SIGMA 30mm F1.4 DC DN の作例を紹介!【撮り方とレンズの特徴も】

SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporaryの性能と特徴
カメラ女子

SIGMA 30mm F1.4 DC DNの作例が見たい。あと撮り方とかも教えてほしい。

レンズを買う前に、どんな写真が撮れるか確認しておきたいですよね。

そんな方に向けて、SIGMA 30mm F1.4 DC DNの『作例』を紹介します。

作例を見れば、自分がこれからどんな写真を撮れるのか確認できて、不安もなくなるはず。

この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。

全国を旅をしながら風景を撮影したり、旅好きの皆さんに役立つ情報をお伝えしています。

撮影ではSIGMA 30mm F1.4も大活躍。

このレンズでたくさんの風景写真を撮ってきた筆者なので、みなさんに役立つ情報をお伝えできると思っています。

ということで今回は「SIGMA 30mm F1.4 DC DNの作例を紹介!【撮り方とレンズの特徴も】」というテーマで記事を書きます。

目次

SIGMA 30mm F1.4 DC DNの作例

SIGMA 30mm F1.4 DC DNの作例

それでは早速、SIGMA30mm F1.4 DC DNの作例を紹介していきます。

紹介するのは下記の写真です。

  • 朝焼け
  • 花(近景)
  • 花畑
  • 銀杏並木
  • 天の川

ちなみに、この記事で使用している写真は全てSIGMA 30mm F1.4で撮影した写真なので、そちらも参考にしてみてください。

それではいきましょう!

朝焼け

SIGMA 30mm F1.4で撮影した朝焼け
SIGMA 30mm F1.4で撮影した朝焼け

青森の「種差海岸」で朝焼けを撮影しました。

赤から青へ移る空のグラデーションも綺麗に表現できています。

このレンズの強みである「明るさ」を活かせば、ブレが起きやすい暗い場所でも手持ち撮影ができてしまいます。

花(近景)

SIGMA 30mm F1.4 DC DN で撮影した花
SIGMA 30mm F1.4 で撮影した花

北海道の公園で撮影した「ライラック」の花です。

花はしっかり解像して、左側には美しい玉ボケができています。

この玉ボケは意図的に出したもので、F値2.0で出すことができました。

マクロレンズじゃないのにここまで近景に強いとは筆者も驚きです。

SIGMA 30mm F1.4で撮影した花
SIGMA 30mm F1.4で撮影した花 2

宮城の「やくらいガーデン」で花の近景を撮影しました。

ピントを合わせた手前の花はしっかり解像し、離れるにつれ、じわじわっとボケて遠近感が生まれています。

このレンズは花や物撮りなど、近景撮影でも活躍してくれますね。

花(中〜遠景)

SIGMA 30mm F1.4で撮影した花畑
SIGMA 30mm F1.4で撮影した花畑

同じく、宮城の「やくらいガーデン」で撮影した写真です。

風景写真の撮影では、全体をハッキリ解像させたいことも多いですが、絞り(F値)を大きくすれば全体にピントが合ったように綺麗に解像します。

広過ぎも狭過ぎもしない標準画角は使いやすいですね。

銀杏並木(中〜遠景)

SIGMA 30mm F1.4で撮影した銀杏並木
SIGMA 30mm F1.4で撮影した銀杏並木

続いてこちらは、鹿児島県「垂水市の銀杏並木」です。

ここでも手前から奥までしっかり解像させたかったので絞りを大きくしています。

手前から奥まで綺麗に解像して、秋の空気感を出すことができたと思います。

SIGMA 30mm F1.4は中〜遠景の風景撮影でも活躍してくれることが分かります。

天の川(遠景・暗所)

SIGMA 30mm F1.4で撮影した天の川
SIGMA 30mm F1.4で撮影した天の川

最後に紹介するのは、岩手県「ひろのまきば天文台」で撮影した天の川です。

このレンズの明るさがあれば、星空撮影もできてしまいます。

ただ、あくまで標準画角なので、もっと広く星空を写すには広角レンズが必要ですね。

以上、SIGMA 30mm F1.4 DC DNの作例を紹介しました。

高い汎用性で色んな場面で活躍することがお分かりいただけたと思います。

まだ作例を紹介し足りないので、作例集を動画で作ってみました。

自信作ばかりなので、記事内の作例よりクオリティ高いと思います。

ぜひご覧ください。

ここからは、このレンズの特徴と撮影方法を少し深掘りしていこうと思います。

SIGMA 30mm F1.4の特徴と撮り方

SIGMA 30mm f1.4 DC DNの特徴と撮り方

SIGMA 30mm F1.4 DC DNの「特徴」と「撮影方法」について解説します。

どんな性能や方法で作例が撮影されたのか。

ここを理解しておくと実際の撮影でも応用が効くと思います。

それではいきましょう!

