SONYα7CIIにおすすめの「広角レンズ」を7つ紹介!選び方も解説します

SONYα7CII用おすすめ「広角レンズ」7選!純正からサードパーティまで

今回はSONYα7CIIにおすすめの広角レンズを紹介します。

SONYカメラ用のレンズは、純正からサードパーティまでたくさんあって選ぶのが難しいです。

今回はレンズの選び方を解説した上で、α7CIIにおすすめのレンズを7つ紹介するので参考にしてみてください。

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目次

広角レンズの選び方

レンズを選ぶ際は次の6項目に注意する必要があります。

  • 焦点距離
  • 開放F値
  • 手ぶれ補正
  • インナー・パワーズーム
  • 最大撮影倍率
  • 重さ

それぞれ簡単に解説しておきます。

焦点距離

写真や映像の写る範囲である「画角」は焦点距離によって決まります

そして目安は次のとおりです。

  • 〜35mm:広角
  • 35〜85mm:標準
  • 85mm〜:望遠

明確な基準があるわけではありませんが、概ねこんな感じです。

今回は広角レンズを探しているので35mm以下が対象になってきますが、広角の中でも用途や印象は結構違ってきます。

20mm前後は風景を広く写したり、建物に立体感を出したり、あと自撮りにも使えると思います。

30mm前後になると、少し被写体に注目した印象になるので、スナップ撮影などにも使いやすくなります。

例えば35mmで自撮りしようとしても狭すぎたり、16mmで小物を撮ると広角の歪みが気になったりします。

広角の中でも自分の用途を考えて焦点距離を選ぶ必要があるというわけです。

焦点距離を変えられるズームレンズなら柔軟に対応できるとも思います。

開放F値

写真や映像の明るさを決めるのがF値で、F値が小さいほど明るくなります。

そのレンズが使える一番小さいF値を開放F値と言います

開放F値が小さいレンズなら夜景や暗い室内などでも綺麗に写せるということです。

あと、F値が小さいとボケやすくもなるので、ボケを活かした表現をするなら明るいレンズを選んだ方が良いです。

そして明るさの目安は次のとおりです。

  • 〜F1.8:明るい
  • 〜F2.5:明るめ
  • 〜F3.5:暗め
  • F4.0〜:暗い

これもあくまで目安ですが、暗い環境での撮影が多いならF2.5くらいは欲しいところです。

また、広角レンズは標準や望遠と比べて基本的にボケにくい性質があるので、強いボケも必要ならF1.8以下欲しいところです。

手ぶれ補正

写真や動画のブレを抑えてくれる手ぶれ補正ですが、カメラとレンズどっちに必要なのかわからない方も多いと思います。

結論から言うと、カメラに手ぶれ補正があるなら広角レンズに手ぶれ補正は不要です。

α7CIIには光学式7.0段の手ぶれ補正があるので、広角レンズに手ぶれ補正はいらないということです。

ただ望遠レンズに関しては手ぶれ補正があったほうが良いです。

望遠撮影ではブレの3成分「角度ブレ」「移動ブレ」「回転ブレ」のうち角度ブレが支配的になるんですが、これに対してレンズの補正が効果的だからです。

逆に標準や広角においては角度ブレの影響は小さくなり、ボディが回転ブレと移動ブレに対応するので、レンズに手ぶれ補正があってもほとんど効果がないんです。

なので、手ぶれ補正の有無は気にせずレンズ選びしてOKです。

あと動画用手ぶれ補正の「アクティブモード」は、純正レンズでないと補正効果が極端に落ちます

手持ちで動画を撮ったりする方には基本的に純正レンズをお勧めしています。

インナー・パワーズーム

焦点距離を変えられるズームレンズにはズームしても長さが変わらない「インナーズーム式」のものがあります。

逆にズームすると長さが変わってしまうアウターズームもあります。

これは特に動画撮影で影響が大きいんですが、ジンバルなどに載せて撮影する場合にアウターズームだと、画角を変える都度バランス調整が必要になります。

インナーズームならバランス調整せずそのまま画角を変えられるので、撮影の手間は大きく変わります。

あとインナーズームレンズの中にはボタンやレバーでズームが働く「パワーズーム機能」を搭載しているものもあります。

パワーズームがあれば指一本でズームできるだけでなく、一定速度でのズーム表現もできます。

結構見落としがちな部分ですが、インナーズームとパワーズームについては頭に入れておいた方が良いと思います。

最大撮影倍率

