今回はSONY ZV-E1とZV-E10の比較をやっていきます。
ZV-E1とZV-E10は上位機種と下位機種の関係なのでZV-E1にできてZV-E10にできないことが多いのは間違いないです。
しかし値段を考えると「じゃあZV-E1を買おう」とは簡単にいかなそうです。
カメラ選びは性能だけでなく値段や重さ、組み合わせる機材、あと自分の用途も考える必要があるので、高くてスペックの良いカメラを買えば良いというものでもないです。
なので今回は、どこまでならZV-E10でも満足できそうか?という視点も入れつつ、両者の性能を比較したいと思います。
ちなみに今回の内容は動画にもしてあるので見やすい方でご覧ください。
ZV-E1とZV-E10のスペック比較
まずはスペック比較をやっていきます。
比較するのは次の5項目です。
- センサーサイズ
- 解像度とフレームレート
- 手ブレ補正
- クロマとbit深度
- 操作性
センサーサイズ
ZV-E10は「APS-C」でZV-E1は「フルサイズ」なので、センサーの面積は2倍以上違います。
画素数はZV-E10の2,420万に対してZV-E1が1,210万なので、センサーサイズとは逆の関係になっています。
画素数の多いZV-E10は解像感の高い写真や動画が撮れそうですが、1画素の面積が1/4以下という状況でもあります。
なので暗所性能の目安である最大常用ISO感度はZV-E1は102,400でZV-E1は32,000となっています。
この解像感と暗所性能の比較は後ほど詳しくやってみます。
解像度とフレームレート
動画の解像度はどちらも「4K(830万画素)」と「FHD(207万画素)」が使えます。
ただフレームレートには大きな差があります。
ZV-E10は4K30Pまでしか使えませんが、ZV-E1は4K60Pや4K120Pが撮れるので、より滑らかな映像やスローモーションも撮れたりします。
また、ZV-E10の4K30Pは1.2倍ほどのクロップがかかります。ZV-E1は4K60Pまでクロップなし。4K120Pも1.1倍ほどのクロップで撮影できます。
4K60P撮れるかどうかが判断基準になる人も多いので、ここは大きなポイントです。
逆にシネマティックな雰囲気にしたいから4K24Pしか使わないという人もいますし、FHD60P撮れれば十分という方もいると思います。
自分に必要な解像度とフレームレートを見極めるのはとても重要だと思います。
手ブレ補正
ZV-E10は電子式の手ブレ補正でZV-E1は光学式と電子式両方が搭載されています。
ZV-E10の手ブレ補正にはいくつか注意するポイントがあるのでお伝えしておきます。
写真では使えない
1つ目は電子式補正は写真では使えないということです。
写真では手ブレ補正ありのレンズを使うようにしてください。
写真ではSSを十分短くすればブレは出ないので、手ブレ補正がないとダメというわけではないです。ただSSを短くできない暗めの環境だと差が出ると思います。
シャッタースピードが長いと滲む
2つ目の注意点は電子式補正はシャッタースピード(SS)を長くすると滲みが出るということです。
例えば4K24PでSS1/50秒の設定だと滲みが出てしまいます。
SSを1/200秒くらいまで短くすると滲みは改善します。
ただ短いSSで24Pだとパラパラ感が出やすいので、4K30PやFHD60Pを使っても良いかもしれません。
クロップ倍率が大きい
3つ目の注意点はクロップ倍率が大きいことです。
ZV-E10の電子式補正は1.44倍ほど画角が狭くなるので、予め広い画角のレンズを用意する必要があります。
焦点距離10mmのレンズもフルサイズ換算15mm、アクティブモードで22mmほどになるので注意してください。
4Kだと効果が落ちる
4つ目の注意点は4Kだと補正効果が落ちるということです。
これは電子式補正の性質ではなくてZV-E10の仕様になります。
FHDなら手持ち歩き撮影もできたりしますが、4Kだと厳しくなります。「4Kで歩き撮影もしたい」という方はジンバルを使うのをオススメします。
ZV-E1の手ブレ補正は写真でも使えて、SSを長くしても滲みは出ず、4Kでも効果は下がりません。
クロップ倍率はスタンダードは1.0倍でアクティブが1.12倍、ダイナミックアクティブが1.43倍ほどです。
クロップが気になる方は通常のアクティブモードを使うと良いと思います。
ちゃんと確認できてはいませんが、電子式も併用したダイナミックアクティブモードは滲みが出る可能性もあります。