SIGMA 30mm F1.4の特徴

SIGMA 30mm F1.4の特徴は大まかに下記のとおりです。

  • 開放F値1.4の明るさ
  • フルサイズ換算45mmの画角
  • コンパクトさとお手頃価格

開放F値1.4の明るさ

このレンズには「暗い場所」や「星景」の撮影をこなす『強力な明るさ』があります。

レンズの明るさを示すのが「開放F値」であり、このレンズは名前の通り開放F値1.4です。

小さいほど明るいということになるのですが、「2.8」や「2.0」でも明るいレンズと呼ばれるので、「1.4」は非常に明るいと言って良いでしょう。

また、開放F値が小さいということはボケを使った写真も撮れるということになります。

ボケを使って被写体を強調したり、幻想的な雰囲気の写真を撮影することが可能です。

フルサイズ換算45mmの画角

写真の画角は焦点距離によって決まり、SIGMA 30mm F1.4は標準画角です。

焦点距離が25あたりだと画角は広く(広角)、80ほどだと狭い(望遠)といった感じです。

このレンズの焦点距離は30mmですが、APS-C機で使うことを想定しているので、そのままの数値では判断できません。

APS-C機では焦点距離を1.5倍した数値が画角の基準になります。(フルサイズ換算と言います)

ということで30×1.5=45mmで画角を判断すると、標準画角となるのです。

標準画角のレンズは「広角のパース」や「望遠の圧縮効果」など、特殊な効果が出にくいです。

これらを使った面白みやインパクトのある写真にはなりにくいですが、幅広いシーンに対応できる柔軟さがあります。

まずは一本の単焦点レンズから始めたいという方にオススメできます。

コンパクトさとお手頃価格

とても明るくて幅広い場面に対応できるレンズですが、コンパクトさと価格でも優れています

具体的な数字は下記のとおりです。

  • 長さ73.3mm×径64.8mm
  • 重さ265g
  • 価格37,000円ほど

同じF1.4の標準画角レンズでも1kg近い物や、価格が10万を越えるものもあります。

そういったものと比べるともちろん、解像度や歪みなどに差があったりしますが、正直比べないと分からないレベルです。(現像ソフトで簡単に歪み補正できますし)

また、フルサイズ機で使えるかどうかも価格と大きさに影響しますが、今現在APS-C機を使っている方にとっては関係のないことです。

結論、「ハイスペックがお手頃価格で手に入る」と言って良いレンズです。

SIGMA 30mm F1.4での撮影方法

これまでお話した通り、SIGMA 30mm F1.4での撮影は「明るさ」と「標準画角」が武器になります。

具体的にどんな撮影ができるかというと、下記のとおりです。

  • ボケで主題を強調した撮影
  • 暗い場所で手持ちでもブレない撮影
  • 花のアップから星空まで幅広いシーンでの撮影

順に解説します!

ボケで主題を強調した撮影

F値が小さいほど写真は背景ボケしやすくなります。

このレンズで言えばF1.4の時にボケは大きく、F10にもなるとボケはかなり少なくなります。

背景がハッキリ写ると、何を主題にしているか分かりづらいことがあるので、そんな時はF値を下げて背景をボケさせましょう。

もちろん風景写真などで全体をハッキリ写したい時はF値を上げれば良いです。

背景に余計なものが入る場合や、玉ボケで幻想的な写真に仕上げたい時も、F値を下げてみましょう。

もちろん、主題にピント合っていなければ台無しなので、そちらも抜かり無く。

暗い場所でもブレない撮影

暗い場所ではシャッタースピード(SS)が長くなり、手ブレしやすくなります。

三脚を使えば手ブレしないのですが、人通りが多くて三脚を立てられなかったり、そもそも三脚禁止の場所もあります。

そんな時に、レンズが明るいと有利です。

そもそもSSが長くなるのは光の量が足りないからなので、光を多く集められる「明るいレンズ」は暗い場所でも手ブレいにくいのです。

F値を下げて、SSを短く保つことで手ブレしない撮影ができます。

手ブレしないSSの目安は「焦点距離分の1秒」と言われるので、1/45秒を目安にSSを確保します。

F値を下げても足りない場合はISO感度を上げましょう。

ISO感度を上げるとノイズでザラついた写真になるので、上げ過ぎないよう注意です。

花のアップから星空まで幅広いシーンでの撮影

標準画角なら花の近景から広い風景写真まで様々なシーンで活躍します。

それに加えて開放F値1.4の明るさがあるわけなので、同じ花を撮るにも色んなパターンで撮影できます。

例えば

  • 主題の花を手前に置いて背景をボカす
  • 主題の花を中距離に置いて前後をボケさせる
  • 奥の風景をしっかり写して手前の花をボカす

などなど、構図も組み合わせればまさに選択肢は無限大。

ズームレンズのように画角は変わらずとも、明るさを活かして幅広い撮影が可能なのです。

以上、SIGMA 30mm F1.4の特徴と撮影方法についてお話しました。

一本の単焦点レンズで本当に多くのシーンをこなすことができると思います。

それでは最後にこの記事のまとめです。

SIGMA 30mm F1.4の作例 まとめ

SIGMA 30mm f1.4 DC DN まとめ

今回はSIGMA 30mm F1.4 DC DNの作例を紹介しました。

『強力な明るさ』を活かして撮影した星空や、『標準画角』で花の近景から風景写真も撮影できることがお分かりいただけたと思います。

また、このレンズなら暗い場所でも手持ち撮影ができたり、ボケで主題を強調した写真も撮影できます。

幅広いシーンで活躍するので、単焦点初心者の方や、レンズ交換の手間やズームレンズの重さにうんざりしている方にもオススメです。

もしこの記事を見て

「SIGMA 30mmについてもっと知りたくなった!」

という方はまとめ記事の方もぜひご覧ください。

SIGMA 30mm F1.4 DC DNについてまとめました!【作例・レビュー・比較】

「超明るい標準画角」、SIGMA 30mm F1.4 DC DNについての記事でした。

以上、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

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