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α6400は「このレンズ」で星空を撮る【写真あり】

カメラ男子

α6400で星空撮影に挑戦したい。でもどんなレンズが向いてるのかよく分からない。

星空撮影用のレンズを探しているのですね。

レンズ次第で星空撮影の結果が大きく変わるので、カメラ本体との相性を考えてしっかり選びたいところ。

ということで今回は、SONYα6400の星空撮影にオススメのレンズを紹介します。

この記事を書いているのは写真家兼ライターの「とも」です。

全国を旅しながら風景写真を撮影したり、旅好きな方に役立つ情報を発信しています。

筆者が使っているカメラは「α6300」という、α6400の旧タイプです。

α6300と今回紹介するレンズでたっぷり星空撮影してきたので、α6400ユーザーの皆さんに役立つ情報をお伝えできると思っています。

ということで今回は「α6400はこのレンズで星空を撮る」というテーマで記事を書きます。

目次

α6400の星空撮影は「SIGMA16mm F1.4」で

SIGMA 16mm f1.4 DC DN
SIGMA 16mm f1.4 DC DN

α6400で星空撮影するなら「SIGMA 16mm F1.4 DC DN」というレンズがオススメです。

価格は4万円前後で、パノラマの風景や、建物を立体的に写すのにも向いています

星空撮影にオススメな理由は、レンズの『焦点距離』と『開放F値』のおかげ。

この2つについてまず簡単に解説し、その後で作例を紹介したいと思います。

それではまず焦点距離の解説からです。

焦点距離

SIGMA 16mm F1.4 DC DNの焦点距離は名前のとおり「16mm」で、このレンズが「広角」であることを示しています。

広い範囲を写せるということですね。

広い範囲を写せるのは星空撮影ではとても重要。特定の星だけを狙う場合は話が違いますが、満天の星空や、地上も入れて撮影したい場合は広角でないと厳しいです

ちなみに、焦点距離と画角の関係は下記のとおりです。

  • 35mm以下:広角
  • 50mm前後:標準
  • 85mm以上:望遠

これはフルサイズ機を使う場合で、α6400のようなAPS-C機は『フルサイズ換算』してから判断します。

APS-Cをフルサイズ換算するには焦点距離を1.5倍すれば良いので、

16×1.5=24mm

ということで、十分広角であると言えます

この広い画角が星空撮影に向いている理由の1つです。

開放F値

SIGMA 16mm F1.4 DC DNの開放F値は『1.4』で、このレンズが「明るい」ことを示しています。

星空撮影では、レンズの明るさが足りないとISO感度を上げなければなりません。

ISO感度を上げると、『ノイズの入ったザラザラした写真』になるので、できるだけ上げずに済ませたいところ。

明るいレンズを使えば、必要最小限のISO感度で撮影できてノイズが少なくなります。

開放F値1.4は、F値を1.4まで下げられるという意味で、この値が小さいほど明るい写真が撮影できます。

一般的に、F2.8あたりで十分明るいと言われるので、このレンズはかなり明るい部類に入ります。

この明るさが星空撮影に向いている理由の2つ目です。

「広角」で「明るい」から、このレンズは星空撮影に適しているということをお分かり頂けたと思います。

APS-C用でここまで明るい広角レンズはなかなか無いので、まさにα6400に最適です。

「広角で明るいレンズって、探せば他にあるんじゃない?」と思われた方は、記事後半のレンズ価格についての考察を参考にみてください。

続いて、筆者が撮影した星空写真の作例を紹介します。

α6300で撮影した星空

筆者がα6300で撮影した星空写真を紹介します。

先ほどもお話しましたが、α6400はα6300の後継機なので、これから紹介する写真よりもっと良い写真が撮影できるハズです。

輝北うわば公園の星空
輝北うわば公園の星空

筆者の地元鹿児島にある「輝北うわば公園」というところで撮影した写真です。

広い画角を使って、地上の灯りと公園の建物を入れつつ満天の星空を写すことができました。

カメラの設定はF値1.4、SS30秒、ISO感度400です。F値を最小にすることで、ISO感度をほとんど上げずに明るさを保てています

30秒という長いSS(シャッタースピード)も明るさの要因。

ただ、写真を拡大すると星の移動により軌跡ができています。

軌跡を無くしたい方はSSを10秒ほどにすれば抑えられます。

せっかくなので、この軌跡を利用した写真も紹介します。

α6400とSIGMA16mmで星空撮影
SIGMA 16mmで撮影した星の軌跡

記事のトップにも載せているこちらの写真も輝北うわば公園で撮影しました。

「比較明合成」という方法で星の軌跡を繋げて撮影しました。鹿児島のシンボル『桜島』も綺麗にシルエットが出た写真になりました。

比較明合成はAdobeの現像ソフト「Lightroom」と「Photoshop」を使って簡単にできます。

現像ソフトはカメラマン必須のアイテムなので持っていない方はぜひ用意してください。

Adobe Creative Cloud フォトプラン(Photoshop+Lightroom) with 1TB|12か月版|Windows/Mac対応|パッケージ(カード)コード版

