GoProHERO11のオススメ『解像度設定』はどれ?理由はビットレートとフレームレート!

GoProHERO11のおすすめ解像度設定はどれ?理由はビットレートとフレームレート

GoProHERO11で使える解像度には1080P、2.7K、4K、5.3Kがあります。

どれを使えば良いか悩ましいですが、『オススメの解像度設定』があって、その「理由」もちゃんとあります。

今回はGoProHERO11を実際に使っている筆者「とも」が解説します。

写真撮影・映像制作をやっており、フォトコンテストでの受賞や映像を企業に活用いただいたりもしています

そんな筆者が「GoProHERO11のオススメ解像度設定」についてお話します。

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目次

GoPro11のオススメ解像度

結論から言うと、GoPro11のおすすめ解像度は4Kか1080Pです。

画質を求めるなら『4K』で、ファイルサイズを抑えるなら『1080P』が良いです。

GoPro11ではアスペクト比(縦横比)を選べますが、動画で一般的な16:9の場合

4Kなら横3,840×縦2,160の「830万画素」

1080Pは横1,920×縦1,080の「207万画素」

で映像が作られることになります。

4Kは解像感があって確かに綺麗だけど、だったら5.3Kの方が綺麗では?と思う方もいると思います。

1080Pはファイルサイズを抑えられるけど、画素数が少なくて2.7Kくらいが安心では?と思うかも。

でも実は検証の結果、そうでもないことが数字でわかっています。

このことについて解説します。

画質とビットレートの関係

ビットレートってご存知でしょうか?

ビットレートは映像1秒あたりのデータ量のことで、単位はbps(ビット,パー,セカンド)です。

ビットレートが大きいほどデータ量も大きくなって画質が良くなるし、ビットレートを小さくするとデータを抑えられるけど、画質が落ちます。

つまり、ビットレートが分かれば画質とファイルサイズの関係も分かるということです。

GoPro11ではビットレートの設定が「高い」と「標準」でしか選べなくて実際の数値がわからないんですが、実はビットレートの計算方法というのがあります。

具体的には

ファイルサイズ ÷ 撮影時間 × 8 = ビットレート です。

例えば10秒で120メガバイトの動画があるなら、120MB ÷ 10 × 8 = 96Mbpsということになります。

この計算式を使ってビットレートを確認した結果、4Kと1080Pが良いとわかったんです。

GoPro11のビットレート計算

計算式がわかったところで、実際にGoPro11のビットレート計算をしてみましょう。

各解像度で30秒動画を撮影し、そのファイルサイズをもとに計算していきます。ちなみにビットレートの設定は出来るだけ高画質にするため「高い」にしています。

検証動画はYouTubeに上げているのでよければご覧ください。実際に見てもらった方がわかりやすいかもしれません。

計算結果は次のとおりです。

  • 1080P:170÷30×8=45Mbps
  • 2.7K:170÷30×8=45Mbps
  • 4K:450÷30×8=120Mbps
  • 5.3K:450÷30×8=120Mbps

なんと、解像度が違うのに同じビットレートが出ています。

1080Pと2.7Kが同じ4Kと5.3Kも同じビットレートなんです。

画質的にも1080Pと2.7Kはあまり変わらず、4Kと5.3Kもあまり変わりません。

解像度が上がればデータ量も増えるかと思いきや、データ圧縮の都合なのか、そうでもないことがわかったんです。

2.7Kと5.3Kで使えないフレームレート

解像度が4つあるのにビットレートが2つしかないことがわかりましたが

画質がほぼ同じなら2.7Kや5.3Kを使っても別に良いのでは?と思うかもしれません。

ただ実は2.7Kと5.3Kは使えないフレームレートがあります。

フレームレートは映像1秒に使われる画像の枚数で、60Pや120Pなど数値が大きいと映像が滑らかになったり、スローモーション映像の素材として使えたりします。

逆に数値が小さくても24Pなどはシネマティックな雰囲気になって好んで使われたりします。

GoPro11の2.7Kは24Pと30Pが使えず、5.3Kは120Pが使えません

フレームレートの選択肢の面でデメリットがあるので、画質がほぼ同じなら選択肢が多い1080Pと4Kを使うのが良さそうです。

ちなみに、1080Pと2.7Kだけフレームレート240Pを使うことができますが、相当アクティブな動きを10倍スローにしたいということがなければ使うことのないフレームレートです。

あと、1080P(別名フルHD)と4Kは規格として多く使われていますが、2.7Kと5.3Kはマイナーで使いづらいというのもありますね。

GoPro11のオススメ解像度まとめ

今回はGoProHERO11のオススメ解像度についてビットレートとフレームレートの観点からお話しました。

画質や汎用性の面で4Kと1080Pをおすすめしましたが、特別用途が決まっているなら2.7Kと5.3Kを使うのは全然アリです。

ただ「どの解像度で撮れば良いのかわからない」という状況であれば

ファイルサイズを抑えるなら1080P

画質を求めるなら4K

という選び方で全く問題ないと思います。

より良い解像度設定でGoPro11の撮影をぜひ楽しんでください!

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