【熱停止検証】SONYα6700の「動画撮影時間」は?熱を抑える設定も紹介!

【熱停止検証】SONYα6700の「動画撮影時間」は?熱を抑える設定も紹介!

今回はSONYα6700の熱停止についてお話します。

前置きは無しにして早速検証結果をお伝えします。

その後で「熱停止を抑える方法」の紹介や解説をやります。

ちなみに今回の内容は動画にもしてあるので、見やすい方でご覧ください。

目次

α6700熱停止検証の結果

ということで結果をお伝えします。

28度の室内で三脚に乗せて撮影しました。

長回ししすぎても時間がかかるので、1時間30分を超えたらその時点で撮影を停めています。

ご了承ください。

では設定と動画撮影時間を読み上げます。

XAVC SI

4K60P 600Mbps:15分10秒

4K30P 300Mbps:1時間30分00秒 打切

4K24P 240Mbps:1時間30分00秒 打切

XAVC HS

4K120P 280Mbps:13分40秒

4K60P 200Mbps:18分40秒

4K60P 100Mbps:32分18秒

4K24P 100Mbps:1時間30分00秒 打切

XAVC S

4K60P 200Mbps:18分00秒

4K30P 100Mbps:1時間30分00秒 打切

4K24P 100Mbps:1時間30分00秒 打切

日中屋外32℃

日中屋外の気温32度で歩き撮影しました。

XAVC HS 4K60P 100Mbpsで43分の結果でした。

印象

大まかな印象としては4K24Pや30Pの時間に対して60Pがかなり厳しいという感じです。

以前ZV-E1で検証した時は、室温25度ではありましたが、設定次第では4K60Pで1時間30分撮影できました。

今回、24Pと30Pは全部打ち切りまで撮れて優秀でしたが、60Pは100Mbpsでも32分という記録時間になってかなり極端な印象です。

失敗できないような環境・条件で撮る方は長回しできる「FX30」や「FX3」を使った方が良いと思います。

ただ僕の場合は30分以上長回しすることもほぼないですし、長回しするなら30Pや24Pで撮るだけなので全然心配していなかったりします。

60Pで長回しする方は、何かしらの対策をするか諦めた方が良い

熱停止検証の条件

それでは詳しく解説をしていきますが、まず先に検証した条件をお話します。

自動電源OFF温度

まず、カメラの自動電源OFF温度は「標準」ではなく「高」に設定します。

この設定をしておかないと長回しはまずできないので、動画を撮る方はこの設定が基本と思ってもらった方が良いです。

「自動電源OFF温度を高に設定するとカメラが壊れるのでは?」と心配する方もいると思います。

ただSONY公式のQ&Aで、常時「高」に設定して良いか?という実問に対して

「手持ちで長時間撮影すると低温やけどの可能性があります。三脚などを使用する場合は常時「高」の設定で問題ありません」

という答えが出ています。

自動電源OFF温度の標準は手持ち撮影での低温やけどに配慮したもので、そこが問題にならなければ高に設定して良いということです。

そもそも熱停止自体は、いわゆる熱暴走を起こす温度に達するのを防ぐものです。

熱停止すること自体は正常な動作になります。

モニターを開く

そして、カメラの液晶モニターは開いて撮影します。

閉じたまま撮影すると内部に熱が篭りやすくなります。

以前α7IVで比較した時には閉じている時より開いた方が1.3倍長持ちしました。

動画を撮るときは基本的に液晶モニターを開いてください。

外部給電しない

今回は内蔵バッテリーだけで撮影しました。

USB-Cで給電しながら撮影すると熱停止が早くなります。

XAVC HS 4K60Pの32分が20分になりました。

カプラー給電するとどうなのか?というところは確認できていないので、試してみる価値はあるかもしれません。

SDカード

僕はSONYのSDカードでビデオスピードクラスV90を使っています。

ビデオスピードクラスはカードの書き込み速度を表すもので、V90はSDカードの最高レベルになります。

カードによっても熱の出方が違うという情報もあったりするので、あまり低品質なものは使わない方が良いように思います。