被写体をどれだけ大きく写せるかを表すのが最大撮影倍率です。

小物や料理、花などを撮る方は数字が大きいレンズを選ぶと良いです。

最大撮影倍率が1倍の場合、1cmのものをセンサー上にも1cmで写せるということになります。

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、目安としては次のとおりです。

  • 1倍:とても大きい
  • 0.5倍:大きい
  • 0.3倍:大きめ
  • 0.2倍:小さめ

マクロレンズで1倍、ハーフマクロレンズで0.5倍なので、それ以外のレンズでは0.3倍あればかなり優秀です

0.2倍を切ると小物などの撮影には向いてないと言えそうです。

重さ

レンズの重さは、使い続けないとわからない部分もありますが、とても重要なことでもあります。

気軽・手軽に撮影を楽しむのにも重さは大事ですし、三脚やジンバルの最大積載重量にも影響します。

α7CIIはα7IVなどと比べて150gほど軽くなっていますが、レンズの重さは数百グラム違うこともよくあります。

α7CIIのせっかくの軽さもレンズ次第で簡単に埋まってしまうわけです。

レンズの重さは性能次第なところがありますが、重さもイメージしながらレンズ選びすると言うのは大事なことです。

α7CII用おすすめ広角レンズ

ではα7CII用のおすすめ広角レンズ7選を紹介します。

紹介するのは次の8つです。

  • SELP1635G
  • SEL2070G
  • SEL20F18G
  • SEL24F28G
  • SIGMA 16-28mm F2.8
  • TAMRON 20-40mm F/2.8
  • TAMRON 35mm F/2.8

先ほど解説したとおり、α7CIIの場合は手ぶれ補正があってもなくても良いので、記載はしていません。

サードパーティレンズではアクティブモードの性能が落ちるので注意してください。

SELP1635G

  • 焦 点 距 離 :16-35mm
  • 開 放 F 値 :F4.0
  • 最大撮影倍率:0.23倍
  • 重    さ:353g
  • 値    段:16万

まず1つ目は広角ズームレンズの「SELP1635G」です。

このレンズの広い画角なら自撮りや風景撮影、建物撮影などもバッチリです。

最大撮影倍率0.23倍は特別大きくはないですが、日常使いで料理や花や小物を撮ったりするには十分かなとも思います。

このレンズはF4レンズなので、夜景や暗い屋内での撮影には向かない暗いレンズです。

インナーズームかつパワーズームなので、レバーの操作だけで35mmまでズームできますし、全画素超解像ズームで50mmほどまでズームすることもできます。

重さは353gということでフルサイズ用ズームレンズとしてはかなり軽いので日中屋外での撮影がメインの方にオススメです。

ソニーストア

SEL2070G

  • 焦 点 距 離 :20-70mm
  • 開 放 F 値 :F4.0
  • 最大撮影倍率:0.39倍
  • 重    さ:488g
  • 値    段:16万

続いて「SEL2070G」です。

こちらは標準ズームレンズですが広角端20mmから使えますし、SELP1635Gと同じくα7CIIとの相性は良いだろうと思います。

広角端20mmなので風景を広く写せますし、動画ではアクティブモードのクロップも加えて23mmで映せます。

光学ズームで70mmまでズームできますし、最大撮影倍率が0.39倍もあるので、物撮りなどにも使えるレンズです。

ただSELP1635Gと違ってインナーズーム・パワーズームではないので、ズームリングを回して画角を変える必要がありますし、レンズの長さも変わります。

このレンズもF4なので暗い場所での撮影には強くありません。

重さは488gで他と比べると重めですが、スペックから考えると軽量という感じです。

一本で広角から中望遠まで撮りたいという人に良さそうです。

ソニーストア

SEL20F18G

  • 焦 点 距 離 :20mm
  • 開 放 F 値 :F1.8
  • 最大撮影倍率:0.22倍
  • 重    さ:373g
  • 値    段:13万

続いて「SEL20F18G」です。

開放F1.8の明るい単焦点レンズなので、夜景や星を撮るにも良いですし、それなりにボケてくれます。

僕はこのレンズとスペックが近い「SEL24F14GM」というレンズで動画の作品撮りをしていますが、アクティブモードやブリージング補正のクロップを考えると20mmの使い勝手は良さそうだなと思っています。