画質低下も極力抑えたいので、僕は通常のアクティブモードかジンバル+スタンダードで撮影しています。
クロマとbit深度
続いて、クロマサブサンプリングとbit深度です。
この2つは色情報の豊富さと思ってもらえればOK。
ZV-E10は「4:2:0 8bit」で、ZV-E1は「4:2:2 10bit」でも撮影できます。
色情報の少ない4:2:0 8bitでカラーグレーディングすると画質が劣化しやすいですが、4:2:2 10bitなら色情報が豊富で劣化しづらいです。
編集前提のLog撮影をするなら4:2:2 10bitで撮れた方が良いですし、逆に撮って出し前提の方は4:2:0 8bitでも十分だと思います。
操作性
ZV-E10もZV-E1もファインダーがないので、液晶モニターを使うことになります。
ZV-E10の92万ドットに対してZV-E1は103万ドットなので、若干精細さに違いはありますが大差はないと思います。
グリップ形状やダイヤルとボタンの配置についても違いはありますが、どっちが特別良いというものでもないと思います。
ただMENU画面のつくりがZV-E10は旧式でZV-E1は新型なので見やすさや設定項目の多さ的にはZV-E1の方が有利だと思います。
ZV-E1とZV-E10の画質比較
ここまでスペック比較をしてきたので、続いて画質比較をやっていきます。
比較するのは次の3項目です。
- 解像感
- ノイズ
- ローリングシャッター歪み
解像感
まずは解像感の比較です。画像と文字を撮影して拡大・比較します。
レンズの画質や画角が変わらないように同じレンズ(SELP1635G)を使います。
ZV-E10では20mm(換算30mm)、ZV-E1では30mmで撮影します。
設定はクロップのない4K24PでXAVC S、4:2:0 8bit、100Mbps、pp1に設定します。
ということで比較をしていきます。
まずは文字ですが、ZV-E10の方が文字がハッキリ映って、逆にZV-E1は少しぼんやりした印象です。
ただZV-E10の方は輪郭が強調されて荒っぽくなっているような印象もあります。
続いて画像です。建物の外壁と窓の部分になります。
どちらもインクのドットまで分かりますがZV-E10の方が解像感があります。
APS-Cとフルサイズという関係でも、画素数の多いZV-E10の方がオーバーサンプリングによって解像感が高くなるということがわかります。
ノイズ
続いてノイズの比較です。
カメラにボディキャップをつけた状態で撮影して、編集で明るくすることでノイズを目立たせます。
設定は4K24P XAVC S 4:2:0 8bit 100MbpsでS-Log3で撮影してISO感度を上げていきます。
ZV-E1のS-Log3ではISO12800でノイズが減るデュアルベースISOがあるので、どのくらい差が出るのか気になるところです。
ということでまずISO800からです。
まだ低感度の状態ですが、ZV-E1の方がノイズが少ないのがわかります。
続いてISO1600です。やはりZV-E10はノイズが多くなっています。
続いてISO3200ですが、意外なことにZV-E10のノイズが減っています。
ノイズのパターンは違いますが、ZV-E1と同じくらいになったように感じます。
ISO6400では逆転してZV-E1の方がノイズが多くなっています。
続いてISO12800ですが、ZV-E1のベースISO感度なので一気にノイズが減りました。
ISO25600になるとかなり大きな差が出ます。
ということで、低感度と高感度でのノイズ量はZV-E1が圧倒的に有利なのがわかりました。
しかし、ISO3200〜10000あたりではノイズ量が逆転しそうです。
この状況はFX30と似ていて、もしかしたらZV-E10にもデュアルベースISOがあってISO2500や3200あたりでノイズが減ったのかもしれません。
ただZV-E10のS-Log3は4:2:0 8bitなので、ちょっと勿体無い感じはします。
ローリングシャッター歪み
続いてローリングシャッター歪みです。
素早い被写体を撮ったりカメラを素早く振った時に発生するローリングシャッター歪みを比べてみます。
どちらも換算150mmの同じ画角で走る車を横から撮影して歪み具合を比較します。
設定はXAVC S 4K24P 4:2:0 8bit 100MbpsでPP1にして、モーションブラーが出ないようにSSは短くして撮影します。
ということで結果です。