大まかな条件はこんな感じで、ここまでの内容をやらないで撮影すると記録時間が大幅に減るので気をつけてください。

長回しするならここまでの項目は最低限押さえておく

熱停止検証結果の解説

続いて熱停止検証の結果解説をします。

ちなみにα6700の設定についてはこちらの記事で解説しています。

ビットレート

今回、動画の設定を色々変えて撮影しましたが、基本的にはビットレートが小さい方が長回ししやすいです。

ビットレートはシンプルに映像のデータ量なので、データ量が多いほど負荷が増えて熱が出ます。

4K60Pを見ると600Mbpsは15分、200Mbpsは18分、100Mbpsは32分と、数字が小さくなると長回ししやすくなります。

あとビットレートが高いXAVC SIの4K24Pと4K30Pも、打ち切りまで持ちましたが温度上昇マークが出ていたのでそんなに長くは撮れなかったと思います。

フレームレート

ビットレートに加えて、フレームレートも小さいほど長回ししやすくなります。

今回の結果でも24Pや30Pは1時間30分撮影できて、60Pは長くても30分という結果になっています。

なので、普段どのフレームレートを使うかがかなり重要になってきます。

24Pや30Pで撮ってる方は今回と同じような環境なら大丈夫だと思います。

ただ、60Pで長回しする方は空冷ファンがついたFX30を使ったり、外部で熱対策する必要があると思います。

ちなみに4K120Pも13分と短くなっていますが、120Pや240Pはスロー映像の素材として使うので、長回しに使う人はほとんどいないと思います。

日中屋外撮影

僕は長回しはあまりしませんが、VLOGで4K60Pをよく使うので、念の為日中屋外撮影もしました。

検証した日は最高33度の予報だったので、せっかくなので昼1時頃に撮影を初めてこの時の気温は32度でした。

僕がVLOGでよく使う設定の「XAVC HS 4K60P 100Mbps」で撮影して、結果は43分でした。

軽量ジンバルのCRANE M2Sに乗せて歩き撮影したんですが、この日は少し風もあって、晴れと曇りが半々くらいだったので案外長持ちしました。

気温も大事ですが、風があるかどうかも結構重要です。

ちなみにCRANE M2Sはジンバルとしてはかなり軽量で549gしかありません。

α6700ととても相性が良いジンバルです。

僕の場合は普段のVLOGでも作品撮りでも数分撮って数分停止して、を繰り返すような状態です。

野鳥や動物を撮る時も陽の当たる場所で数十分も回し続けることは無いので、僕の場合はまず熱停止はしないだろうと思いました。

やはり注意すべきは60Pで長回しする方や、30度を超える環境での長回し、外部給電が必要なくらいの数時間の長回しをする方といった感じだと思います。

ビットレートとフレームレートは小さい方が長回しできる

今回はα6700の熱停止についてお話しました。

内容を簡単にまとめると、動画を撮る方は自動電源OFF温度は高に設定して、モニターを開く、USB-C給電撮影はできればしないというのが基本になります。

長回しする場合は低いビットレートやフレームレートを使うようにして、特に60Pは極端に熱停止が早くなる印象なので注意してください。

α6700の購入はSONYストアが良い

ちなみにα6700を購入するならSONYストアが一番おすすめです。

アカウントを作って購入するだけで次のメリットがあります。

  • 10%OFFクーポン(初回も使える)
  • メーカー3年保証が無料
  • 定期的にクーポン配布

SONYストアの価格はパッ見だと高く感じるんですが、そこから10%OFFですし1年の無料保証が3年になるので、実はかなり安いです。

さらに「αあんしんプログラム」に入ると15%クーポンやレンズの長期保証クーポンがもらえますが、こちらは月額550円かかりますので、必要に応じて考えればOKです。

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撮影とカメラ選びの参考にしてみてください。

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