【SONYカメラ比較】コンパクト4機種|α7CII、α6700、ZV-E10、ZV-E1+ZV-E10IIも

目次

α6700のメリット

続いてα6700のメリットです。

AIAF

まず1つ目はAIAFです。

α7CIIにもZV-E1にもありますが、APS-Cで搭載しているのは現状α6700だけで、AIAFが使える最安機種でもあります。

これまでにたくさん検証もしていますし、野鳥や動物もたくさん撮ってきていますが、やっぱりあるのとないのでは検出性能が全然違います。

被写体の向きや距離、障害物など条件が比較的良ければAIAFがなくても特別問題ないと思います。

ただ、条件が悪ければ悪いほどAIAFは重宝します。

4K120P

メリット2つ目は4K120Pです。

4K120PはZV-E1も使えますが、AIAFと同じく4K120Pが使える最安機種になります。

4K120Pは24P変換で5倍スロー映像になりますし、FHD240Pは10倍スローになるので、スロー映像を撮りたい方は注目ポイントです。

ただα6700の4K120Pは1.6倍くらいのクロップがあるので、画角には注意した方が良いのと、使える画素数が減るわけなので、画質もある程度落ちます

僕の場合は遠くにいる動物をスローで撮ったりするので、クロップはむしろ望遠で使えてメリットになったりはしています。

ちなみにZV-E1は4K120Pでも1.1倍クロップで撮影ができます。

操作性

メリット3つ目は操作性です。

α6700のグリップは他のコンパクト機種とは明らかに違って握りやすいです。

握りやすさの順番でいうと、α6700、α7CII、ZV-E1、ZV-E10の順になると思います。

APS-Cのスチル機ということで、重い望遠レンズに耐えることも想定してグリップが作られていると思います。

あとファインダーもα7CIIにアイカップはありませんがα6700にはあるので、遮光性や安定性が確保できて良いです。

あとダイヤルとホイールの数についてもZV-E1とZV-E10が2つだけなのに対してα6700は3つなので、素早い直感的な操作がしやすくなっています。

α7CIIのメリット

続いてα7CIIのメリットです。

画素数

メリット1つ目は画素数です。

冒頭にお伝えした通り、トリミングや大きい印刷でもしなければ基本的に画素数は3300万もいらないと思います。

ただこの画素数のおかげでSuper35mmモードの画質が良いというのはポイントです。

Super35mmモードは1.5倍画角を狭められるモードなんですが、フルサイズ用レンズだと2つの画角が使えるということになります。

24mmレンズだと24mmの画角と36mmの画角が使えるということです。

これに加えてAPS-C用レンズも使えるので、重いフルサイズ用レンズではなく軽いAPS-C用レンズでVlogなども撮れるようになっています。

このSuper35mmモードはフルサイズ機なら大体の機種で使えるんですが、画素数のバランス的にはα7CIIとα7IVがベストだと思います。

A7SIIIなどの1200万画素の機種はFHDでしか使えないし、α7IIIなどの2400万の機種だと4Kの画質劣化を感じます。

α7RVなどの高画素機だとフルサイズでオーバーサンプリングできず、Super35mmと画質が逆転してしまいます。

フルサイズもSuper35mmも良好な画質で撮れるのがα7CIIのメリットというわけです。

手ぶれ補正性能

メリット2つ目は手ぶれ補正性能が高いことです。

α6700とZV-E1は光学式手ぶれ補正5段ですが、α7CIIは7段の補正性能があります。

以前、補正効果を確認する検証をしたら、6.7段か7.0段くらいの効果が出たので、やっぱり性能に違いはあります。

ちなみに1段というのはSSを倍にしてもブレないということなので、1/50と1/25秒が1段の差という意味です。

SSが長くなりやすい暗所での静止画手持ち撮影で特に重宝すると思います。

動画のアクティブモードについてもZV-E1やα6700のアクティブモードと大きな差はないですが、やや補正効果が高いです。

一応、数少ない協調制御補正が使えるカメラなんですが、カメラのタイプ的に活用している人はかなり少ないとは思います。

ダイヤルホイールが4つ

メリット3つ目はダイヤルホイールが4つあることです。

4つあることで、F値,SS,ISO感度に加えて露出補正用のダイヤルも確保できて、フレキシブル露出モードも使えます。

フレキシブル露出はF値、SS、ISO感度の自動手動切り替えがボタンを押すだけでできるモードです。

室内と屋外など大幅な露出変化がある場合にフレキシブル露出なら瞬時に手動から自動に切り替え切り替えられますし、動画の撮影中でも切り替え可能です。

この機能はボタンとダイヤルがそれなりにないと成立しない機能なので、多くのコンパクト機種では使えない機能です。

本格的に動画を撮る方にとっては注目ポイントかもしれません。

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