奥入瀬渓流の新緑が綺麗らしい。でも、ベストシーズンがいつなのかわからないです。
そんな方に向けて、筆者が現地で入手した情報をお伝えします。
この記事には筆者が撮影してきた写真もたっぷり載せているので、現地の雰囲気もよくわかると思います。
この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。
全国を旅しながら風景写真を撮影したり、旅好きの皆さんに役立つ情報をお伝えしています。
そんな筆者は東北に住んでいたこともあり、休みの日は毎週のように観光スポットをまわっていました。
新緑の奥入瀬渓流へも訪れたので、その際の情報をもとにお話していきます。
ということで「奥入瀬渓流の新緑!ベストシーズンはいつ?【新緑写真もあるよ】」というテーマで記事を書きます。
奥入瀬渓流の新緑ベストシーズンはいつ?
奥入瀬渓流の新緑ベストシーズンは5月中旬〜6月上旬です。
筆者が奥入瀬渓流へ訪れたのは5月30日で、新緑の見頃ど真ん中でした。
来る時期が早いとモノクロの寂しい風景が広がるだけだし、遅いと「新緑のライトグリーン」が楽しめません。
夏の深緑も良いですが、新緑が作る幻想的な風景はぜひ一度見て欲しいです。
九州人である筆者は愚かにも「4月になればさすがに新緑あるでしょ」などと思い行ったこともありますが、完全に空振り。
同じ日本でも季節感って全然違うんですね。
その後リベンジし、ようやく絶景に出会うことができました。
奥入瀬渓流は標高200〜400mの位置にあるので、青森県内の低地よりさらに遅く新緑の時期を迎えます。
奥入瀬渓流の新緑写真
奥入瀬渓流の新緑写真を紹介しますが、撮った写真全てを記事に載せると結構ボリューミーになってしまいます。
ということで、動画の写真集を作りました。
ぜひ1080p以上の高画質に設定してご覧ください。
「動画見れる環境じゃない」という方は、ちょっと少ないですが記事内の写真を楽しんでください。
若葉は陽光で輝き、渓流沿いに咲く「ヤマツツジ」は素敵なワンポイントの赤。
歩道脇には「ニリンソウ」が凛々しく咲き、しゃがんでみれば「苔」の世界が観察できます。
新緑だけでなく、この時期ならではの花や固有の植物も見逃してはいけませんね。
奥入瀬渓流は国内屈指の「苔スポット」でもあります。苔を虫眼鏡やマクロレンズで覗くと、まるでそこに小さな世界があるように感じられるので、ぜひお試しを。
奥入瀬渓流 新緑撮影のポイント
奥入瀬渓流の撮影では、光が当たって透けた新緑を狙って欲しいですね。
これが輝くように色づいて本当に綺麗なのです。
しかし、木漏れ日は明暗差が大きくて白とび・黒つぶれが起きやすいので注意が必要です。
「白とび」とは明るい部分が真っ白に、「黒つぶれ」とは暗い部分が真っ黒に写ること。スマホでも一眼カメラでも起こります。
上の写真でも、渓流の光が当たっている部分が白とびしちゃってますね。
反射光でもバッチリ白飛びするので、太陽が入ったら尚更です。
対策としては、強い光が入らないよう撮影位置や角度を決めるのがまず大事。
「うわここマジ綺麗!パシャ!はいOK!」
みたいな勢いで撮影するのは避けたほうが良いですね。
あと、明るさ(露出)調節も大事。
一眼カメラなら-0.7とか+1.3とか自分で調節可能だと思いますし、スマホなら自動調節機能を使うのが良いでしょう。
ピントを合わせた箇所の明るさに合わせて光量が調節されると思いますので、ピント合わせはとても大事。
自分の撮りたいモノにしっかりピントを合わせて、白とび黒つぶれが無いことを確認してからシャッターを切る。
シンプルですが、この行程をしっかり踏んで撮影しましょう。
続いて、奥入瀬渓流の中にも名所があるので、代表的な5つを紹介しておきます。
- 銚子大滝
- 白糸の滝
- 雲井の滝
- 阿修羅の流れ
- 三乱の流れ
この中でも、銚子大滝と阿修羅の流れが筆者のオススメです。
それぞれのスポットに駐車場があるわけではないので注意してください。
