鹿児島のシンボル「桜島」を撮りたいけど、良いスポットはないかな?
そんな方に「磯海水浴場」をお勧めします。
桜島は県内の色んな場所から見えますが、磯海水浴場は桜島にとても近くて迫力ある写真が撮れますよ。
この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。筆者は鹿児島県出身ということもあり、県内の魅力スポットもたくさん訪れました。
今回は鹿児島県民なら誰もが知るスポット「磯海水浴場」に関しての記事です。
ということで「磯海水浴場は鹿児島のシンボル桜島の撮影に最適」というテーマでお話します。
磯海水浴場で撮影した鹿児島のシンボル
紹介の前に、まずは磯海水浴場から撮影した桜島の写真をご覧ください。
撮影したのは11月30日の6時30分頃。桜島を中心に捉えて迫力ある写真になりました。
日の出直前で、桜島の周辺は真っ赤に焼けています。夜から朝への移り変わるグラデーションが綺麗でした。
先ほどの写真から30分ほど前、6時頃の写真です。
周囲はまだ暗く、波打ち際がうっすら見える程度。穏やかな海面がまだ弱いオレンジ色の光を映しています。
そこからさらに20分前、5時40分頃はまだ暗闇の中。
桜島の左側にうっすらと朝の光。桜島の街明かりも見えますね。
磯海水浴場から撮影した写真をご覧いただきました。ちょっと写真が暗すぎたかなと思いますが、磯海水浴場からは迫力ある桜島が撮影できることをお伝えしたかったのです。
ここからは、磯海水浴場が桜島を撮影するのに適している理由と、撮影方法を紹介します。
磯海水浴場で桜島を撮影すると良い理由
磯海水浴場が桜島を撮影するのに良い理由は下記の3つです。
- 桜島が島のように見えるから
- 桜島に最も近い砂浜だから
- 朝焼けの逆光で輪郭が強調できるから
理由を順番に解説していきます。
1つ目。桜島は鹿児島県東部の垂水市と陸続きになっているので、島ではありません。東側から撮影してもそれなりに迫力ある写真は撮れますが、西側から海を挟んだ方がイメージどおりの桜島が撮影できます。
2つ目。磯海水浴場のある鹿児島市は、海を挟んでいますが桜島にかなり近接しています。(ここで言う鹿児島市は鹿児島市中心部です)
この近さを活かして迫力ある写真が撮れるというわけです。また、鹿児島市の中でも岸壁やアスファルトから撮るより、砂浜から撮った方が自然みが出ると思います。(ここは嗜好によるかな)
3つ目。早朝なら桜島の綺麗なシルエットが撮れます。磯海水浴場は桜島の西側に位置しているので、東の空に朝日が登り始めると逆光で輪郭がしっかり出ます。
空のグラデーションも合わせれば迫力写真になること間違いありません。
ただ、昼間撮っても桜島のゴツゴツ感とか季節による色(夏は緑、冬は冠雪の白)を表現できるので、それはそれで良いと思います。
続いて、今回紹介した写真の撮影方法をご紹介します。
磯海水浴場での桜島撮影方法
朝焼けをバックに撮影した今回の写真は、ざっくり言うと「穏やかな桜島」と「荒々しい桜島」を表現しています。
上の写真では雄大かつ穏やかな桜島を表現しました。
迫力が出過ぎないよう桜島は中央に置かず、上から1/3、右から1/3の位置に配置しています。いわゆる「1/3構図」というやつですね。
下の黒い部分は砂浜です。波打ち際の曲線を入れることで少し丸みを出しました。
また、波を穏やかに見せるため、シャッタースピード(SS)を長くして撮影しています。
実際は結構白波が立ったりしているのですが、SSを長くすればご覧の通りです。
絞り16、SS30秒、ISO100で撮影しています。
続いての写真は、桜島の迫力を出すために荒々しさを表現しています。
桜島を中央に置き、SSを短めに設定して波の形が残るようにしました。ただ、あまりに短いと白波が出て空色が綺麗に反射しないので、SSを変えながら良い塩梅を探りました。
絞り16、SS2秒、ISO100で撮影しています。
後から気づきましたが、明るくなった砂浜を入れた写真を撮っていませんでした。早朝からの撮影で寒いし眠いしでモウロウとしてたのでご容赦ください。
写真の紹介は以上ですが、下記記事でも桜島撮影スポットを紹介しているので、良ければ参考にしてください。
続いて、独断と偏見で磯海水浴場の評価をしておきます。
磯海水浴場の評価
磯海水浴場の評価は下記の通りです。
- 総合評価 4.2
- 魅力度 4.5
- アクセス 4.0
- 混雑 3.6
- 料金 5.0
磯海水浴場の評価は4.2です。これは写真撮影スポットとしての評価です。
雄大な桜島を間近に見られる砂浜は他にありません。素晴らしい写真が撮影できるスポットなので魅力度は高いです。
周辺には有料駐車場があり、海水浴客が多い時期には少し離れた路肩スペースにズラリと車が並んでいます。すぐそばに観光名所である仙巌園があるので、日中ならバスでの移動も可能です。
海水浴シーズンは人も車も混雑しますし、結果写真にも人やパラソルなど余計なものが入ってしまいます。
入場料などは一切かかりません。
まとめ
今回は磯海水浴場から撮影する桜島についての記事を書きました。
磯海水浴場は桜島と陸続きでない西側なので、イメージどおりの桜島を撮影できます。また、朝焼け時間帯ならハッキリした桜島の輪郭と空のグラデーションでインパクトの強い写真も撮ることができます。
参考にして、ぜひ磯海水浴場から鹿児島のシンボルを撮影してみてください。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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