飛行機用にネックピローを買おうと思ってます。空気式だと気圧で破れないか心配です。
確かに、飛行機内では気圧が下がるので、空気が膨張してしまいます。
その結果、ネックピローが破裂してしまう可能性もあるので、機内でのネックピローの使い方について解説します。
ということでこの記事では下記内容をお伝えします。
この記事の筆者は写真家兼ライターの「とも」です。
撮影で全国を飛び回る筆者なので、疲れを溜めないよう飛行機ではネックピローを愛用しています。
筆者が使っているのはまさに空気式ネックピローなので、『破裂するから使ってはいけない』なんてこと全くありませんのでご安心ください。
ということで今回は「飛行機で空気式ネックピローを使ったら気圧で破れる?」というテーマで記事を書きます。
飛行機で空気式ネックピローを使ったら気圧で破れる?
飛行機で空気式ネックピローを使ったら気圧で破れるか?の答えは、、、
上述した通りYESです。
飛行機が上昇するにつれて気圧が減り、最終的に「0.8気圧」ほどになって空気は膨張します。
0.8気圧は標高2,000メートルにいるのと同じ気圧で、お菓子の袋も破れる可能性があります。
ただ、「飛行機で空気式ネックピローは使うべきじゃない」という結論にはならず、その証拠に筆者は空気式ネックピローを機内で愛用しています。
ここからは具体的に、「飛行機で空気式ネックピローを使って良い理由」をお話します。
飛行機で空気式ネックピローを使って良い理由
飛行機で空気式ネックピローを使って良い理由は下記の3つです。
- そもそも破裂するほど空気は入れない
- 安物や破損がなければ強度は高い
- 不安なら水平飛行で使えば良い
それぞれについて解説します。
そもそも破裂するほど空気は入れない
空気式ネックピローは、気圧の変化で破裂するほどまで空気を入れて使いません。
使ったことのない方はイメージが湧きにくいかもしれませんが、空気式ネックピローはパンパンに空気を入れるととても使用感が悪くなります。
弾力が強すぎてフィット感も無くなりますし、圧迫感すら感じてしまいます。
なので、パンパンには空気を入れず「心地良い柔らかさが出る程度の空気量」で使います。この空気量で破裂するならそのネックピローは不良品であるか破損があります。
使い方がわからず「とりあえずパンパンにして使えばいいんでしょ!」という感じで使うと破裂するかもしれませんが、まともに使えばまず破裂することはないのでご安心ください。
安物や破損がなければ強度は高い
空気式ネックピローは安物だったり破損さえなければかなり強度があります。
筆者が使用しているネックピローはカバーを外して中のチューブを見ることができますが、チューブのイメージは浮き輪です。
思い切り体重を載せても、投げて乱暴に扱っても破れないプールで使うあの浮き輪です。数字の根拠はないですが、意図的に破こうとしないかぎりそう簡単には破れないというのが筆者の感覚です。
ちなみに筆者が使うネックピローは、使い始めて3年近く経った今でもバッチリ現役なので、経年劣化もまだ心配なさそうです。
相当な安物を買ったり過剰な負荷をかけない限り破けることは無いでしょう。
不安なら水平飛行で使えば良い
「それでも気圧の変化が不安」という人は水平飛行になってからネックピローを使えば良いです。
飛行機内は高度が上がるにつれて気圧が下がるので、水平飛行に移ってからは大きな気圧の変化はありません。下降の際に気圧は上がりますが、空気はしぼむので破裂の心配はありません。
水平飛行に移るまでの時間は離陸後15〜30分なので、その後でネックピローを膨らませば問題なしです。
以上、「飛行機内でネックピローを使って良い理由」でした。
ここまでの内容で、空気式ネックピローは気圧の変化で破れる可能性はあるけど、使い方が悪かったり、物自体が悪くなければほぼ破れないことをお分かり頂けたと思います。
飛行機内でも安心して空気式ネックピローを使って大丈夫です。
ネックピローに関するまとめ記事では他にも役立つ情報を載せているので是非ご覧ください。
飛行機用ネックピローの知っておくべき情報まとめ【おすすめ商品も】
せっかくなのでここからは、筆者おすすめのネックピローを「空気式」と「クッション式」の両方紹介したいと思います。
おすすめネックピロー【空気式】
筆者おすすめの空気式ネックピローを2つ紹介します。
mujinaネックピロー
最初に紹介するのはmujinaのネックピローです。
価格は1,300円ほど。
このネックピローの良い点は価格の安さと収納性です。空気式ネックピローの標準的な価格帯は1,500〜2,000円ほどですが、これを下回る安さ。
空気式なのに加えてシンプルな形状なので、収納性がより高いです。
カバーは取り外して洗えるので清潔だし、生地の肌触りも良好。