筆者が紅葉シーズンに宿泊した星野リゾート奥入瀬渓流ホテルなら1時間おきにシャトルバスを出してくれているので、駐車場の心配をしなくてOK。
星野リゾートは正直言って高額ですが、色んなアクティビティが用意されているし、部屋・温泉・食事、スタッフの気配りも最高。
ここでの時間は一生モノの思い出になります。
ちなみに「楽天トラベル」でも予約できて、ポイントも貯まるのでお得です。
青森県の「八甲田・十和田湖・奥入瀬エリア」で検索すると出てきますが、人気のホテルなので空室が無い可能性もあります。
予約はお早めにどうぞ。
紅葉シーズンほどではありませんが、新緑の奥入瀬渓流も観光客でいっぱい。休日であれば駐車場に苦慮するのは間違いありません。
奥入瀬渓流で使った撮影機材
奥入瀬渓流の新緑撮影に使用した機材はこちらです。
- カメラ:SONY α7iii
- レンズ:SIGMA 20mm F1.4 DG HSM Art
- レンズ:SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO
カメラは筆者愛用のSONY『α7iii』。
奥入瀬渓流を撮影して1年近く経ち、新機種がドンドン発売されてますがまだまだ現役で活躍しております。
そして、奥入瀬の植物をアップで撮影するならマクロレンズは必須。
ということで使用したのは「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO」です。
SIGMAのレンズは解像度が売り。このレンズもキレキレの解像度から、巷ではカミソリマクロと呼ばれています。(ナイフじゃダメなのか?)
奥入瀬の小さな世界を鮮明に写すことができました。
広い風景は「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM Art」にお任せ。
超広角に迫る20mmの画角は眼下の渓流も新緑の天井も1枚に収めてくれるし、立体感や奥行きもしっかり表現してくれます。
撮影機材に興味がある方はこちらの記事も良ければ読んでみてください。
奥入瀬渓流を撮るならマクロレンズはぜひ持ってきて欲しい。広角はスマホに任せちゃっても良いから、どうかマクロを。
奥入瀬渓流の新緑まとめ
今回は「奥入瀬渓流の新緑」についてお話してきました。
最後のまとめとして、筆者の独断と偏見で奥入瀬渓流を評価してみたいと思います。
- 総合評価:4.6
- 魅 力:5
- アクセス:3
- 混 雑:2
- 料 金:5
魅力度抜群。紅葉も有名ですが、優劣つけ難いほど新緑も素晴らしいです。
混雑すると大変なので、人の少ない早朝に来るなど対策が必要。
星野リゾート奥入瀬渓流ホテルに宿泊すれば、1時間おきのシャトルバスを利用できて、混雑や駐車場の心配がなくなります。
高いホテルではあるけど、そのくらいお金をかけて良いホテルだと思います。
また、もしこの記事を読んで
「奥入瀬行かずして満足しちゃった」
という方がいたら、奥入瀬渓流がある十和田市の特産品を楽しんでみてはどうでしょう。
筆者のオススメは『スタミナ源タレ』。
十和田市出身の知人からお土産でいただき、その後も無性に欲しくなって、よく購入しております。
いわゆる焼肉のタレですが、特徴は地元産ニンニクとタマネギを使った、ガツンと来る香り。
野菜炒めに使ったり、肉を漬け込んで下味をつけるのも良いです。
一般的なものと違って甘さは控えめですが、りんごを使った優しい風味があります。もちろんりんごは青森産です。
筆者が使っているのはベーシックなものですが、他にも種類があるようなのでぜひお試しあれ。(筆者も次回試してみる)
スタミナ源たれセレクトB 3本入
以上、奥入瀬渓流の新緑についての記事でした。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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