まずはZV-E10の映像ですが、車の形が斜めに伸びて歪んでいることがわかります。
ZV-E10の4Kで素早い被写体を撮るのは避けたほうが良いです。
ただFHDにするとローリングシャッター歪みは全くと言って良いほど出ないので、素早い被写体を撮るときはFHDで撮影してみてください。
あと4K24Pと4K30Pで比べると4K30Pの方が若干有利だろうとも思います。
続いてZV-E1ですが、こちらは4Kでも歪みを抑えることができています。
全く歪んでないわけではないですが、他のカメラと比べてもトップクラスに優秀だと思います。
前回の検証でFX30よりも優秀だということもわかっているので、4Kで歪みを抑えた映像を撮るのにZV-E1はかなり有効です。
ZV-E10のメリット
ここまで画質比較をしてきたので、続いてZV-E10のメリットについてお話します。
ZV-E10の主なメリットは次の3つです。
- 写真性能
- 重さ
- 値段
まず写真性能についてです。
写真性能
ZV-E10もZV-E1もVLOGCAMですが、写真もしっかり撮れます。
ということでまずはZV-E1で撮影した写真です。
続いてZV-E10で撮影した写真です。
こんな感じで、どちらも風景や動物、他にもポートレートや物撮りにもバッチリ使えます。
そしてZV-E10にはメカシャッターが搭載されていますし、1秒11枚の連写機能があって、画素数も2420万あります。
ファインダーがなくてモニターはバリアングルではありますが、そこが気にならなければ写真を撮るのにほとんど不自由しないと思います。
ZV-E1は電子シャッターのみのカメラとしては歪みが出にくくて困ることもほぼ無いんですが、性能を突き詰めるとやはりメカシャッターがあった方が良いです。
連写についてもZV-E1は1秒10枚なので、写真性能についてはZV-E10の方が優れている部分があります。
画素数をとるか暗所性能をとるかというのは人によって判断が変わるところですが、やっぱり確実に歪みを抑えてくれるメカシャッターが良いという方も多いのではないかと思います。
ちなみにスチル機として性能や使い勝手が上のα7IVとも比較をしています。
重さ
ZV-E10のメリット2つ目は重さです。
ZV-E1はフルサイズ機としては超軽量の483gです。
ただフルサイズ用レンズは重いものが多いので、トータルでは結局重くなりがちです。
- ZV-E1+SELP1635G=836g
- ZV-E1+SEL24F28G=645g
フルサイズ用としては軽量のズームレンズ「SELP1635G」で合計836gです。
超軽量のSEL24F28Gなら645gに抑えることができます。
それに対してZV-E10は本体が343gで、これにレンズを加えてもかなり軽い運用ができます。
- ZV-E1+SELP1650=459g
- ZV-E1+SEL15F14G=562g
キットレンズだと合計でたったの459gですし、開放F1.4のSEL15F14Gを使っても562gです。
この軽さなら軽量ジンバルを使っても1kgくらいに収まるので、デメリットの多い電子式手ぶれ補正に頼る必要もなくなりますし、光学式補正よりずっと滑らかな映像が撮れます。
圧倒的な軽さのおかげで機材の選択肢が広がるというのはZV-E10の大きな強みだと思います。
値段
ZV-E10のメリット3つ目は値段です。
ZV-E1の性能がどれだけ良くても、値段を考えるとなかなか購入には踏み切れないと思います。
ZV-E10の値段はZV-E1の1/4ほどで、エントリークラスのカメラとしてもかなり安いです。
実質1万円くらいで買えるキットレンズのSELP1650は、画質は良くはありませんが広角から中望遠まで撮れて、手ブレ補正もパワーズームもあって重さはたったの116gというかなりコスパの良いレンズです。
これだけコスパが良いレンズだととりあえず買っておいて良いかなと思いますし、焦点距離の感覚を掴んだり練習に使うのにうってつけだと思います。
ZV-E1のメリット
ここまでZV-E10のメリットをお伝えしたので、続いてZV-E1のメリットをお話します。
ZV-E1のメリットは次の3つです。
- 画質
- 豊富な機能
- フォーマット
画質
画質比較でも確認できた通り、解像感についてはZV-E10が上です。ただ他の画質はZV-E1の方が圧倒的に有利です。
ノイズや歪みが少ない映像が撮れるだけでなく、デュアルベースISOを活用すれば暗いレンズでも夜景が撮れるので、1本のズームレンズを昼も夜も使えたりします。
