【SEL90M28G】SONYの純正マクロレンズをレビュー!

SEL90M28Gレビュー
カメラ女子

SEL90M28Gのレビューはどんな感じ?SONY純正レンズだからやっぱり良いのかな?

そんな方に向けて、「SEL90M28G」のレビューをお伝えします!

購入してじっくり使ったレビューなので、きっとお役に立つと思います。

この記事の筆者は写真家兼ライターの「とも」です。

全国を旅しながら、風景写真を撮影して生活しています。

そんな筆者はSONY機の愛用者で、純正のマクロレンズ「SEL90M28G」がずっと気になっていました。

月日が経ち、ようやく購入することができたので、このレンズのレビューをしたいと思います。

筆者はこれまで、SIGMAのカミソリマクロこと「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO」を愛用してきたので、こちらとの比較も加えます。

SIGMA 70mmもかなり良いレンズなので、厳し目のレビューになるかも、、、

ということで今回は「【SEL90M28G】SONYの純正マクロレンズをレビュー!」と言うテーマで記事を書きます。

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目次

SEL90M28Gをレビュー

SEL90M28G SONY純正レンズをレビュー

それでは早速レビューしていきます。

レビューする内容は下記の通りで、撮影した写真と合わせてお話していきます。

  • 1.開放F2.8のボケ具合
  • 2.マクロの解像感
  • 3.二線ボケの有無
  • 4.風景撮影
  • 5.使い勝手
  • 6.動画性能

それではいきましょう!

開放F2.8のボケ具合

SEL90M28Gの開放F2.8
SEL90M28G 開放F2.8

最初に確認してみたのが「開放F2.8での写り」です。

上の写真では、ピントが合っている花からジワジワっとボケていくのが分かります。

開放でも周辺減光は感じられないので、これまた良い感じ。

開放で綺麗なボケが楽しめるレンズだと分かりました。

SEL90M28G 開放F2.8のトリミング
SEL90M28G 開放F2.8のトリミング

ちなみに、ピントが合っている花をトリミングしてみたらこんなに綺麗に解像していました。

Gレンズならではの、ボケと解像感が両立した一枚となりました。

ちなみに、玉ボケの形は絞りで変形します。

筆者が使った感じだと、F4〜5.6あたりで綺麗な円形ボケになるようです。なので筆者はこの範囲で撮影することが多いですね。

また、玉ボケの中にグルグルが生じる、通称『玉ネギボケ』は全く発生しませんでした。

輪郭も目立たないので自然で優しい玉ボケです。さすがGレンズ。

マクロの解像感

SEL90M28Gのマクロ撮影
SEL90M28Gのマクロ撮影

続いて、マクロ撮影です。

等倍マクロなので、コギクをこんなに大きく写せます。

SIGMA 70mm MACROはパリッとした印象の写真になりますが、SEL90M28Gは柔らかさが感じられます。

SEL90M28G マクロのトリミング
SEL90M28G マクロのトリミング

ピントを合わせた水滴付近をトリミングしてみました。

ラメのような花びらの光沢が美しいです。

解像感を持ちつつも硬くならず、優しい印象に写りますね。

二線ボケの有無

SEL90M28Gの二線ボケ
SEL90M28Gの二線ボケ

意地悪にも、二線ボケを発生させようと枝が交差するモミジを撮影しました。

二線ボケは細い線が二重に写る現象で、絞りの設定やレンズによって生じることがあります。

ゴチャゴチャしたり、滲んだように見えるので無いのが望ましいです。

このレンズはどうかと言うと、中央を横断する枝が二線ボケしてるような気もするのですが、、、微妙。

とりあえず、二線ボケに神経を使うことはなさそうです。

風景撮影

SEL90M28Gの風景
SEL90M28Gの風景

マクロレンズだからと言って、近景しか写せないわけではありません。

風景もバッチリ写せて、枝葉も綺麗に解像しています。

マクロレンズにしてはAFが速いので、ポートレートなども挑戦してみたいですね。

使い勝手

SEL90M28Gの風景2
SEL90M28Gの風景2

先ほども述べましたが、マクロレンズは、AFが遅いものですが、このレンズは比較的速いので、SIGMA 70mm F2.8と差が出るところです。

AF・MFはフォーカスリングを前後するだけで切り替わるので、感覚的に操作できて個人的に気に入りました。

重さもフルサイズ用マクロとしては標準的なので、問題なしです。

動画性能

90mmの画角になると歩きながらの撮影はさすがに厳しいです。

立ち止まるか、三脚に載せて撮影します。

撮影した動画をYouTubeに載せているので、良ければご覧ください。

α7iiiの4K24Pで撮影しました。

背景のボケは綺麗だし、ピントが合っている箇所はしっかり解像してとても気持ちが良いです。

AFの速さにも助けられました。

ぜひSEL90M28Gで動画撮影にもチャレンジしてみてください。

以上、SEL90M28Gのレビューを行いました。

総評すると「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO」の上位互換といった感じです。

そもそも値段が違うし(SIGMA 5万、SONY13万)、写りには好みがあると思いますが。

マクロと高画質のおかげで、日常にありふれたモノを輝かせることができるレンズになっていることが分かりました。

SIGMA 70mm MACROはコスパ高い

SEL90M28Gに対してSIGMA 70mm F2.8 DG MACROはコスパ高い

SEL90M28Gと比較した結果、劣っているように思えた「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art」。

筆者はこのレンズを長く使ってきたのでハッキリ言いますが

コスパは完全にSIGMAが上です。

確かに、AFスピードやボケの綺麗さでは劣ると思いますが、SEL90M28Gの性能は値段相応です。

むしろ「倍の値段なのに比較が成立するSIGMA 70mm F2.8はやっぱり良いレンズだな」と改めて実感します。

そんなSIGMA 70mm F2.8 DG MACROに関しては、作例もたっぷり用意したまとめ記事があるので、ぜひご覧ください。

【これ見ればOK!】SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO まとめ

コスパで選ぶならSIGMA 70mm F2.8 DG MACROです。

SEL90M28Gレビュー まとめ

SE90M28G レビュー まとめ

以上、SEL90M28Gのレビュー記事でした。

さすがSONY純正Gレンズということで、滑らかで柔らかいボケと解像感が見事に共存できています。

AFの速さやAF・MFが直感的に切り替えられる点など、操作性にも優れており、このレンズにはこれから長くお世話になりそうです。

比較対象として挙げたカミソリマクロことSIGMA 70mm F2.8 DG MACROですが、SEL90M28Gの半値でも、十分戦えるレンズであることが再認識できました。

性能や画質で見ればSEL90M28Gが上なので、本格的にマクロ撮影したい方にはこちらがオススメ。

マクロに気軽に挑戦したいという方はコスパの高いSIGMA 70mmがオススメです。

以上、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

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