アウトドア用のライトを探しています。でも、種類や特徴が多すぎて何を選べば良いか分かりません、、、
ライトって種類も多いし、性能をどうやって確認すれば良いかも良くわらないですよね。
ということで今回は、ライト選びでお悩みの方に向けて、ライトの選び方からおすすめ商品までまとめてご紹介します。
この記事を見ればきっと自分に合ったライトが見つかるはずです。
この記事の筆者は写真家兼ライターの「とも」です。
北は北海道の利尻山、南は屋久島の宮之浦岳まで登山するアウトドア大好き人間です。
そんな筆者が経験とリサーチをもとに記事を書いているので、皆さんのお役に立つ情報をお伝えできると思っています。
ということで今回は「おすすめアウトドア用ライト」をテーマに記事を書きます。
アウトドア用ライトの種類と選び方
商品選びをする前に、アウトドア用ライトの種類と選び方を知っておきましょう。
アウトドア用ライトの種類
まず、ライトの種類を大まかに分けると下記の4つになります。
- 1.ヘッドライト
- 2.ハンディライト
- 3.ランタン
- 4.その他
それぞれの特徴を簡単に説明します。
ヘッドライト
ヘッドライトは、両手を塞がずに前方を照らすことができるので、移動中に足元を照らしたり手元での作業に適したライトです。
屋外での使用を考えればできるだけ防水性が高く、軽量の物を選ぶと良いでしょう。
登山するならまずコレから用意しましょう。
ハンディライト
いわゆる「懐中電灯」のイメージで、ビーム状の明かりで前方を照らします。
使わない時はリュックなどに入れておくので、軽量かつコンパクトな物が良いし、場面によっては強い明るさや防水性も必要となります。
ランタン
全方向を明るくするライトで、キャンプには必須です。
明るいのは良いけど「眩しくて近くに置けない」なんてのもいけないので、明るさ調節機能はマストです。
光の色が変えられる物もあって、白色はとにかく明るくしたい時に使い、オレンジ色は暖かみがあって落ち着くので雰囲気を出したい時使います。
その他
挟めれば色んなところで使える「クリップライト 」、首にかけて前方を照らす「ネックライト」、帽子のつばにつける「キャップライト 」など、他にも色んな種類のライトがあります。
使える幅が広い反面、防水性や明るさなど、性能が低めの印象です。
安価な物が多いので、「初めてのアウトドアに必要だけど、今後使うかわからない」といった方はクリップライト などで済ませちゃうのもアリです。
ライトの種類がわかったところで、次は選び方を解説します。
アウトドア用ライトの選び方
まず、何をするかによってライトの種類を選びます。
- 1.キャンプ→ランタン
- 2.登山→ヘッドライト
- 3.夜釣り→ヘッドライト
- 4.暗所での手元作業→ヘッドライト
- 5.軽い移動や探し物→ハンディライト
- 6.お試しアウトドア→その他
自分が選ぶべきライトの種類が分かったでしょうか?
ちなみにお試しアウトドアで使うなら、クリップライトで十分だと思います。Panasonicのクリップライトは500円くらいで買えて、ある程度の防水性もあります。
続いて、どの性能を重視するかを考えます。
ライトの主な性能は下記のとおりです。
- 1.明るさ(ルーメン)
- 2.防水性(IPX)
- 3.給電方法(USB,乾電池,ソーラー)
- 4.収納性(重さ,大きさ)
重視したい性能がありましたか?
ちなみに、今回紹介するライトは最低限の性能はちゃんと備えていて、「明るさはあるけど防水性が全くない」というような商品はありません。
あくまで『特に重要な性能は何か?』ということなので、ご安心ください。
それではここから、それぞれの性能が高いライトを紹介していきますが、正直言ってこの記事だけでは十分な数を紹介できません。
「もっとライトを比較したい」という方も当然いると思いますから、別の記事で比較できるようにしています。(記事の最後にリンクがあります)
それでは紹介していきます!
アウトドア用ライトを特徴別に紹介
お待たせしました。ここからおすすめアウトドア用ライトを性能別に紹介していきます。
紹介するライトは下記のとおりです。
- 1.明るさ重視のライト
- 2.防水性重視のライト
- 3.コンパクトさ重視のライト
- 4.USB充電式のライト
- 5.ソーラー充電式のライト
記載する価格は2020年3月時点のものです。
それではいきましょう!