4:2:2 10bit撮影ができるので、Logでも画質の劣化を抑えられます。
ZV-E10ではLog撮影できないとかそいうことではないですが、画質に違いが出るのは間違いないです。
豊富な機能
ZV-E1のメリット2つ目は豊富な機能です。
ZV-E1では使えるけどZV-E10では使えないという機能はかなり多くて、全部解説するのは大変なので、主要なものを挙げていきたいと思います。
- クリエイティブルック
- PP11S-cinetone
- シネマティックVlog設定
- LUT取込
- RAWの圧縮方式選択
- ブリージング補正
- 鳥や乗物などの被写体認識
- 協調制御手ぶれ補正
- マイクの指向性
- タッチメニュー
CL・PP11・CV
ZV-E10にはピクチャープロファイルのPP1~10がありますが、PP11のS-cinetoneやクリエイティブルック、シネマティックVLOG設定などのカラープリセットは搭載されていません。
色んな色味やトーンを楽しめるのでここに魅力を感じる方も多いと思います。
LUT取り込み
S-Log3用のLUTを取り込めるので編集なしで好みのLUTを使うことができますし、LUTをあてた状態でモニタリングもできます。
ただ撮影時点でLUTをあてるPPLUTはLogの強みであるダイナミックレンジの広さが損なわれるので注意してください。
RAWの圧縮方式選択
静止画のRAWファイルはZV-E10だと1種類ですが、ZV-E1は非圧縮RAW、ロスレス圧縮RAW、圧縮RAWの3種類から選べます。
圧縮形式に応じてファイルサイズが変わるので、RAWで撮りたいけどサイズは抑えたいという方には良い機能です。
ブリージング補正
ZV-E1に搭載されているブリージング補正は動画を撮る人にとって結構大きなポイントです。
ブリージングはピント位置によって画角が変わってしまう現象で、せっかく決めた構図が変わってしまうのを防げます。
静止画であればピントを合わせてから構図を決めれば良いのであまり気になりませんが、動画だと撮影中にピント位置が変わり続けるので、できれば防ぎたいところです。
画角が少し狭くはなりますが、ブリージング補正があるかを重要視する人も多いと思います。
AFの被写体認識
AFの被写体認識はZV-E10は人と動物だけですが、ZV-E1は鳥や乗り物、昆虫などにも対応しています。
協調制御手ぶれ補正
対応レンズであれば協調制御手ぶれ補正が使えるので、望遠での静止画・動画撮影がかなりしやすいです。
この機能は現状だとα7RVとZV-E1にしか搭載されていません。
マイクの指向性
精度が高いわけではないですが内蔵マイクに指向性もあるので、カメラ背後の自分の声や被写体の声だけ狙うという使い方ができます。
タッチメニュー
ZV-E1は液晶パネルのタッチ操作機能が充実していて、録画・停止やパワーズーム、ファンクションメニューの操作もできます。
自撮りなどカメラ前方から操作するときにとても重宝する機能なので、色んなカメラで使えるようにしてほしい機能だとも思います。
こんな感じでZV-E1にはかなり多くの機能が搭載されています。
正直、全部が全部役に立つわけではありませんが、これに加えて光学式アクティブモードや4:2:2 10bit撮影、フレームレートの選択肢もあるわけなので、機能面でZV-E1が優秀なのは明らかだと思います。
フォーマット
ZV-E1のメリット3つ目はフォーマットです。
ZV-E1では3種類のフォーマットを用途に合わせて使い分けできます。
- XAVC S
- XAVC HS
- XAVC SI
この3つのうちZV-E10はXAVC Sしか使うことができません。
XAVC Sはいろんなソフトやメディアに対応している汎用性の高いフォーマットなので、これが使えれば特別問題は無いです。
ただ圧縮効率が高いXAVC HSは、XAVC Sと同じファイルサイズの映像でもより高画質になったり、逆にファイルサイズを抑えても画質が落ちにくかったりします。
XAVC SIはファイルサイズは大きくなりますが、高画質かつ編集で重くなりにくいという特性を持っています。
なので僕はYouTubeやVlogの撮影はXAVC HSを使ってファイルサイズを抑えて、作品にはサクサク編集できるXAVC SIを使っています。
XAVC Sでは綺麗な映像が撮れないとかそういうことではないですが、用途に合った使い分けができるのでフォーマットの選択肢があるのはとても嬉しいポイントです。
どっちを買うべきか?
