シマエナガの生息地ってどこ?どうすれば会えるの?

シマエナガの生息地ってどこ?どうすれば会えるの?

シマエナガは、エナガという鳥の亜種で北海道にのみ生息しています。

その愛らしい姿が広く知られる一方で、生息地について詳しい情報はあまり出てこないかもしれません。

この記事では、シマエナガがどのような環境で暮らしているのかや見つけ方について解説します。

この記事を書いているのは写真家のtomoです。

撮影した写真はX(旧twitter)で紹介されています。

目次

シマエナガの生息地

シマエナガは日本列島の中でも北海道に限定して生息しています。

可愛らしい姿もあって「雪の妖精」として親しまれています。

本州や四国、九州で見られるエナガとは異なり、シマエナガは頭部が真っ白なのが特徴です。

本州に生息するエナガ
本州に生息するエナガ

この違いは、津軽海峡(ブラキストンライン)を境に由来が北方か南方かで変わっているようです。

ただ最近は青森でも目撃例があるようで、船舶やトンネルを通じて渡っているのかもしれません。

シマエナガの好む環境

シマエナガが暮らす環境には、いくつかの共通点があります。

1. 森林や林

シマエナガの多くは森林に生息しています。

時期によって食べ物も少しづつ変わるので、同じ森の中でも高木の上によくいる時期や低木にいる時期などもあります。

2. 水辺の近く

森林の中でも、小川や沼地に近い場所で観察されることが多いです。

これらの環境は昆虫などの餌が豊富で、シマエナガにとって理想的な生活環境なのかもしれません。

季節ごとの生息地の変化

シマエナガは季節によって行動範囲を変えます。

春と夏

繁殖期にはペアで行動し、樹上に球形の巣を作ります。

巣はコケや羽毛で作られており、木の枝の間に巧みに隠されています。

子育てに無用なストレスを与えないよう、この時期の観察は控えるか細心の注意を払いましょう。

秋と冬

繁殖期を過ぎると、小さな群れ(通常5~10羽程度)を形成し、広範囲を移動しながら餌を探します。

他の小鳥たちと混群を形成することもあります。

混群にはシジュウカラ、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、コゲラ、ヒガラ、アカゲラなどが混じっていることが多いです。

観察するなら秋から冬にかけてが適しています。

シマエナガを観察するためのヒント

シマエナガに出会うには、以下のポイントを押さえましょう

1. 観察時期

秋の終盤から冬にかけて、群れで活発に行動するシマエナガを見つけやすくなります。

2. 適した場所

北海道全域の森林公園や水辺付近で見つかることが多いです。

ただ札幌の街中を普通に飛んでいることもあります。いつどこで出会えるか分かりません。

3. 静かに待つ

冬のシマエナガは人に対して極端に警戒することはありません。

いつの間にか群れに囲まれていて、1〜2mくらいの距離の枝にとまったりすることもあります。

ただ、追いかけたり驚かせたりすれば当然逃げてしまいますし、ストレスも与えてしまいます。

静かに忍耐強く、観察できるタイミングを待つのも重要です。

まとめ

シマエナガは北海道内全域に生息しているので、どこでも観察できる可能性があります。

森林公園や水辺付近では特に観察できる可能性が高まります。

夏場は森の奥深くに入ってしまいますが、秋の終わりから冬にかけて行動が活発になります。

冬のシマエナガは人への警戒が少なめですが、追いかけたり驚かせるような行動はしないようにしましょう。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

シマエナガグッズを販売してるオンラインショップもあるので、ぜひ見てみてください。

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