ただ、息で膨らませるタイプなので衛生面が気になる方もいるかもしれません。また、中のチューブの質があまり良くないのか、ちょっとガサガサ感があります。
「とりあえず試しに買ってみよう」という人には良いですが、長く使う方は次に紹介するネックピローをおすすめします。
mujina ネックピロー 洗えるカバー 収納ポーチ付きMeteneネックピロー
2番目に紹介するのはMeteneのネックピローです。
価格は2,300円ほど。
このネックピローは収納性・清潔さ・使用感の揃ったオールラウンダーな商品です。
空気式なので収納性はもちろん良いですが、膨らませ方が「ポンプ式」なのが特徴です。内蔵してあるポンプを指で押して20秒ほどで膨らみます。
息で膨らませるのに比べて衛生的だし、人との貸し借りも抵抗なくできますね。
カバーは取り外して洗うことができ、生地は滑らかで高級感があります。
筆者が使用しているのはPureflyというメーカーのもので、このネックピローとほぼ同じ性能です。「Metene,Purefly,Kmall,Trapilw」などのネックピローは、正直言って性能も価格もほぼ同じです。
「空気式のしっかりした物」をお探しの方は、これらのネックピローを買っておけば間違いないです。
ちなみにレビュー記事も書いているので良ければご覧ください。
Metene ネックピロー 収納ポーチ付以上、空気式ネックピローを2つ紹介しました。
続いてクッション式のネックピローを紹介します。
おすすめネックピロー【クッション式】
続いて、クッション式のおすすめネックピローを紹介します。
クッション式なら気圧を気にする必要もないですね。ただ、空気式ほど収納性が高くはないので、そこは理解しておきましょう。
Harukaネックピロー
まず紹介するのはHarukaのネックピローです。
価格は2,200円前後ですが、割引価格となっているのでいつもこの値段かは不明です。
このネックピローはアイマスクと耳栓と空気式ネックピローと収納ポーチのセット品なので、2,000円代で買えるのはかなりお得です。
メインは棒状のクッション式ネックピローなので他のアイテムは簡素な作りですが、、、
「海外旅行に向けて一式持っておきたい」といった方におすすめのネックピローです。
Harukaネックピロー ポーチ,耳栓,アイマスク,エアピロー付Cosomiネックピロー
次に紹介するのはCosomiのネックピローです。
価格は1,600円ほど。
このネックピローの良い点は「安さと収納性」です。
クッション式は収納性の悪さが難点ですが、このネックピローはかなり小さい作りですし、タグをキャリーケースに引っ掛けられるので持ち運びも楽です。
クッション式の心地よさは空気式にないものがあるので、安くて収納性の良いクッション式をお探しならこのネックピローがまさにそれです。
Cosomi ネックピローHuziネックピロー
最後に紹介するのはHuziのネックピローです。
価格は4,900円ほど。
今回紹介する商品で最も高額ですが、このネックピローの魅力は「使用感と自由度」です。
高機能中綿は夏は涼しく冬は暖かいですし、生地もすべすべで使用感抜群。長い輪っか状の形は、巻いたり掛けたり敷いたりと、使い方の自由度が高いです。
また、竹繊維を使用することで抗菌性と通気性も確保していますし、丸ごと洗濯もできます。
空気式のような収納性はありませんが、使い心地に関してこのネックピローより上はないと思います。
Huzi ネックピローおすすめのネックピローを合計5つ紹介しました。
空気式もクッション式も良い商品ばかりなので自分に合った物を選ぶと良いと思います。
最後にこの記事のまとめをします。
空気式ネックピローの気圧 まとめ
今回は「飛行機内で空気式ネックピローを使うと気圧で破れるのか?」についてお話しました。
機内では気圧が0.8気圧ほどになるので、ネックピローは破れる可能性があります。
しかし、そもそもネックピローはいっぱいまで膨らませると使用感が悪いので、程よく空気を抜いて使用しましょう。パンパンに膨らませたりしなければ、安物だったり破損が無ければ気圧の変化で破れる心配は無いでしょう。
それでも心配な方は、気圧の変化が少なくなる水平飛行になるまでネックピローを膨らませるのを待ちましょう。離陸後15〜30分ほどで水平飛行に移ります。
また、記事後半では筆者おすすめのネックピローを紹介しました。空気式・クッション式を問わず、それぞれに優れている点も足りない点もあります。
自分の求めているものをしっかり持ったネックピローを見つけてください。
以上、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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