ここまでZV-E1のメリットをお伝えしたので、最後にどっちを買うべきかについてお伝えします。
冒頭でもお伝えした通りZV-E1とZV-E10は上位と下位の関係なので、高い性能を求めるならやはりZV-E1ということになります。
ただ、性能と同じくとても重要な値段や重さはZV-E10の方が優れているので、どこまでの機能が必要かが判断の分かれ目になりそうです。
なので、判断の分かれ目になりそうだなと思うポイントをあげておきます。
4K60P
まず1つ目は4K60Pです。
4K60Pが撮れるととても滑らかな映像が撮れるだけでなく、24Pに変換した2.5倍スロー映像なども撮れるので、表現の幅が広がります。
4K60P撮れるかを判断基準にする方は間違いなく多いです。
逆にスローは撮らないし、シネマティックな雰囲気にしたいから4K24P撮れれば良いとか、滑らかさは4K30Pで十分という方はZV-E10で良さそうな気がします。
光学式手ブレ補正
続いて2つ目は光学式手ブレ補正です。
これまでにお伝えしたとおり、ZV-E10の電子式手ブレ補正には次のデメリットがあります
- SSが長いと滲みが出る
- 写真では使えない
- 4Kだと効果が落ちる
それに対してZV-E1の光学式手ブレ補正は滲みも無くて、写真でも4K動画でも使えます。
これなら気軽に歩き撮りもできるので、手ブレ補正の使い勝手としては圧倒的にZV-E1の方が有利です。
ただZV-E10もジンバルや三脚を使えば手ぶれ補正に頼る必要もないので、どんな使い方をするかで手ぶれ補正の重要度は変わってくると思います。
暗所性能
3つ目は暗所性能です。
ZV-E1の暗所性能はやはり圧倒的で、ZV-E10に限らずFX30やα7IVなどより優れていてSONYカメラでも最高レベルです。
僕はそもそもZV-E1の暗所性能が欲しくて買ったので、判断の大きなポイントだと思っています。
逆に暗所撮影しない方や、夜景撮影は明るいレンズで対応するという方には必ずしもZV-E1ほどの暗所性能は必要ないので、判断が分かれるところだと思います。
あとは4:2:2 10bitが撮れるかどうかやフォーマットの違い、歪みの差もありますが、このあたりも許容できそうなら、軽くて安いZV-E10を買った方が良さそうです。
簡単にまとめると
4K60Pや光学式手ブレ補正、高い暗所性能に魅力を感じるならZV-E1。そうでもないならZV-E10でOK。
正直、同じZVシリーズなのに値段が離れすぎていて、間にもう1つ選択肢があったら良いのにと思ってしまう状況ではあります。
頑張ってZV-E1を買ったは良いけどレンズまで手が回らなかったり、お手頃なZV-E10を買ったけどやっぱり4K60Pが必要だったとなると本末転倒なので逃げ道の中間どころもあってほしいところです。
ただZV-E10もZV-E1も自分の用途にハマればとても良い買い物になると思うので、じっくり考えてカメラ選びしていただければと思います。
購入はSONYストアがオススメ
ちなみにSONYカメラを購入するならSONYストアが一番おすすめです。
アカウントを作って購入するだけで次のメリットがあります。
- 10%OFFクーポン(初回も使える)
- メーカー3年保証が無料
- 定期的にクーポン配布
SONYストアの価格はパッ見だと高く感じるんですが、そこから10%OFFですし1年の無料保証が3年になるので、実はかなり安いです。
さらに「αあんしんプログラム」に入ると15%OFFクーポンやレンズの長期保証クーポンがもらえますが、こちらは月額550円かかりますので、必要に応じて考えればOKです。
ZV-E1についてまとめた1ヶ月レビュー記事もあるので、よければ参考にしてみてください。
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