明るさ重視【GENTOS LED ランタン】
最初に紹介するのは『GENTOS LED ランタン』です。
値段と特徴は下記のとおり。
- 価 格:6,500円ほど
- 特徴1:最大1300ルーメンの明るさ
- 特徴2:光量の無段階調節
- 特徴3:三色切り替え
- 特徴4:単1電池4本で点灯
まず最初に、明るさでライトを選ぶ時の目安について説明しておきます。
ライトの明るさは基本的に『ルーメン(lm)』という単位で表されます。注意したいのは、これはライトから出る光の総量なので、面積が加味されていないということ。
なので、照らす面積が広い「ランタン」であれば高い数値が必要だし、逆に「ヘッドライト」は照らす面積が限られているので比較的小さい数値でOKです。
よって明るさを比べる時は、同じ種類のライトで数値を比べましょう。
ちなみに、筆者が使っている「これだけあれば明るい」という数値の目安は下記のとおりです。
- ランタン→1,000ルーメン以上
- ヘッドライト→300ルーメン以上
- ハンディライト→用途や大きさでバラバラ
ハンディライトは鍵のような小さい物から、ビールジョッキのような物まであるので決めかねますが、ランタンとヘッドライトは上記を目安にして貰えば良いと思います。
明るさについて分かったところで、『GENTOS LED ランタン』を見ていきます。
明るさは「1,300ルーメン」あるのでかなり明るいですね。
光量調節機能もあるので、弱めてそばに置くことも可能。
さらには、白色・昼白色・暖色の切り替えができるので雰囲気作りにも使えますし、「キャンドルモード」で就寝前のリラックスにも一役買います。
パワーがある分、単1電池を使ったり重さも1.2kgありますが、本格的にキャンプを始める方にはとてもおすすめのライトです。
ランタンだけでなく他の種類の「明るさ重視ライト」も見てみたいという方は、別記事「明るさ自慢のアウトドア用ライト5選」をご覧ください。
続いて、防水性重視のおすすめライトです。
防水性重視【OLIGHT H1R ヘッドライト】
続いて紹介するのは『OLIGHT H1R ヘッドライト』です。
値段や性能は下記のとおり。
- 価 格:7,500円ほど
- 特徴1:IPX8(8段階中8)の防水性
- 特徴2:最大600ルーメンの明るさ
- 特徴3:ハンディライトとして使える
- 特徴4:USB充電式
まずは、防水性に関する説明からしていきます。
電子機器の防水性は「IPX○」というふうに表記されます。○の位置に0〜8の数字が入り、高い数値ほど防水性があるということです。
筆者が用いている数値の目安は下記のとおりです。
- 0:防水性なし
- 1〜3:雨や滴に耐える
- 4〜6:あらゆる方向の飛沫に耐える
- 7〜8:水中でもある程度使える
数値の目安がわかったところで『OLIGHT H1R ヘッドライト』を見ていきます。
防水性は最大のIPX8ですから、水没しても大丈夫です。
最大の明るさは何と600ルーメン。ヘッドライトなら300ルーメンあれば十分明るい方ですし、点灯モードも5つあって光量調節が可能。
USB充電式で繰り返し使えるのも嬉しいですね。
ただ、51.5gというコンパクトボディなので、高出力を長時間というわけにはいきません。(最弱モードなら6日ほど点灯するようですが)
もう一つの大きな特徴は、バンドから外してハンディライトとして使えるところです。
軽量なのでカバンに入れて持ち歩いても良いし、クリップが付いているので胸ポケットに入れても良いですね。
防水性をはじめ、性能が高くて使い勝手も良い、いわゆる「ハイスペックなライト」です。
他にも防水性重視のライトが見たいという方は、「防水性アリのおすすめアウトドア用ライト」をご覧ください。2,000円前後の手頃な物も紹介してます。
続いて、コンパクト性能重視のライトを見てみましょう。
コンパクト重視【OLIGHT S1R ハンディライト】
連続でOLIGHTの商品になりますが、『OLIGHT S1R ハンディライト』を紹介します。
値段と特徴は下記のとおり。
- 価 格:7,300円ほど
- 特徴1:51gの超軽量
- 特徴2:最大1,000ルーメンの明るさ
- 特徴3:IPX8(8段階中8)の防水性
- 特徴4:USB充電式
ここではまず、「コンパクト」の目安をお伝えします。
ライトの種類によって重さも大きさも違いますから、種類ごとにお示しします。
- ヘッドライト→重さ80g以下
- 懐中電灯→長さ10cm,重さ100g以下
