中茶屋公園では「ダイヤモンド桜島」っていうのが見れるらしいけど、時期はいつ?
そんな方に向けて、中茶屋公園とダイヤモンド桜島についての情報をお伝えします。
この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。
全国を旅しながら風景写真を撮影して生活しています。
筆者は鹿児島県出身ということで中茶屋公園を何度も訪れています。
今回は『ダイヤモンド桜島』の時期に中茶屋公園を訪れたので、その時の情報をもとにお話していきます。
ということで「中茶屋公園からダイヤモンド桜島が見える時期は?」というテーマで記事を書きます。
中茶屋公園でダイヤモンド桜島が見える時期
中茶屋公園でダイヤモンド桜島が見られる時期は12月上旬〜1月中旬です。
なぜ見られる時期が決まっているかというと、太陽の沈む位置は1年をかけて少しずつ変わるからです。
中茶屋公園から見て「太陽と桜島が一直線に重なる時期」がダイヤモンド桜島が見られる時期であり、それが12月上旬〜1月中旬というわけです。
つまり、中茶屋公園以外でも時期と沈む位置を計算すればダイヤモンド桜島を見ることができますし、見る方向を変えて朝日でダイヤモンド桜島を見ることもできます。
ただ、鹿児島有数のビュースポットである中茶屋公園からのダイヤモンド桜島は格別の綺麗さなので非常にオススメです。
ちなみに筆者が撮影したのは12月8日なので、時期の序盤といったところでした。
ダイヤモンド桜島が見られる時期がわかったところで、次に撮影した写真をご紹介します。
中茶屋公園から見たダイヤモンド桜島の写真
筆者が撮影したダイヤモンド桜島の写真をご紹介します。
12月8日の16時50分頃。桜島と夕日が重なり、ダイヤモンド桜島になりました。
ここから完全に沈むまで10分程度だったと思います。
左側に伸びているのは噴煙。この少し前まで霧島市方向へ流れていたので、噴煙に隠れてダイヤモンド桜島が見られないのではと心配していました。
結局風向きが変わって、綺麗なダイヤモンド桜島を見ることができました!
続いて、せっかくなので写真の撮り方について解説します。
上の写真は、太陽をど真ん中に配置したいわゆる「日の丸構図」です。
主題を思い切り強調したい場合や迫力ある写真にしたい時に使用する構図ですが、乱発すると単調で面白みのない写真になります。
また、桜島と夕日を大きく写すために「中望遠レンズ」で撮影しています。広角か望遠かは概ね下記のとおり判断できますよ。
- 35mm以下:広角
- 50mm前後:標準
- 85mm以上:望遠
太陽の中心はとても明るいので白飛びに注意して撮影してください。(今回の写真はガッツリ白飛びしてますね(^^;)
こちらは少しだけ向きを変えて、錦江湾と噴煙が多めに入るようにした写真です。
夕日から伸びている光の筋は「光芒」と言って、F値(絞り)を大きくすることで発生します。
ただ、F値を大きくし過ぎると解像度が落ちるので、極端に絞りすぎないようにしましょう。
また、夕方時間帯の撮影では刻々と光の量が減っていくので三脚を使った方が安心です。(今回は三脚なしでしたが)
太陽が沈んだ後、日の光が噴煙に遮られて面白い形になっていました。
先ほどの写真は中望遠レンズで撮影しましたが、空の色の変化や光の形を広く写したかったので広角で撮影しました。
光量が減ったのでSSを長くし、F値も若干小さくして手ブレを抑えています。
ISO感度を上げると明るくなる代わりにノイズが発生しやすくなります。ISO感度は上げず、できるだけSSとF値で調整するようにします。
構図に関して言うと、桜島の山頂(光の発生源)を左から3分の1、下から3分の1の位置に配置しています。「三分割法」という手法で、安定感のある写真になるので筆者はよく使います。
ダイヤモンド桜島になる少し前の写真です。中茶屋公園はご覧の通り、遮るものがないとても開放的なビュースポットです。
この日はカメラマンなども含め10人ほどいましたが、驚いたことにドレス姿で結婚式の前撮りに来ているカップルもいました。
それほど良いスポットなんですね。(そのカップルも撮らせて貰えば良かった)
ちなみに下記記事では、ダイヤモンド桜島でない普段の中茶屋公園を紹介しているので、良ければご覧ください。
続いて、ダイヤモンド桜島を含めた中茶屋公園を筆者の独断と偏見で評価してみたいと思います。
中茶屋公園の評価
ダイヤモンド桜島が見られる時期の中茶屋公園を下記の通り評価しました。
- 総合評価 4.4
- 魅力度 4.7
- アクセス 3.6
- 混雑 4.5
- 料金 5.0
中茶屋公園の総合評価は4.4です。
ダイヤモンド桜島をこの絶景パノラマで見られるのは魅力度がかなり高いです。
アクセスに関しては周辺に鉄道駅が無く、バスの便数もかなり少ないことから自家用車でのアクセスになると思われます、よって評価は低いです。
小さな公園で駐車台数も限られていますが、停められないほど混雑することはまずないと思います。
利用料金などかからない自由に遊べる公園です。
アクセスに難がありますが、天気も良くて灰にも降られなければ、ダイヤモンド桜島は良い思い出になること間違いありません。
それでは最後にまとめです。
まとめ
中茶屋公園でダイヤモンド桜島が見られる時期について書きました。
ダイヤモンド桜島が見られるのは12月上旬〜1月中旬です。
撮影するときには、絞りを大きくすれば光芒を発生させることができます。夕日の撮影では刻々と光の量が減って手ブレしやすくなるので、三脚を使用すると安心です。
周辺に鉄道駅はなく、バスの便数も限られているので自家用車でのアクセスが基本となります。
以上、この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。
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