この記事で紹介する写真は以上ですが、下記記事ではSIGMA 16mm F1.4 DC DNとα6300で撮影した星空写真を他にも紹介しています。

このレンズの性能や作例に関するまとめ記事もあります。

また、SIGMA16mmとZV-E10で撮影した星空タイムラプスもあるのでよければご覧ください。

続いて、このレンズの価格について考察します。

レンズ価格についての考察

α6400と相性バッチリの「SIGMA 16mm F1.4」ですが、4万円前後という価格は実際のところ妥当なのか気になりますよね。

ということで筆者、同様の画角と明るさのレンズを探してみました。

しかし、似た性能のレンズはあまり無く、あったとしても10万円前後する高級レンズや、3万円前後ではあるけど明るさも画角も物足りない下位互換レンズばかりでした。

つまり、同様の性能を持ったレンズは同価格帯には無いということが分かったのです。

下記記事では性能の近い3つのレンズを実際に比較しているので、購入する前に一度見ておくと良いと思います。

続いて、記事の本題からは少しズレますが、筆者が星空撮影に使用しているお勧めアイテムを紹介するのでぜひご覧ください。

星空撮影の必須アイテム

レンズの性能も分かって、α6400での星空撮影がより楽しみになってきますね。

レンズ以外についても準備を進めているところと思いますが、撮影に必要なアイテムはもう用意できていますか?

ここでは、筆者が愛用している星空撮影の必須アイテムを紹介します。

三脚

良いカメラと良いレンズを持っていても、三脚がなければ星空撮影はできません。

三脚にも種類がたくさんありますが、筆者が使用している「VCT-VPR1」は手軽に買えて機能も盛り沢山の三脚です。

α6400と同じSONY製品なので安心ですし。

VCT-VPR1のお勧めポイントを整理すると下記の3つです。

  • リモコンが標準装備
  • 折りたたみ時48cmの収納性
  • 価格が1万円前後

それぞれ簡単に解説します。

リモコンが標準装備

VCT-VPR1にはリモコンが標準装備されています。

先ほど紹介した星の軌跡は連続撮影した写真を後で合成しているのですが、撮影だけで約30分かかっています。

この間シャッターボタンを押しっぱなしは流石に辛いし、手の振動が伝わってブレブレの写真になること間違いありません。

VCT-VPR1のリモコンには「シャッターボタン押しっぱなし機能」があるので、一度ボタンを押したら後は勝手に連写してくれます

この機能がなければ星の軌跡撮影はできないのです。

折りたたみ時48cmの収納性

最大高さ146.5cmの三脚ですが、脚を縮めると48cmになる収納性があります。

48cmならキャリーケースに入れることもできるので、旅行の際にも持ち歩けますし、近場で撮影するときには、付属のバッグに入れれば楽々持ち歩けます。

また、伸縮の固定はレバーで行うので、ネジ式と比べて簡単だし締め忘れも無いので安心です。

価格が1万円前後

メーカー小売価格は10,500円+税ですが、amazonで購入すれば2,000円近く安く購入できます。

この性能でこの価格なら言うことありません。

ソニー リモコン三脚 4段 3ウェイオイルフリュード VCT-VPR1

ネックライト

星空撮影ではライトが必須です。

移動中だけでなく、三脚やカメラの準備にも明かりが必要で、手持ちのライトでは手が塞がって作業できません

ということで筆者は「パナソニックのネックライト」を使用しています。

ヘッドライトも検討しましたが、高価な物が多いし見た目が完全にアウトドアなので、普段使いできないということでネックライトにしました。

明るさの強弱も変えられて、何より首にかけるだけの手軽さが魅力です。家に1つ置いておけば非常時にも役立ちますし、筆者はテント泊の登山にも持って行ったりします。

値段も安く、色んな場面で活躍するので、このネックライトはかなりお勧めです。

パナソニック LEDネックライト 強弱切替え

以上、星空撮影に必須のアイテムを紹介しました。

最後にこの記事のまとめをしておきます。

α6400星空レンズまとめ

今回はα6400での星空撮影にお勧めのレンズを紹介しました。

SIGAM 16mm F1.4 DC DNは「明るさ」と「広い画角」が星空撮影に最適です。4万円前後の価格帯に同様の性能のレンズはありません。

α6400のAPS-Cセンサーにも相性バッチリです。

また、星空撮影の必須アイテムとして、「三脚」と「ネックライト」を紹介しました。

リモコンや持ち運び用のバッグも付いて1万円未満で購入できる「VCT-VPR1」は、α6400と同じSONY製品なので安心です。

「パナソニックネックライト」は、両手が塞がらなくて首にかけるだけというお手軽さが魅力。アウトドアや非常時の備えとしても、このネックライトは持っておくべきアイテムです。

以上、この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。

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