- ランタン→直径10cm,重さ400g以下
これを目安にライト選びすると良いでしょう。
そしてこの『OLIGHT S1R ハンディライト』は、重さ51g,長さ63mmなので条件は余裕でクリア。
先程の「OLIGHT H1R ヘッドライト」に似てハイスペックなライトで、IPX8防水やUSB充電も備わっており、明るさに関しては1,000ルーメンもあります。
ハンディライトにこだわる方はこのライトで、ヘッドライトとしても使ってみたいという方は「H1R」を選ぶと良いと思います。
他にもライトを見てみたいという方は「コンパクトさが売りのアウトドア用ライト5選」をご覧ください。
続いて、USB充電式のおすすめライトを紹介します。
USB充電式【PETZL アクティックコア】
残り2つとなりました。続いて紹介するのは『PETZL アクティックコア』です。
値段と性能は下記のとおり。
- 価 格:7,000円ほど
- 特徴1:独自バッテリー『コア』(USB充電式)
- 特徴2:単4電池でも使用可能
- 特徴3:最大350ルーメンの明るさ
- 特徴4:ヘッドバンドに緊急時用ホイッスル付属
USB充電式ライトはこれまでにも紹介しましたが、『PETZL アクティックコア』は一味違う特徴を持っており、それは独自バッテリー「コア」によるものです。
通常の電池は満充電時の明るさが最も強く、電力を消費するにつれ明かりも弱まっていきます。
なので、電池が切れる前にはとても周囲を照らせる明るさにはならないのです。
しかし、PETZL独自のバッテリーである「コア」は、電力を消費しても一定の明るさを保つよう設計されており、最後まで明るいのです。
明るさも350ルーメンあるので十分だし、ヘッドバンドに緊急用ホイッスルが付いているのもユニークでいいなと思います。
PETZLは創業者がトンネル探検家というだけあって、いざという時まで考えた実用的な機能を持ったライトが多いです。
熱心なファンも多いし筆者的にもおすすめです。
PETZL アクティックコアを紹介しました。
別記事の「おすすめのUSB充電式アウトドア用ライト」ではランタンなども含めた5つのライトと、セットで使って欲しいモバイルバッテリーも紹介しているので、ぜひご覧ください。
最後にソーラー充電式のライトを紹介します。
ソーラー充電式【CARRY THE SUN ランタン】
最後に紹介するのは『CARRY THE SUN ソーラーランタン』です。
値段と特徴は下記のとおり。
- 価 格:4,950円ほど
- 特徴1:ソーラー充電式
- 特徴2:厚さ12mm,重さ86gでコンパクト
- 特徴3:IP67の防水防塵
- 特徴4:インテリアにも使えるデザイン
ソーラー充電式ライトについても知っておいて欲しいことがあります。
完全なソーラー充電で、かつ高性能なライトはほぼ無いだろうということです。
パネルが小さすぎて、十分に発電できないのがその理由です。
高性能なソーラー充電式のライトを見つけたら、それはおそらくUSBや電池での給電もできると思われます。
なので、純粋なソーラー充電式ライトを探す場合は、あまりハイスペックを求めないようにしましょう。(なんか寂しい感じもしますが)
『CARRY THE SUN ソーラーランタン』は最大の明るさが100ルーメンだったりと控えめの性能なので、ソーラー充電でも電力をまかなうことができます。
デザインが良いので、性能重視というよりはインテリア性の高いライトですね。
別記事「ソーラー充電式のアウトドア用ライトを紹介」では他にもライトを紹介していますし、あわせて『ソーラーチャージャー』も紹介しています。
ソーラーチャージャーはパネルが大きい分発電量も多いので、 USB充電式ライトやモバイルバッテリーと組み合わせて、太陽光で全て賄う「エコ装備」が実現可能です。
気になる方は記事をチェックしてみてください。
それでは最後に、この記事のまとめです。
おすすめアウトドア用ライト まとめ
今回は「おすすめアウトドア用ライト」をテーマに記事を書きました。
前半ではライトの種類と選び方を、後半では性能別におすすめライトを紹介しました。
この記事では紹介しきらなかったライトがまだたくさんあるので、それぞれリンクから探してみてください。
以上、この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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