モエレ沼公園は桜が綺麗らしい。開花状況とか、どんな感じか写真もみたいな。
そんな方に向けて、現地で確認してきた桜の開花状況をお伝えします。
モエレ沼公園の様子がわかるよう写真も載せてます。
筆者お気に入りの公園でもあるので解説もたっぷり。
この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。
全国を旅しながら風景写真を撮影したり、旅好きの皆さんに役立つ情報をお伝えしています。
そんな筆者は、2021年4月〜5月にかけて東北と北海道の「桜名所巡り」を実施しました。
また、北海道の風景を撮り漏らさないよう移住までしちゃった旅好きです。
そんな中で「モエレ沼公園」へも訪れたので、その際に入手した情報をもとにお話していきます。
ということで今回は「『モエレ沼公園』桜の開花状況をお知らせ【札幌憩の花見スポット】」というテーマで記事を書きます。
モエレ沼公園 桜の開花状況
筆者が「モエレ沼公園」を訪れたのは2021年5月4日で、開花状況は満開でした。
例年の見頃は5月上旬〜中旬。GWの連休明けに見頃を迎えるくらいなので、今年はやや早めという感じです。
同じ札幌市内にある桜名所『北海道神宮』や『円山公園』は5月上旬あたりに見頃を迎えるので、そちらと比べるとモエレ沼公園は遅めですね。
もし、同時期に桜が楽しめるスポットをお探しなら新ひだか町の『二十間道路桜並木』がオススメです。
「さくら名所100選」や「日本の道100選」にも選ばれた名所なので間違いなし。
ちなみに同じ道内と言えど、『函館の五稜郭公園』の見頃はさらに早い4月下旬〜5月上旬。
同時期に桜を楽しむのは厳しいのでご注意を。(筆者は全部楽しむために移住しました)
同じ道内でも桜の見頃は全くのバラバラ。桜巡りをするならそれぞれの見頃をしっかり把握する必要があります。
モエレ沼公園の歴史とアクセス
札幌の人気お花見スポット「モエレ沼公園」。
実は元々、ゴミの埋立地。ゴミの埋立後に公園を作るという前提で札幌市が土地を買い取ったそうです。
人によっては
「ゴミが埋まってる土地を公園にしちゃうの?なんか嫌。」
と思ったりもするかもしれませんが、ゴミの埋立地がこれだけ素晴らしい公園になるのだから、むしろ評価されるべきだと個人的には思っています。
もちろん、環境対策が十分出来ている前提ですが。
そんな土地に公園を作るべく、イサム・ノグチという「彫刻家」が基本設計を行いました。
イサム・ノグチは父親が日本人で母親がアメリカ人の日系アメリカ人。
その生涯は激動で、名前が変わったりアメリカへ単身送られたりと、なんだか大変そうです。(説明の放棄)
なんやかんやあって世界を股にかける彫刻家となり、日本でも「広島平和記念公園の平和大橋」や「万博記念公園の噴水」などの作品を残しています。
イサム・ノグチはモエレ沼公園の完成を待たずして急病で亡くなりましたが、公園に散りばめられた秀逸なデザインは訪れる人々を魅了し続けています。
イサム・ノグチとモエレ沼公園についてもっと知りたい方はこんな本もあるので良ければどうぞ。
建設ドキュメント1988-: イサム・ノグチとモエレ沼公園
歴史はこのくらいにして、続いてアクセスです。
モエレ沼公園は札幌市にあります。と言っても郊外で、公共交通機関でのアクセスはあまり良くないです。
筆者も移住する前に2回訪れていますが、1回目は地下鉄とバスを乗り継いでようやく着いた覚えがあります。
ちなみに2回目は、札幌駅で安いレンタサイクルを借り、豊平川沿いを自転車こいで行きました。(12kmほど)
結構楽しかったので若くて体力ある人はそれで良いかも。
ということで、移動は車がオススメ。無料の駐車場もありますので。
モエレ沼公園は四季が楽しめるようにも設計してあります。冬はスノーシューやカントリースキーのレンタルもやっていて、雪国の遊びを満喫できます。
