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SIGMA 70mm F2.8 DG、、、あとなんだっけ。とにかく、このレンズの長い名前ってどんな意味があるの?
そんな方に向けて。
このレンズの長い名前の意味を、単語ごとに説明していきます。
性能を示す大事なワードが含まれているので、ぜひ頭に入れておきましょう!
この記事の筆者は写真家兼ライターの「とも」です。
SIGMA 70mm F2.8を使って全国の風景写真を撮影しており、このレンズについて皆さんに役立つ情報をお伝えできると思っています。
ということで今回は「【意味不明】SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art for SONY E-mount」というテーマで記事を書きます。
SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art for SONY E-mount の意味
![SIGMA 70mm F2.8で撮影した桜](https://47prefectures.com/wp-content/uploads/2020/05/sigma-70mm-cherry-blossoms.jpg)
![SIGMA 70mm F2.8で撮影した桜](https://47prefectures.com/wp-content/uploads/2020/05/sigma-70mm-cherry-blossoms.jpg)
早速、このレンズの長い名前の意味を解説していきます。
単語で切り分けて、下記の順にお話します。
- 70mm
- F2.8
- DG MACRO
- Art
- for SONY E-mount
解説の後には作例も紹介しますので、そちらも良ければご覧ください。
それではいきましょう!
70mm
「70mm」というのはこのレンズの『焦点距離』です。
焦点距離は画角を決める大事な数値で、およそ下記の通り判断できます。
- 35mm以下 → 広角
- 35〜85mm → 標準
- 85mm以上 → 望遠
この基準はカメラのセンサーがフルサイズの場合を想定しているので、APS-Cなら焦点距離を1.5倍、フォサーズなら2.0倍して判断してください。
ということで70mmは「望遠寄りの標準レンズ」ということになります。『中望遠』と言っても良いかもしれません。
F2.8
「F2.8」はこのレンズの『開放F値』です。
開放F値はレンズの明るさを示すこれまた大事な数値で、開放F値が小さいほど明るいと言えます。
ではF2.8はどのくらい小さいかと言うと、単焦点レンズでは普通レベルです。
小さいものには2.0とか、中には1.4くらいのレンズもあります。
ただ、「星景撮影」や「暗所での手持ち撮影」など、特定の場面以外で2.8より小さい数値が必要になることはほぼありません。
むしろズームレンズだったりすると、2.8あればかなり高い部類に入るし、値段もかなり高くなります。
開放F値2.8は実戦で使える十分な明るさと言えます。
DG MACRO
「DG」とは『フルサイズのデジタル一眼カメラ用レンズ』という意味です。
SIGMA独自の用語なので覚える必要はないです。
DGレンズはAPS-Cでも問題なく使えますが、逆にAPS-C用(DC)レンズをフルサイズ機で使うと四隅にケラレという黒く潰れた部分ができてしまうので注意が必要です。
「MACRO」とはそのままの意味で、『マクロレンズ』であることを示しています。
マクロレンズは被写体に思い切り近づいてもピントが合うレンズです。
虫メガネで虫や植物の世界を覗き込んだ時のような、非日常な写真が撮影できます。
Art
「Art」はSIGMAの独自ブランドみたいなものです。
Artの他に「Contemporary」や「Sports」があります。こちらも覚える必要まではないと思います。
Artは性能特化型というイメージで、厳しい環境や条件にも対応できますが、高額だったり重く大きいレンズが多いかもしれません。
Contemporaryは比較的安価でコンパクトだったりします。いわゆる「撒き餌レンズ」というやつでしょうか、、、
Sportsは動く被写体にも上手く対応できるレンズで、なかなかに高額です。
for SONY E-mount
「for SONY E-mount」とは『SONYのEマウント用レンズ』という意味です。
マウントとはカメラとレンズを接続する部分のことで、このタイプを間違えると接続ができません。
マウントはメーカーによっても違うし、同じメーカーでも一眼レフ用とミラーレス用があったりして、SONYだと一眼レフはAマウント、ミラーレスはEマウントの2種類あります。
間違いのないようしっかり確認してから購入しましょう。
以上、SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art for SONY E-mountという長い名前の意味をお伝えしました。
名前の意味がわかるだけで性能についてもだいぶ理解できたのではないでしょうか。
せっかくなので、このレンズで撮影できる写真を少しだけ紹介しておきます。
このレンズで撮れる写真
SIGMA 70mm F2.8で撮影した写真を3枚紹介します。
それぞれ違う環境で撮影した、このレンズの特徴を活かした写真になっています。
それではどうぞ!
マクロ
![SIGMA 70mm F2.8で撮影した桜](https://47prefectures.com/wp-content/uploads/2020/05/sigma-70mm-cherry-blossoms.jpg)
![SIGMA 70mm F2.8で撮影した桜](https://47prefectures.com/wp-content/uploads/2020/05/sigma-70mm-cherry-blossoms.jpg)
先ほども載た写真ですが、マクロレンズの「被写体に近づける」特徴を活かして大きく撮影しました。
逆光で透けた花びらがとても優しい色になっています。
SIGMA 70mm F2.8は『カミソリマクロ』とも呼ばれるくらい解像度の高いクリアな写真が撮影できます。
夕景
![SIGMA 70mm F2.8で撮影した夕景](https://47prefectures.com/wp-content/uploads/2020/05/sigma-70mm-sunset.jpg)
![SIGMA 70mm F2.8で撮影した夕景](https://47prefectures.com/wp-content/uploads/2020/05/sigma-70mm-sunset.jpg)
夕方時間帯に手持ちで撮影した写真です。
太陽の中心から周辺へ、じわーっと明暗のグラデーションがかかっています。
絹のような雲の風合いもしっかり写し撮ることができました。
夜景
![SIGMA 70mm F2.8で撮影した夜景](https://47prefectures.com/wp-content/uploads/2020/05/sigma-70mm-night-view.jpg)
![SIGMA 70mm F2.8で撮影した夜景](https://47prefectures.com/wp-content/uploads/2020/05/sigma-70mm-night-view.jpg)
最後の一枚は夜景です。
手前の住宅の輪郭から遠くの光の粒までしっかり拾っています。
マクロレンズだからと言って、近景ばかり撮ってはもったいない性能です。
以上、SIGMA 70mm F2.8で撮影した写真を3枚紹介しました。
マクロから遠景までこなせる素晴らしいレンズです。
下記記事ではもっと多くの作例と、性能や価格についての情報も載せています。よければご覧ください。
【これ見ればOK!】SIGMA 70mm F2.8 MACRO まとめ
最後に、この記事のまとめをしておきます。
SIGMA 70mm F2.8 まとめ
今回は、「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art for SONY E-mount」というレンズの名前の意味について解説しました。
簡単に振り返ると、下記の通りです。
- 70mm → 中望遠程度の画角
- F2.8 → 実戦で十分使える明るさ
- DG → フルサイズ一眼用レンズ
- MACRO → 被写体に接近して撮影できる
- Art → SIGMAの独自ブランド
- for SONY E-mount → Eマウント用レンズ
以上、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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