JAL CLUB ESTに学生が入会するメリットは?【JALカードnaviとの比較】
JAL CLUB ESTへの入会を検討している学生さんへ。

そんな疑問にお答えします。
本記事では、以下の内容を解説します。
CONTENTS
この記事を書いている私は、旅行大好きの30代ブロガー。28歳でJAL CLUB ESTに入会して様々な特典を利用し、JALの最上級ステイタスであるダイヤモンドを達成することができました!
学生時代からJALカードを持っていましたが、JAL CLUB ESTに出会うのが遅かったので、今もし自分が学生だったら…という反省もあります。
そんな私が、「JAL CLUB ESTに学生が入会するメリットは?【JALカードnaviとの比較】」というテーマで執筆します。
学生がJALカードを作る場合、学生専用のJALカードnaviを作るか、20代限定のJAL CLUB ESTを作るかの2択が基本となると思いますので、この2つのカードを比較しながら解説していきます。
1.JAL CLUB ESTに学生が入会するメリットは?
1-1.利用可能枠が高いのでその分マイルを貯めやすい
年会費が全くかからず特典も多いJALカードnaviが相手でもJAL CLUB ESTに入会するメリットはあります。
1つ目のメリットは利用可能枠が高いところです。
利用可能枠が高いということは、カードで支払える金額が高くなり、その分マイルを貯めやすいということです。
JALカードnaviの利用可能枠は10万円とかなり低く、対してJAL CLUB EST(普通カード)は30万円です。
学生が10万円という金額を聞けば高額、あるいは十分すぎる金額と思われるかもしれませんが、学生が月々に使っている金額というのは実際のところ高額です。
実家から出て一人暮らしをしていれば、家賃や光熱費、携帯代金に食費など、合計すれば簡単に10万円近くになると思いますし、実家から大学に通っていても、定期代やお小遣いだけでも数万円にはなるのではないでしょうか。
普段発生するこれらの出費をクレジットカード払いにすることで、毎月マイルがどんどん溜まっていくわけですが、利用可能枠10万円では支払いができなくなる可能性があります。
なぜなら、クレジットカードには「締め日」と「支払い日」という2つの日が設定されているからです。
例えば、JCBカードは締め日が15日で支払い日が10日なので、1月16日から2月15日の間にカードで支払った金額が3月10日に自分の口座から引き落とされることになります。
1月16日から2月15日の間にカードで10万円支払った場合、2月16日からまた次の10万円の枠を使える…と思いきや、そうではありません。
利用可能枠というのはカードで建て替えておける金額なので、建て替えてもらっていた10万円を支払う3月10日までは、これ以上カードが使用できなくなります。
仮に、毎月末に家賃5万円を支払う必要がある場合、1月末に5万円、2月末に5万円を支払うと利用可能枠10万円に達します。3月10日に利用可能枠が5万円分復活しますが、また3月末に5万円分枠がなくなります。つまり、家賃以外は一切カード支払いができなくなるというわけです。
これでは無駄なくマイルを貯められているとは言えません。
無駄なく計画的にマイルを貯めるつもりであれば、利用可能枠がより大きいJAL CLUB EST(普通カード)にするべきです。
ただしJALカードnaviでも、十分な支払い実績を持ったうえで、カード会社に相談することで上限を10万円以上にすることができるとの情報もあります。
また、JAL CLUB ESTでも審査の結果、利用可能枠が10万円になる可能性がないとも言い切れないのでご留意ください。
1-2.サクララウンジが年間5回利用できる
JALカードnaviと最も違う点はJALが運営するラウンジであるサクララウンジが利用できる点です。
サクララウンジは、空港の待ち時間をソファでくつろいだり、ソフトドリンクやアルコールを楽しみながら過ごせる、JALの上級会員などが利用できるラウンジです。
羽田空港のサクララウンジは、予約のうえ3,000円支払うことで利用可能ですが、他の空港のサクララウンジは通常利用できませんし、3,000円はさすがに高額です。
年間5回利用できますので、帰省などの際に使用しても良いですし、同伴者1名まで利用可能なので、友人との旅行で利用するのも良いのではないでしょうか。
1-3.JGC修行に役立つ特典がある【FOPボーナスなど】
JALの上級会員であるJGC( JAL GLOBAL CLUB )への入会に必要なFOP(FLY ON POINT)のボーナスを受けられるのも、JALカードnaviにはない特典です。
JGCは、入会することで上記で取り上げたサクララウンジの利用だけでなく、優先搭乗や前方座席指定、手荷物の優先返却などの様々なサービスを受けられる会員サービスです。
JGCに入会するには、年間50回以上の搭乗またはFOP50,000ポイントを達成する必要があります。
FOPはマイルと違って普段の買い物などでは貯めることはできず、基本的に飛行機に乗ることでしか貯められません。JGC会員を目指す人にとって、ボーナス特典で貰えることはとてもうれしいメリットとなります。
JAL CLUB ESTでは毎年初回搭乗時に2,000FOPが加算されるので、JGC会員になるための修行に役立ちます。
JGC会員になるには相当な出費が伴いますので、学生のうちに目指す方は少ないかもしれませんが、旅行が趣味だったり、自分のステイタスのために何としても目指したいという方は、この特典を役立てると良いと思います。
2.JAL CLUB ESTに学生が入会する際の注意点は?
2-1.マイルが貯まる仕組みを作らなければ年会費が無駄になる
お得がいっぱいのJAL CLUB ESTですが、注意しなければならない点もあります。
JALカードnaviの年会費は無料ですが、JAL CLUB ESTの年会費は5,500円(税込)で、JALカード年会費と合わせて7,700円(税込)が毎年かかります。
JALカードnaviとJAL CLUB ESTは、どちらもショッピングマイル・プレミアム(ショッピングマイルが2倍になる、通常は3,300円で付けることができるオプション)が無料で付いていますし、独自のボーナスマイル特典もあります。
普段マイルを貯めるうえでは、JAL CLUB ESTのメリットは利用可能枠が大きいことくらいしかないのです。
つまり、毎月の家賃や電話料金などの固定費をクレジットカードで支払うように設定しても、JALカードnaviの利用可能枠10万円を超えないようであれば、JALカードnaviのほうが有利ということになるのです。
2-2.初めてのクレジットカードはJALカードnaviがリスクも小さくて無難
利用可能枠が小さいということは、使い過ぎるリスクが小さいということでもあります。
JAL CLUB ESTは特典が非常に多く、普通のJALカードと比較すれば圧倒的に有利であることは間違いありません。
しかし、JALカードnaviにもそれに劣らないほどの特典があり、「無料であること」「利用可能枠が小さいこと」など、学生専用というだけあってリスクが小さいことも強みと言えます。
JAL CLUB ESTは20代限定のカードですから、18歳からJALカードnaviを使ってみて、物足りなさを感じたら20歳になった時点でJAL CLUB ESTの入会を検討してみるというのが最も良いパターンでしょう。
以上、JAL CLUB ESTに学生が入会するメリットをJALカードnaviとの比較をメインに書いてきました。
どちらのカードも30歳を超えた人たちにとっては喉から手が出るほど魅力的なので、ぜひ参考にして、自分にあったカードを選んでください。
JAL CLUB ESTについてもっと知りたいという方は下記記事で詳しくまとめていますのでぜひ見てください。