モエレ沼公園 桜撮影のポイント
モエレ沼公園で写真を撮るなら、凝ったデザインの施設やモニュメントも撮りたいですね。
ということで、ぜひ写真に収めて欲しいスポットを紹介しておきます。
- ガラスのピラミッド
- モエレ山
- テトラマウンド
- プレイマウンテン
- サクラの森
ガラスのピラミッド・モエレ山・テトラマウンドは特に印象的で、季節によって雪や紅葉、新緑に囲まれて表情が変わります。
そして、桜が咲いているのがその名の通り「サクラの森」。
サクラの森では「エゾヤマザクラ」や「ソメイヨシノ」など1,800本の桜が楽しめるし、これまた凝ったデザインの遊具もあるので、子供さんが遊んでいる姿を撮っても良さそう。
望遠レンズがあれば、モエレ山やプレイマウンテンの頂上からサクラの森を撮ることも可能です。
スマホや広角レンズなら、サクラの森からモエレ山やプレイマウンテンを背景に桜を撮るのが良さそうです。
筆者が撮影した動画も見ると、より雰囲気がわかるかも。良ければどうぞ。(テトラマウンドは撮り損ねました)
せっかくのモエレ沼公園なので、桜とセットでスタイリッシュな施設やモニュメントも撮影したいですね。
モエレ沼公園で使った撮影機材
モエレ沼公園の桜撮影で使用した機材はこちらです。
- カメラ:SONY α7iii
- レンズ:SEL24F14GM
- レンズ:SEL100-400F4.5-5.6GM
カメラは筆者愛用の『α7iii』。
SONYはどんどん最新機種を出しているので、α7iiiの値段もだいぶ下がってるのではないでしょうか。
レンズは広角の『SEL24F14GM』と超望遠ズームの『SEL100-400F4.5-5.6GM』です。
今回、モエレ山からサクラの森を撮ったりその逆を撮るのに400mmの超望遠がとても役に立ちました。
『圧縮効果』が効いて望遠ならではの密度増し増し写真が撮れます。
もちろん、スマホや広角レンズで山頂からのパノラマを撮るのも迫力あって良いですよ。
機材に興味がある方はこちらの記事をどうぞ。
自分が持ってるレンズでどんな写真が撮れるかイメージするのはとても大事。スマホも画質は十分ですが、画角が選べないので自由度が足りません。
モエレ沼公園 まとめ
今回はモエレ沼公園の桜についてお話してきました。
最後のまとめとして、筆者の独断と偏見で「春のモエレ沼公園」を評価してみたいと思います。
- 総合評価:
- 魅 力:4.4
- アクセス:3
- 混 雑:4
- 料 金:5
モエレ沼公園へは夏と冬にきたことがありますが、春もやっぱり間違いなしでした。
春と言っても、4月中旬頃までは緑の芝がなくて寂しいので注意。
5月上旬〜中旬にかけて桜が見頃を迎えます。
公共交通機関でのアクセスはあまり良くないので、車で来るのがオススメ。駐車料や入園料も無料です。
春のモエレ沼公園でイサム・ノグチの秀逸デザインと桜をたっぷり楽しんでください。
もし「この記事で写真も見れて満足しちゃいました。」
という方は、自宅でイサム・ノグチの作品を楽しんでみてはどうでしょう。
『AKARI』という作品は「岐阜提灯」からインスピレーションを得てイサム・ノグチが制作したもので、35年かけて200種類以上を産み出したのだとか。
「この人本当に彫刻家?」と言ってしまいそうですが、光すらも彫刻として捉える感性こそ彫刻家なのかもしれませんね。
AKARIスタンドライト 3A イサムノグチ正規品
以上、モエレ沼公園の桜についてお話しました。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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