重さは373gなのでSELP1635Gと同じくらいで、最大撮影倍率0.22倍も同じくらいです。

ソニーストア

SEL24F28G

  • 焦 点 距 離 :24mm
  • 開 放 F 値 :F2.8
  • 最大撮影倍率:0.19倍
  • 重    さ:162g
  • 値    段:9万

続いて「SEL24F28G」です。

このレンズの強みは圧倒的な軽さで、たったの162gしかありません

24mmの画角はアクティブモードでの自撮りには若干狭いですが、長時間でないなら腕を伸ばして撮れる軽さ。

26mmでも割と自撮りができますし、開放F2.8なので背景も結構ボケます

この軽さを活かして軽量ジンバルに乗せられるのも大きな強みだと思っています。

軽量ジンバルの「CRANE M2S」に載せてもカメラ・レンズ・ジンバル合わせて合計1.2kgくらいなので片手で自撮りができます。

ジンバル運用はスタンダード補正で良いのでクロップもありません。

もちろんジンバルを使うことに抵抗がある方もいると思いますが、軽量ジンバルは2~4万ほどで購入できたりします

カメラ単体では無理なレベルまでブレを抑えてくれるのでジンバル撮影に挑戦してみるのもアリなのかなと思います。

SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN

  • 焦 点 距 離 :16-28mm
  • 開 放 F 値 :F2.8
  • 最大撮影倍率:0.18倍
  • 重    さ:450g
  • 値    段:11万

続いてはサードパティレンズ。「SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN」です。

純正レンズと比べるならSELP1635Gかなと思いますが、値段は5万ほど安く開放F2.8の明るさもあります

インナーズーム採用なのでジンバルなどにも安心です。

F2.8あれば夜景もなんとか撮れるので、この明るさは大事なポイントです。

ただ望遠端が28mmなので、被写体に注目した印象になりにくいとは思います。

100gほど重くもなるので、どちらを優先するかは人によって判断が分かれるところだと思います。

サードパーティレンズなのでアクティブモードの性能が落ちるのはお忘れなく。

TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III

  • 焦 点 距 離 :20-40mm
  • 開 放 F 値 :F2.8
  • 最大撮影倍率:0.19倍
  • 重    さ:365g
  • 値    段:9万

続いては「TAMRON 20-40mm F/2.8」です。

このレンズはSELP1635GとSEL2070Gの中間といった画角で、開放F2.8の明るさがあります。

画角的にも明るさ的にもかなり使いやすいレンズだと思いますし、重さも365gしかありません

ネックになるのはアクティブモードの効果が落ちることと、インナーズームではないことです。

言い方を変えると、静止画メインの方にはかなり魅力的なレンズだと思います。

TAMRON 35mm F/2.8 Di III

  • 焦 点 距 離 :35mm
  • 開 放 F 値 :F2.8
  • 最大撮影倍率:0.5倍
  • 重    さ:210g
  • 値    段:4万

最後に紹介するのは「TAMRON 35mm F/2.8」です。

35mmの単焦点で重さは210gしかないので、スナップ撮影に最適だと思います。

しかも最大撮影倍率が0.5倍のハーフマクロなので、花や物撮りにも良いです。

ただマクロレンズはAF速度が基本的に遅いので、動画にはあまり向きません。

開放F2.8なのでとても明るいわけではないですが、物撮りなどでは十分ボケてくれます。

α7CII用おすすめ広角レンズまとめ

今回はSONYα7CII用のおすすめ広角レンズを7つ紹介しました。

広角レンズと言っても焦点距離が数mm違うだけで用途や印象も変わってくるので、じっくり選んで欲しいところです。

個人的には純正の「SELP1635G」や「SEL24F28G」は写真にも動画にも使えて、軽量なのでα7CIIとの相性がとても良いと感じています。

夜景などを撮るなら開放F1.8の「SEL20F18G」も良いと思います。

動画はあまり撮らなくて写真中心という方には「TAMRON20-40mm F/2.8」もおすすめです。

広角端20mmなら結構広く風景も写せますし、F2.8の明るさも魅力的です。

また、こちらの記事では広角レンズ以外のおすすめレンズも紹介しています。

ぜひレンズ選びの参考にしてみてください。

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