、動画の質的にも体への負担的にも嬉しい設計です。片手で吊り下げればローアングル撮影にも重宝しますね。

ただ、下グリップは三脚を外すと極端に短くなります。短いグリップの中にボタンや液晶があるので干渉する場合もあるので少し注意が必要です。

ZHIYUN CRANE M3

  • 耐荷:不明
  • 重さ:700g
  • 運転:8時間
  • 充電:2時間
  • 値段:49,000円

最後に紹介するのはこれまたZHIYUNのジンバルです。

CRANE M3は軽量コンパクトなジンバルとして評判がなかなか良いです。

700gの重さは今回紹介する中ではダントツの軽さですね。

肝心の耐荷ですが、数字では公表されていません。代わりにカメラとレンズの組み合わせが公表されており、α7IVに近い重さのα7IIIやα7SIIIが載っています。

この表によると、SEL24F28GやSEL2860などの軽量レンズなら耐えられるようです。印象的にはレンズが300gを超えると厳しいのではないでしょうか。

撮影の負担を抑えたくて軽量レンズしか使わないという方には重宝すると思いますが、大口径の明るいレンズで夜景撮影したいという方にはオススメできないです。

α7IVおすすめジンバルまとめ

α7IVおすすめジンバルまとめ

今回はα7IVオススメのジンバル5つを紹介しました!

まず、「そもそもジンバルって必要?」「アクティブモードじゃダメなの?」というところからお話しました。

アクティブモードにも強力な手ぶれ補正効果がありますが、やはりボディ単体では限界があります。

より大きな揺れや傾きに耐えらえるジンバルがあれば撮影の難易度はかなり下がりますし、「軸固定」と「フォロースピード調整」によって映像表現の幅も広がります。

以上の理由からジンバルを使うのはとてもオススメです。

そして、オススメジンバルとして次の5つを紹介しました。

  • DJI RS3 Mini
  • DJI RS 3
  • MOZA AirCross 2
  • ZHIYUN WEEBILL-S
  • ZHIYUN CRANE M3

以前はMOZA AirCross2をメインに使っていたのですが、最近はDJI RS3 Miniで撮影することが多いです。

100g軽量ですし、最大積載量2kgを超えることは全然ないのでRS3 Miniで十分という感じ。操作感も良いです。

レンズが1kgを超えたり他にも機材を載せる場合はAirCross2を使えば良いかなと思っています。

α7IV用ジンバル選びの参考にしてみてください。

今回の記事は以上になります。この記事が皆さんのお役に立てば嬉しいです。

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