北海道に生息する小さくてかわいい鳥シマエナガ。
「北海道に行ったら会ってみたい。なんならスマホで撮っておきたい。」という方も多いと思います。
そんな方に向けて今回は、シマエナガをスマホで撮れるのかについて解説していきます。
この記事を書いているのは写真家のtomoです。
撮影したシマエナガの写真はX(旧Twitter)で紹介されています。
シマエナガをスマホで撮るのは厳しい
シマエナガをスマホで撮影するのはかなり厳しいと思った方が良いです。
無理ではないけど、ほぼ無理と言っていいくらいです。
その理由を挙げていきます。
シマエナガはとても小さい
シマエナガは日本で2番目に小さいエナガという鳥の亜種です。
尾は長いですが、体はスズメなどよりずっと小さいです。
そんな小さなシマエナガをスマホで撮ろうとしても、ほとんどの場合小さな点にしか写りません。
良くてもシルエットがわかるくらいで、顔が判別できる写真は相当運が良くないと厳しいです。
シマエナガはとても素早い
仮にシマエナガに出会えたとしても、カメラで捉えるのは難しいものです。
シマエナガは枝から枝へ飛び移って、1箇所にとどまっていることはなかなかありません。
写真で見るシマエナガはフワフワでゆっくり動きそうな見た目ですが、実際の素早さには皆さん驚きます。
スマホを向けて、大きく写すためにズームをしているうちにどこかへ行ってしまいます。
ただ、ちゃんとしたカメラを使ってもシマエナガが早いのに変わりはありません。
素早さへの対応はいずれしないといけませんね。
撮れても画質は悪い
スマホでは絶対撮れないというわけではありません。
小さくて素早いシマエナガに運よく近づけたり、食事に夢中のところをスマホで撮れたりすることもあるかもしれません。
ただスマホで小さなシマエナガを撮ろうとすると、どうしても電子ズームに頼ることになります。
電子ズームは画質が大幅に劣化して、天気や環境次第ではノイズも多くなります。
頑張ってスマホを操作しても撮れる可能性も低ければ画質も悪いです。
それなら、自分の目でしっかり観察しておいた方が有意義なんじゃないかと思います。
そもそもシマエナガに会える?
そもそも、北海道に行けばシマエナガに必ず会えるというわけでもありません。
北海道に住んで毎日のようにシマエナガを探していても、会えない日がたくさんあります。
北海道にずっと住んでいても、実物を見たことない人がほとんどだったりもします。
そんなシマエナガを見つけるポイントを挙げておきます。
鳴き声を頼りにする
鳴き声を頼りにするとシマエナガを見つけられる可能性が高まります。
鳴き声にも種類が色々ありますが、「ジュルル、ジュルル」という鳴き声は特徴的です。
他の鳥とは明らかに違う鳴き声なので、覚えておいた方が良いです。
冬の朝や夕方に探す
シマエナガは夏の間は森の奥に隠れて見つけづらくなります。
逆に冬は群れで活発に飛び回りながらエサを探しているので、見かける機会が多くなるんです。
時間帯的には朝か夕方が出会える確率が高いように思います。
お昼頃に会えることもありますが、食事のために活発に飛び回るのが朝と夕方なのかなと思います。
森林公園や水辺付近を探す
シマエナガは冬の間色んな場所を活発に飛び回ります。
街中の公園に出てくることもありますが、やはり木々が多い森林公園の方が見つけやすいです。
また、河川や湿地の周辺でも見つけやすい印象です。
シマエナガは違う鳥と一緒に混群という群れを作ることも多いので、小さな鳥の群れを見つけたらじっくり観察してみましょう。
まとめ
シマエナガをスマホで撮影するのは、無理ではないけどかなり厳しいです。
撮れたとしても満足いく写真にはまずならないと思います。
無理にスマホで撮るよりも、自分の目でじっくり観察しておくのが個人的にはオススメです。
撮影するならカメラを用意してしっかり勉強してから臨んだほうが良いと思います。
記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
シマエナガのかわいいグッズをオンラインショップで紹介しているので、よければご覧ください。
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